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そのデータは”事実”ではあるけど、”本当”かどうかはわかりません。


Writer

望月航介

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みなさんデータは取りたまってきているでしょうか?

今回は、すごく当たり前の話ですが、データは取りためていき、1日1日のデータで一喜一憂をするのはやめようというお話です。

僕はデータをいっぱい持っているので、その日のデータがどういう意味を持つのかは理解できます。

データを使い始めた人、あまり見た事がない人はその日のデータだけで何か一喜一憂してしまう傾向にあります。データが威力を発揮するのは取りたまってきてからです。時間を要します。

僕は依頼を受けて、フィジカル測定や、G P Sを使ってゲームでの測定をさせてもらったら、フィードバックします。

その際に、必ずお伝えするのが、今日1日だけでは全てはわかりません。ということです。

すごく無責任と思われるかもしれませんが、データはその時の“事実”を出してくれますが、“実力”なのかどうかはその時点ではわかりません。たまたま調子が良かったかもしれないし、悪かったかもしれない。怪我していたかもしれないし、監督に怒られて萎縮していたかもしれない。

なので、ポイントでの測定は、僕が持っているデータ、試合内容を総合して比較してフィードバックさせてもらっています。

自分が指導しているチームであれば、データがたまっていますから、良い傾向にあるのか、悪い傾向にあるのかわかります。

僕はチームの選手間の比較はあまり必要ないと思っています。今日のゲームでAは良かったけど、Bは悪かった。AはAの平均値からすると2S D良くなっているとか、Bは平均値からすると、トップスピードが特に良くない。など、その選手自身との比較をすべきだと思っています。だから、データを取りためて、その選手をその選手自身と比較して、その選手となりを理解する必要があります。その選手にとってどうだったのかという視点です。

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