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Pittaで正社員2名の採用を実現。創業期のアンドエルがカジュアル面談を活用する理由とは

「人生を、ととのえる」をミッションに掲げ、健康寿命にアプローチする事業を展開するアンドエル株式会社。ヘルスケアスタートアップとして、個人向けの会員制予防ケアサービス『AndL Doc』、法人向けオンライン診療サービス『AndL Work』を展開しています。

代表の古橋智史氏は、これまでにスマートキャンプやHIRAC FUNDを設立し、連続起業家として活躍。2023年に創業したアンドエルを「最後の起業」と位置づけ、覚悟と情熱を持って事業に取り組んでいます。

同社は創業当初リファラル採用に注力していましたが、採用の幅を広げるため、2024年にカジュアル面談プラットフォーム「Pitta」の法人プランを導入。その背景や採用の変化について、古橋氏に詳しくお話を伺いました。

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<お話を伺った方>
古橋 智史(ふるはし・さとし)氏(@satopooh
アンドエル株式会社 代表取締役

プロフィール
1988年生まれ。株式会社みずほ銀行、株式会社Speeeなどベンチャーを経て2014年スマートキャンプ株式会社を設立。同社を 2019年マネーフォワードにM&Aし、グループジョインし、2020年にはマネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社「HIRAC FUND」を設立。 2023年10月アンドエル株式会社を設立。

リファラル、SNS、Pitta。創業初期の採用戦略

── はじめに、アンドエルさんの事業について教えてください。

アンドエルは、2023年10月設立のヘルスケアスタートアップです。社名の「アンドエル」には、「安堵を得る」と、「大切な人生(Life)と共に(and)」という思いが込められています。

挑戦するすべての人達の健康をサポートするため、現在は2つのサービスをリリースしています。会員制予防ケアサービスの『AndL Doc』、法人向けオンライン診療サービス『AndL Work』です。『AndL Doc』は、パーソナルドクターズによる個別対応で、日常的な健康管理をサポートする会員制サービス。『AndL Work』は、企業で働く従業員が、オンライン診療を通じて健康相談や医療サポートを受けられる法人向けサービスです。

── 現在の組織の状況について教えてください。

15名ほどの少数精鋭のチームで活動しています。マーケティングやデザイン、プロダクト開発を担当するメンバーが数名在籍し、医療分野では非常勤の医師、看護師、そして医療事務のスタッフがサービスを支えています。

直近では新たに2名の正社員が加わり、着実に組織が拡大しているところです。創業初期はリファラル採用に強くこだわり、ほとんどのメンバーが紹介を通じて加わってくれましたが、直近ではPittaを活用した採用活動を進めています。

── リファラル経由で採用していた中、どういった背景でPittaを導入いただいたのでしょうか?

リファラルに絞らず、採用の幅を広げていくフェーズを迎えたことがきっかけです。最初はFacebookやXなどのSNSを使って採用情報を発信していたのですが、投稿がすぐに埋もれてしまい、目に留まりにくいという問題が浮上しました。さらに、ダイレクトメッセージで個別にアプローチしても、思うように採用につながらないという課題にも直面していました。

SNSでの採用に限界を感じていた中で、導入を決めたのがPittaの法人プランでした。Pittaのプラットフォームを活用することで、SNSでは実現が難しかった候補者へのアプローチができると考えたんです。

変化の大きいフェーズだからこそ、カジュアル面談が最適

── Pittaのどういった点が導入の決め手だったのでしょうか?

Pittaの一番の魅力は、カジュアル面談という形式でアプローチできることです。面接のように一方的なコミュニケーションではなく、応募者との自然な対話で互いの理解を深めることができます。

というのも、僕らはPMFを達成した段階にはなく、事業内容や役割も変化していく柔軟なフェーズにあります。だからこそ、職種を厳密に区切って面接するのではなく、カジュアル面談を通じてオープンポジションとして目指す方向性や価値観を共有するほうが、よりフィットすると考えたんです。

── Pittaは無料でプラットフォームを利用できますが、有料の法人プランを利用するに至ったのはどういった理由でしょうか?

