サッカーのダイナミックトレーニング9 〜補足とセッション構造と構造化TR〜
Writer
坂本 圭
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補足
今回は、これまでのダイナミックトレーニングの補足「高強度のダイナミクス(アクション)」「ウォームアップの分類」と、その日1日の「セッションの構造」について説明します。
その後に「プレシーズン」の考え方と、プレシーズンに採用するフランシスコ・セイルーロの「構造化トレーニング」の4つのレベルについて説明します。
高強度のダイナミクス(アクション)
その日の選手間/チームの調整
最初は、高強度のダイナミクス(アクション)の補足です。
筋力は、筋肉の緊張を通して、特定のプレーの状況の必要性に合わせて動きを発生させる能力です。
イタリア人の有名なフィジカルコーチであるComettiは、筋力について以下のように述べています:
筋力は、唯一のコンディション能力です。それは現在、筋力の表れだと考えられているその他の全ての基礎となっています。(Cometti, 1998-99 Gilles. Fútbol y musculación. Inde)
「筋力は、唯一のコンディション能力」名言ですね。
下の図を見てください。
フランシスコ・セイルーロ(1998)は、コンディション能力の基礎となるのは筋力、持久力、スピードであり、それらをサポートするのが柔軟性とコーディネーションであると述べています。
人間の基本的な身体能力である、筋力、持久力、スピード。
持久力のレベルを維持するのをサポートし、スピードに直接的に影響を与えるのが筋力です。
これらの身体能力(筋力、持久力、スピード)をサポートするのが、柔軟性とコーディネーションになります。
筋収縮の条件
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