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初アメリカ珍道中 Stuff Satoの編 Vol1 🇺🇸

スタッフの佐藤です。

今回プライベートのお休みを頂き初アメリカへ行ってきました。
感じた事を自分なりに書いてみます。

11月2日から11月14日の12日間、単身アメリカに行って来ました。
海外に行くことも初めての経験です。


まず、アメリカに行こうと思った理由から少し書こうかなと。

約1年程前に、オーナーの翼さんとがっつり服の話し、ファッションの話、古着屋としての在り方などなど。話したのがきっかけでした。


正直、今までの古着の概念からファッションの考え方まで、良い意味で全てぶち壊されました。

いろんな事を日々学ぶ中で、現地買付の魅力を感じてながら、自分自身が現地の空気を知らないことに違和感を感じていました。
これもアメリカを決めた理由の一つです。

SNSが普及している中で、現地に行ってハンドピックすることがどれだけ大切か。

どれだけリアルな物、事をお客様に届けれるのか。

古着には、背景、ストーリーがあるから面白い。

現地で色々感じて来ました。

ここからは、現地着いてからのお話を。

約10時間のフライトを終え、ついにロサンゼルス国際空港到着。
着いた瞬間は、ついに来た!!という感覚でした。

最初に入国審査へ。
全然何言ってるか聞き取れず、めちゃくちゃ手こずりましたが、やっとクリア。一安心。

その後、バスでレンタカー会社まで向かいました。

車をピックするのすら、一苦労。
奇跡的に、日本語を喋れる方がいてやっと借りれました。出会いに感謝です。
左ハンドル、右側通行、何もかもが日本と違う中、初運転。

めちゃくちゃ緊張しながら、何とか最初の古着屋に到着しました。

到着して、初めて現地のリアルな服を見た瞬間に感じたこと。
それは、値段の高さにビックリ。
想像を遥かに上回ってきました。
これは、色んな意味で厳しい戦いになるなというのが第一印象でした。

そして、次に向かったのはスリフトショップ。
なんか掘り出せるかな〜という気持ちでいざ入店。
あまりの広さにビックリ。
早速、アメリカらしさを感じれました。

最初の2日間は、ロングドライブはせず、ロサンゼルス内で古着屋、スリフトをひたすら回りました。

2日目にして最初のハプニング。
まさかの駐禁を切られるという問題が起こりました。笑
なんとか対応できましたが、違反料75$。
日本円にして約11000円。
まあ良い経験だなと思い、何とか2日目も終了。

3日目の朝、いよいよサンフランシスコへ向けて、初めてのロングドライブ。
少しずつ運転も慣れてき、約7時間のロングドライブを終えてサンフランシスコ到着。

最初に向かったのは、ヒッピーの聖地。
ヘイト•アシュベリー。

路上ではギターを引き、スピーカーで音楽を鳴らし、歌を歌っている。そんな集団があちこちに。
ここでも日本では味わえない空気を味わえました。

とにかく自由で、個性的な街並みが印象でした。

4日目は、ついにアラメダフリーマーケット。
アメリカでの初フリマ。
朝は4時に起き、真っ暗の中会場へ向かいました。

朝6時から開催の中、5時に会場到着。
もう既に、めちゃくちゃ並んでいました。

早朝の暗い中、懐中電灯やスマホの灯りで古着を見てる人ばかり。まず、この光景を自分の目で見れて、嬉しかったです。

ただ、そんなこと思ってる場合じゃないと思い必死にディグリモードに。
なんとか数着買えました。
初フリマ、日本では絶対に味わえない雰囲気、めちゃくちゃ良い経験でした。

10:00ぐらいにフリマを切り上げ、また7時間のロングドライブ。
ポートランドへ向けて、その日はメドフォードで一泊。

この日辺りで、もう運転はだいぶ慣れていました。

5日目は早朝メドフォードから4時間の運転を終え、ポートランド到着。

ロサンゼルス、サンフランシスコとは全然違って、田舎で、めちゃくちゃ静かな場所。
地元の宮崎に帰ってきたみたいな感覚で、なんか感動していました。笑

6日目もポートランドで古着屋、スリフトをひたすら回ってきました。


この時点で約50点。
少ないのか、多いのかも分からず。

7日目は、最終地点のシアトルまで移動からスタート。
昼頃にシアトル到着。

次の日の朝には、折り返しをしないといけなく、超タイトスケジュールだったので、詰め詰めの中、どさ回り。

シアトルの古着屋で、素敵な出来事があったのでちょっとだけ。

アメリカの古着屋で働いてる人。
まだ18歳。

色々話している中で、急に日本語をちょっとだけ話しだしました。最初は普通に会話していましたが、ん?ここはアメリカだよなと思い、なんで日本語?と聞くと
独学で勉強してるんだ。留学に行きたいと言っていた。
いろんな国を見たいし、経験したいと。

