セッション録 - 土星op期にやり忘れた宿題 Part 5
↑からのつづきです。全90分・ノンストップのセッション記録は、Part 6 が最後になりそうです。
引き続きXavier:
もちろん、浮き沈みはあるでしょうし、あなたが何も彼に対して悪意を持ってやったことではないので、謝るのではなくて説明することが必要です。
「自分は今までこんな風にやってきたので、これからは別のやり方を学ばなくてはならないと思っている。そしてこうやって今も学んでいる。だから、そんなに激しく反応しないでほしいし、わたしを罰するような態度をとらないで。」
といったように。 彼はあなたにとっての罰する人(Punisher)的な立ち位置に立ててしまう人だからこそ、そのように伝えることが大切です。 あなたが以前わたしに話してくれた図式(被害者ー加害者ー救済者=カープマンのドラマトライアングル)において、あなたが「救済者」に容易に同一化するならば、あなたにとっての彼は、「罰する人=Punisher」に容易になりうるでしょう。 いろいろな意味でそのことを意識してみるといいでしょうね。
この3つ目の質問ついて何か疑問はありませんか?
Naoko:
パートナーとの間でのことは、わたしの傾向も含めて、とても明確になりました。 ただ、彼がわたしの説明を聞くキャパが今あるかどうか、ちょっと自信がないですね。
Xavier:
なるほど、そうであればこんな風に話はじめてみてはどうでしょうか?例え彼があなたの言うことにネガティブな反応をしたとしても、
「わたしが何か間違えた方法を取ると、あなたはわたしを罰するかのように責めますね。」と。(※相方はDECに♋火星を持っています。怒ると言葉で攻撃的になる時があります。)
あなたにはそのように伝える権利がまずあるわけです。 彼がどんなに動揺しても、このメッセージは伝わらなければならないのです。そしてその後、あなたが彼に説明できる瞬間がやってくるでしょう。 「わたしが間違えを犯して、そんなわたしをあなたは罰しようとする。」という公式は、このような状況で採用されなくてはなりません。
そして、3番目の質問の前に、4番目の質問に移りましょう。
※質問の内容は、わたしがパートナーと一緒に事業をするのがどうかといったことです。
まず大まかに言うと、彼のような非常に豊かで複雑な8ハウスを持つ人と事業を通して関わっていくことは容易くないでしょう。太陽双子座そして月天秤座としての論理は、一方では彼を助けたい・応援したい、他方では、一緒に色んなことができなくなってしまうほど事業にのめり込んでほしくない、となります。 どちらも論理的には現実的で正当なことです。 でも、あなたの側で、「そうか、事業を一緒にするというのは繊細さが伴う行為なんだ」と認識しなければなりませんし、夫婦としての選択をする際に、注意することも同時に学ばなければなりません。 そしてもう一つ理解していおくべきは、自分よりもコントロールの傾向が強く、より過激かつ人間的な要素を理解するためのツールが少ない人と一緒に仕事をしなくてはならない、ということです。 つまり、あなた方は簡単に「権力闘争」に陥ってしまいがちだ、ということなんです。
Naoko:
今、もうすでにその「権力闘争」状態にあると思います(笑)。
Xavier:
そのことを認識し、今後回避していくための時間はまだありますよ。 彼は非常に客観的で物事を明確にしなければならない人ですし、ビジネスを共にする上で、あなたは彼より多くの経験を積んでいて、事業はあなたのテリトリーである日本にいて行うことになりますね。 そして、彼は日本という新たな場所で学び彼自身が順応していく必要があります。 その学びと順応のために、8ハウスのエネルギーは使い果たされていくでしょう。 だからこそ、わたしからのアドバイスは、できるだけ共に事業をする機会を避けることです。 彼の無意識の奥深くで、事業を共にするという機会を避けるために、彼の領地・テリトリーを示すために、彼自身の葛藤を利用しているのです。 あなたという伴侶に支えられれば都合がいいのかもしれませんが、彼はすでにあなたのことを、あなたの自然な傾向を知っている分、支えられたら支えられるほど、自分自身の中に葛藤が生まれ続けることをわかっていて、そんな自分をごまかすことはできません。 つまり、一緒に事業をしないというん宅は、全く悪い選択ではないのです。 だから、彼はこの状況を自分のテリトリーを示すためのアドバンテージとして捉えているはずです。 あなたが、自分の理想と交渉をしなければならないのです。
Naoko:
これ(=事業を一緒にするということ)は、そもそもわたしの理想なんですね!?