スカウト機能である『おさそい』を活用したかったため、法人プランを導入しました。今は売り手市場で、ただ待っているだけでは優秀な人材を確保するのが難しい時代です。これはアンドエルに限らず、どの企業にも共通する課題だと思います。実際に、Pittaを通じて採用した2名も『おさそい』をきっかけに入社が決まりました。

── 2名の入社が決まったとのことですが、創業期の採用要件は高い印象です。理想的な方と巡り会えたんですね。

はい。お二人とも20代で、共に大企業からの転職組です。前職でも以前も若手メンバーが急成長し、活躍してくれた経験があったので、可能性溢れるお二人と働けることに僕自身も魅力を感じています。

また、アンドエルが手掛けるヘルスケア分野は、健康や家族といった非常に身近なテーマです。この点にお二人とも共感し強い関心を持ってくれたことも、入社の決め手になったのではないかと考えています。

ミッション「人生を、ととのえる」に向かって、共に成長していく組織をつくる

── 古橋さんの採用に対する考え方について教えてください。

スマートキャンプ時代を振り返ると、当時はまだ無名の企業だったため、すぐにCxOクラスの人材を採用できる状況ではありませんでした。それでも、少しずつ優秀な人材を見つけ、共に力を伸ばし、最終的にはCxOクラスまでメンバーが成長していく姿を見てきました。この経験が採用に対する考え方の基盤となっています。

現在、スタートアップ業界では知名度のあるメンバーが参画してくれていますが、ヘルスケア業界においては僕らはまだ新参者です。だからこそ、アベンジャーズのように一気に凄腕のタレントを集めるというよりも、少しずつ仲間を増やし、共に成長していくことを大切にしています。

── これから、どのような組織をつくっていくのでしょうか?

今は少数精鋭のチームで、全員が同じ目標に向かって一丸となって取り組んでいますが、今後、組織が10倍、20倍と大きくなっても、今感じているこの一体感や価値観を失わないようにしたいです。

組織の成長は、一人ひとりの成長とともにあります。メンバーそれぞれが自分の強みを活かし、時には新しい役割に挑戦しながら、組織全体としても進化していく。そんな、個々の成長がダイナミックに絡み合い、大きな力となるチームを作り上げていきたいですね。

── 古橋さんは起業家や投資家としての豊富なご経験をお持ちですが、組織づくりなどで過去の経験が活きる場面も多いのではないでしょうか?

意外とそうでもなくて(笑)。ここ10年で気づいたのは、人も事業も環境も、そして時代も全て異なるので、過去の経験がそのまま参考になることはほとんどないということです。

ただ、何かトラブルが発生したときに、「あ、これは以前にも似たような場面を見たことがある」と思う瞬間が増えているので、慌てずに対応できるようになったというのはありますね。アンドエルの組織づくりにおいても、過去の経験に頼らず、フレッシュな目で見て取り組んでいます。

── 組織についてのお話を伺いましたが、御社が今後どのような方向に進んでいくのか、事業の展望についても教えてください。

アンドエルのミッションは「人生を、ととのえる」です。このミッションのもと、患者さんにとって心地よい医療サービスを提供し、健康を守り支えていくことを目指しています。また、現在、医療業界は働き方改革や技術革新など変革期に直面しています。より快適で柔軟な働き方ができる環境を整えることで、患者さんのみならず、医療従事者も健康な生活を送れる社会を実現したいと思っています。

── 最後に、Pittaへのメッセージをお願いいたします。

カジュアル面談という文化を作り上げたのは、間違いなくPittaだと思っています。現在はスタートアップ企業の利用が多いと思いますが、今後は大企業もカジュアル面談を活用する機会が増えていくはず。大企業からスタートアップ企業への人材の移動、その逆もさらに活発になり、人材の流動性が高まっていくことでしょう。

こうした人材の流れが生まれることで、Pittaのプラットフォームとしての価値もますます高まっていくと信じています。これからも多くの企業と人材をつなげ、発展し続けることを心から期待しています。

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Pittaチームプランとは
「会社の”知り合い”をみんなで増やそう」をコンセプトに、社員主導型の採用活動を実現する、Pittaの有料プランとなります。

主な機能に、転職・副業意欲を確認して、カジュアル面談の応募を促す「おさそい機能」や、チーム全体でカジュアル面談のPV・申込数・マッチング数の分析ができる「トラフィック閲覧機能」などがあります。

詳しくはこちら:https://pitta.me/lp/teamplan


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