18歳でこの行動力凄いな〜と感じました。

話しの流れで、インスタはやってる?と聞くと、
「僕は人と電話をしたり、直接会うのが好きなんだ。だからやってないよ」と言われ、なんかカッコよく見えました。

少しだけ簡単な日本語を教え、英語を教えてもらいました。

この一つの出来事、ストーリーが生まれたのも、今回アメリカに行ったおかげ。
一つ、自分にとっては良い思い出になりました。

8日目、9日目、10日目は、折り返しのロサンゼルスへ向けてほぼ移動日。
計、20時間ぐらいの超ロングドライブ。

その中で、体力的に余裕があったので、今回行きたかった一つである、Stand by Me のロケ地へ行ってきました。

恐らく見たことない人のほうが少ないぐらいの映画だと思います。

そんな映画のロケ地を自分の目で見れたのは、なんか感慨深かったです。

街自体は、メインストリートが1本あるのみで、街行く人が全員顔見知りの小さな街でした。

日本人だと気づいたら、心地良く歓迎してくれるし、ブランズビルに住んでいる方と話すこともでき、現地に行ったご褒美かなと。

良い思い出です。


10日目に、超ロングドライブを終え、やっとロサンゼルスまで帰ってきました。

11日目は、有名なフリマ。
ローズボール。

この日は3時起きで4時に会場入りで入場待ち。

アラメダのフリマの経験を活かして、早い段階で会場に入れました。

古着だけではなく、いろんな物が個性豊かに出店しており、これもまた日本じゃ味わえない雰囲気。アメリカを感じてきました。

ローズボールを昼過ぎには切り上げ、スリフト回り。
1日中服を見回って、楽しくて仕方がなかったです。

12日目は、ミリタリーショップ、アンティークモール、スリフトを見回ってバイイング終了。

あっという間の12日間でした。

12日間、古着屋、フリマ、アンティークモール、スリフトショップ、ミリタリーショップを見て、感じたこと。

ヴィンテージの値段の高さ、スリフトと呼ばれるリサイクルショップでのハンドピックの難しさ。それと同時に、まだまだ可能性を感じれたりと、本当に色々味わってきました。
ハンドピックする中で、その中にも一つのストーリーが生まれ、よりバイイングの楽しさにも気づけました。
ハンドピックの大切さを、改めて直で感じれたのが何より大きかったです。
やっぱり古着は現地買い付けが醍醐味だなと。

ここで今想っている事を少し。

今現在、円安で物価高という最悪の状況の中、現地に行ってハンドピックしてるお店がどれだけ凄いのか、拘っているのか、少しは肌で実感できたかなと思います。
それに付随して、こんな状況の中でも、根気強く現地に行く理由が多少ですが、分かった気がします。

経費、労力、色々かかっても、お客様に伝えたいことはそれ以上にある。その大切さ。

アメリカに行ったからといって、何か特別な資格が得られる訳ではありません。
ただ、現地の空気を味わうことは、何よりも大切なことだと、今回で確信に変わりました。

アメリカ行く前に、アメリカに1人で行くなんて気合い入ってるね!と何人かの方に言っていただきました。
ただ、一昔前は、現地に行くのなんか古着屋としては当たり前のこと。

今じゃ行ってる人がすごいと言われてしまう現状。
若い世代がしっかり継承していかないとカッコいい文化が廃れてしまいます。

今回、別に特別なことなんかしていません。
古着屋スタッフとして当たり前の事をしただけだと思っています。

アメリカ、ヨーロッパ、現地に行きたいと思っているだけでは何も始まりません。
行きたいなら行くべきです。
好きなことなら、とことん追求してやるべきです。

今回のアメリカの経験は間違いなく、自分の人生においてプラスになりました。
それは物が買えた、買えなかったそういうことではなく、直で現地の空気を味わえたこと。
リアルなアメリカを知れたこと。
それが1番大きかったです。

ただ、1回行っただけでは意味がないと思うので、来年も必ず行きます。

以上、長々と書いてしまいましたが、まだまだ感じたこと、話したいことはたくさんあるので、是非店頭で直接話させてください。

これから僕は、返済に向けて頑張ります、、。
まずはクレジットカードの後から分割作業するのでこの辺で失礼します!笑

長文お読み頂きありがとうございました。
これからよろしくお願い致します!

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