Xavier:
あなたの月天秤座が抱いている理想でしかありませんから!!!そして、あなたが子供の頃からずっと両親に見ていた様子ーわたしの両親は一緒にいろいろなことをするーという考えであり、あるいは、あなたのお母さんが抱いていた理想かもしれませんね。
直子
ええ、まさに、、、そうか、、、うーん、、、、(頭抱える)
Xavier:
大丈夫ですよ、、、。まず、彼があなたとは違う時間軸で仕事をすることになったとしても、それも彼が日本での生活に慣れるまでのことであって、問題ありませんよ。 それに、あなた方の関係がどんどん濃厚になっていくわけですから、そうやって別々の時間が取れることも、あなたにとって悪いことでは全くありません。 あまり長く一緒に居て息苦しく感じるのは、彼よりもあなたの方だと思うんですね、なぜならあなたが風のエレメントの人だからです。 彼の方は、自分が順応する目的以外の部分を全てシャットダウンし、それが必要な時はあなたという存在を度外視して、やぎ座という土のエレメントの月として、自分のことに集中することができるわけです。 しかし、あなたはというと、コミュニケーションを必要としますから、あなたは彼よりも早く且つ容易に息苦しさを感じてしまうでしょう。 あなたは、彼の日本来日と居住を実現することをはじめ、すでに多くのことを彼のためにしているし、彼もそのことをよくわかっています。 彼にとって「葛藤を感じる時間」は必要です、なぜなら山羊座と乙女座の月は、いつでも不平不満を口にしなければならない人たちなのです。 そして、あなたはそんな不平不満を口にしている人を見かけたら、「わたしが救済者ですよ~!はいお助けしますよ~!お助けしましたよ~!で、次はどんな問題ですか?」といったように振る舞うわけですね。
Naoko:
(言葉を失い気味に、、、)ザビエさん、、、全くその通りなんですけど、、、
Xavier:
いいんですよ、彼には不平不満を言わせてあげましょう。それでいいんです。その背後に一体何があるのだろう?彼は一体何に対しての文句をそこまで言っているんだろう? それは傷ついた子供が文句を言っているのか?または、彼自身の「自分は十分でない」ということへの恐れなのか?または、彼がビジネスマンとしての自分の無力さに対する恐れなのか? それとも、社会的不公正を訴えることへの恐れなのか、または、宗教的な偏見なのか、、、といったように様々な要因が考えられるわけですね。だからこそ、彼にとって不平不満を口にするというのは、 ある種の消化作用をもたらしているのだと思います。そこにわたしも耐えなくてはならないけれど、一体どうすれば耐えながら区別することができるのだろうか? その答えは、「自分自身の感情と繋がる」ということです。
本当に助けが必要なのか、それともただ文句を言いたいだけなのか?
彼はその問いについては答えを本来よくわかっていると思います。 あなたから聞いた「彼」という人は、わたしにとってはとても正確な人に映っています。 何かをしたいとき、彼は "こうしてほしい "と言える人です。 あなたの場合、風のエレメント質が強いし、月も風なので気分が変わりやすいところがあります。最初は熱心に手伝えていても、そのうち 「今はそんな気分じゃないなあ」と。 もし更年期の症状が始まったりしたら、あなたは今よりも傷つきやすく、不機嫌になる瞬間もきっとあるでしょう。 そんな瞬間すらも探求する必要があります。 恐れてはいけません。 あなたはより大きく、より豊かに成長しなくてはならないのですから。
つづく