2023年 #1日1句俳句写しの振り返り①
2023年もまだ数日残っているのですが
長尺になりそうなので、
始めてしまいたいと思います。
そもそも
#1日1句俳句写し とはなんぞや?
について、
詳しくは、2022年12月にアップしました
『#1日1句俳句写しをはじめてみた』
をご参照くださいませ。
一言でいいますと
毎朝、朝ごはんを食べる前の時間に
筆で1句ノートにしたためる
活動を続けております。
・スロウな自分時間
・極薄な日々の変化や自分の声に耳を傾ける
・少しでも早起きが楽しく出来たらいいな
みたいなところから。
2022年元旦から始め、
あと少しで、まるまる2年になります。
元々俳句を詠んだことはなかったのですが、
「さらっと詠めたらかっこいいな」
「季語って雅でいいな、日本語面白いな」
と、歳時記などから、
自分が惹かれる1句を選び
毎朝、写しながら、俳句を勉強してきました。
が、
X(旧Twitter)をご覧いただいている方は
ご存知の通り、
「写し、って言ってたけど、
写しはどこいった?」
という状態。
そう、
いまは最早「写し」を
ほとんどしておりません。
では、一体何をしているのか?
何がどう変化していったのか?
せっかくなので、
時系列にて振り返りつつ
検証できればと思います。
少々長くなりますが、
研究日誌のように変化を一緒に
見守ってくださると光栄です。
◇2023年1月 「石碑萌え」
年始、初詣で訪れた
地元箕面の西光寺さんで
種田山頭火の石碑を発見し、大興奮。
早速翌日に写す、といった2年目の皮切り。
(生きている間にお金積めば
どこかに石碑建てられんかな、
なんて不相応な妄想をしたのでした)
ちなみに、
句碑に興奮し、憧れるあまり
羊羹を買って、1句掘ってみた
という変態的実験が行われていました。
(掘った羊羹は美味しく完食しております)
(のちに、それが、羊羹彫刻という活動へ昇華?したのでありました)
そして、
春の七草の句は、
池田政子さんの句を超えるものはないなぁ
と2年連続で写しておりました。
空前の一茶さんブームもあったり。
フォルダスクショをご覧の通り、
1月時点、まだしっかりと写しています。
続いて2月へ。
◇2023年2月 三橋鷹女さん推し期
脱線して内容と関係ないことを呟くと、
冬の朝って、外がまだ暗いから
写真の光度編集しても薄暗いんですよね。
めちゃくちゃ灰色やんって
びっくりしました。
はい、内容に戻ります。
この頃は、三橋鷹女*さんに
ハマっている時期ですね。
2年目の写しともなると、
変わり種の句に惹かれるようになった頃。
鷹女さんの凛とする抒情、孤高なスタイルが
びびっと刺さりました。
*四Tの1人。明治から昭和へと活躍された俳人。兄の師事する与謝野晶子や若山牧水に私淑していたものの、句会に属さずにソロ活動の時期も多かった。
そう、2月5日の星野立子さんの
『この道も やがて凍てんと 歩きゆく』
は、ちょうど旧Twitterの凍結祭りの頃。
写しの句の選定も、
日記のように、日々の出来事の暗喩?として
選ぶようになっていきました。
1年目は、
「この季語好き」
「子規&漱石、推せる」
とか、直感的な好きを理由に
選定していました。
2年目は、日々の暮らしにリンク
することが多くなりました。
まだ写しが多い2月でした。
さて、3月にいきましょう。
◇2023年3月 眩しい!眩しすぎる!
2月に続き、
絵日記の絵を借りるように
俳句を写している様子です。
ただ、
「推しに会えた!眩しい!眩しすぎる!」
「風光る、って季語使いたい!」
「梅の花の香り、あんめぇ(甘くてをかし)」
とボルテージが高まったときは
能力発動されて自分で詠むなどしていました。
感動が一定線を超えたら、
生まれる!というところでしょうか。
自分の言葉が出るときは自分の言葉で、
出ないときは1番近い言葉を借りる
という感覚が近いです。
ここまでで1〜3月。
3月は31日のうち、10日間が自分の句に。
1/3 句が生まれて、
2/3「写し」が残っている状態でした。
ちなみに、
1月のオリジナル句が3句。
2月のオリジナル句が0句。
2022年のオリジナル句は累計16句でした。
あと3句で、昨年の合計よりも多く
オリジナル句を詠むことになりますが、
それを超えることは出来るのか?
そして、
「このペースで振り返るのか?!」
という不安もありますが、
お付き合いいただけたら幸いです!
次回に続きます!