見出し画像

PITTZZ × LAMES

伊藤です。
4月〜5月上旬にかけて1ヶ月ちょっとの間買い付け行ってきました。
旅に付き物のトラブルありましたが、良いバイイングできたと思います。
しかしながらトラブルの引きあるなぁと。。
今回のnoteの本題はそれじゃないので、買い付け日記的なのはまた今度時間ある時タイミングで書いてみます。

今回の本題
PITTZZオリジナルで靴を作らせてもらいました。

PITTZZ × LAMES
Original Leather western chelsea boots

W name


PITTZZ店舗で以下日程にてオーダー承ります。

2023/5/16(火曜)〜5/21(日曜)

ここからは靴と靴職人のご紹介、作るに至った経緯など話したいと思います。
ちょ〜長文です。

まず最初に何と言ってもオリジナルシューズ作りに協力して頂いた職人さんブランドのご紹介。

HAN SHOEMAKERのハン氏。
靴業界で働かれている方や業界に詳しい方、最高峰の高級靴に精通している方ならご存知でしょうか。
と同時に何でこんなしがない古着屋でハン氏の手がける靴をオリジナル制作なんてできるのかとお思いの方もいらっしゃるかもしれません。
僕自身そう思います。

ハン氏改め、普段通りの呼び方にさせて頂きますが、ハン君とは同い年の友人でかれこれ15年くらいの付き合いになります。
最初の出会いは自分が前職場の古着屋に入社して間もない頃、ハン君がお客様として来店していたことがきっかけで、話をしていく中で、古着好きの同じ年、靴職人を目指して勉強中と聞き興味深いなと思い、仕事外の交流につながりました。

自分 : 将来は自分で古着屋をやりたい
ハン君 : 将来自分で城かまえて靴作りをしたい

二十代中頃、まだまだ歩き始めたばかりでしたが、お互いの夢を語らい刺激をもらう存在でした。

時は流れ、先にハン君は靴のOEMを行う職人として独立します。
名だたる名ブランドの靴作りを請け負う本物の職人。
HAN SHOEMAKERとしてブランドをスタートしたのが2020年。
たまたまPITTZZのオープン年も同じ2020年。
縁ってあるもんです。
彼の靴を買いたいと思い続けてた僕はアトリエを訪ねます。
最初にChukka bootsとChelsea bootsをオーダー。
Chelsea bootsはインラインで作っていなかったので頼んで作ってもらいました。
後でふれますが、今回のオリジナルシューズの原型はこのChelsea bootsです。

過去に一通りアメリカ、イギリス、フランス辺りの海外有名ブランドの靴は履いてきてましたが、彼の靴を履き概念変わるあの感覚が今でも忘れられません。
どハマりした僕はそのあとChelsea boots色違い2足を買い、1年の大半彼の靴を履いています。

ハン君と話していると、彼の人柄が最高なのはもちろん、シャイな性格で言葉少なですが拘りと説得力がすごいなといつも思わされます。
ブランドスタート年の2020年といえばコロナスタートのタフな年でもあります。
ブランドを知ってもらう為にOEMで手掛けていたブランドを伝えたり宣伝みたいのはしないの?と聞いた事があります。

彼はこう言いました
「いや〜そういうのはしない。
やっぱりクオリティーファーストだよ。
俺のやる事は一足一足拘って良い靴を仕上げて喜んでもらう事。
靴に絶対の自信あるから。」

痺れました。
彼自身本当に謙虚な人柄で友人の僕にもやってきたことなどすごみの多くを語りません。
芯の部分に職人として絶対の腕と説得力があるのが本当にいつもすげ〜かっこいいなと尊敬します。

今や日本のみならず海外からわざわざオーダーする為に工房を訪ねるお客様がいたり、すでに靴職人をしている方が勉強の為にと門を叩くことがあるほど。

拘ってやり続ければ必ずしも伝わるかというと、実際は容易な事ではありません。
商売だけど好きな事だから拘りもってとことんやろうっていうのが業界違えど共感します。
出会った頃に「いつか、何か、間違いないかっこいいことやろう、そういうのはきっと伝わる」なんて話したり、時間経過しお互いやめずに走ってて、紆余曲折こういった機会を一緒にできることを本当に嬉しく思います。

前置き長くなりましたが、、
今回HAN SHOEMAKERから新しくLAMESというブランドをスタートします。

*LAMESブランドコンセプト
「HAN SHOEMAKER同様のクオリティーでありながら、職人の手作業の痕跡を残し、敢えてそれを見せる事でお客様と繋がる感覚を目指し制作。ハイクオリティな最高峰の技術で不変的かつ超普通な最高級の靴作りを目指している。」

職人としての人柄があらわれているなと感じます。

ブランドスタートと同時に第1弾のコラボレーションとして
Leather western chelsea bootsを作らせて頂きました。

好きなサイドゴアチェルシーブーツにウエスタン刺繍を施したブラックレザーブーツです。
刺繍も同色黒ステッチでさりげなく。
自ら試作を重ねて生まれたHANオリジナルの木型。
その美しいフォルムは靴の職人さんがあの木型はずるいと言っていた事があります。
今回使用した革はドイツ製のワインハイマーという最高級のボックスカーフ。
スタイルの幅を限定せず様々なスタイルにハマるとても色気のある靴に仕上がりました。

彼の作る靴は高級靴がゆえにフォーマルなイメージがあるようですが、それだけではなく古着や一般服との相性抜群です。
職人の彼自身が古着を好きな事もあり、普通にそういった服とも気軽に合わせて欲しいと言います。

今回は受注生産になります。
お店に御来店頂き、サンプルをご覧頂き、フィッティングシューズをご用意致しましたので実際にフィッティングシューズを履いてサイズをお選び下さい。

幅広くサイズご用意しましたのでメンズだけでなくレディースサイズも可能です。

納期は6ヶ月後になります。

PITTZZ × LAMES
Original Leather western chelsea boots
¥154000(税込)

自社で一貫した生産を行ない、中間コストをかけずに生産できるHAN SHOESMAKERだからこその価格とクオリティーです。

このタイミングでないと手に入らないオリジナル別注、受注生産の特別な靴。
今まで良い革靴を履いてきた方にも、まだそういった革靴を履いた事ない方にも心からおすすめできます。
一生物をぜひこの機会にお試し下さい。

なお買い付け商品も日々ガッツリ入荷です。
良い内容と思います。
一期一会の古着の出会いも楽しみに御来店頂ければ幸いです。

改めてこの様な特別な機会に最高な物を提供してくれるハン君ありがとうございます。
弟子の中野君もありがとうございます。
(中野君は元教員。やめて靴職人を目指し修行中。アトリエの拠点を甲府に引っ越したハン君についていく気合いはいったナイスガイ。)
二人三脚でやっているナイスコンビです。

長々とありがとうございます。
御来店お待ちしております。


手作業の痕跡



日程
2023/5/16(火曜)〜5/21(日曜)
火曜〜土曜 13:00-21:00
日曜 13:00-20:00

場所
PITTZZ
150-0001
東京都渋谷区神宮前2-16-16 Kurosu3ビル 2階
03-6447-4324

Instgram account
@han.shoemaker
@lames_shoe



いいなと思ったら応援しよう!