見出し画像

第9回「エンディングノート」その1 エンディングノートを書く前に

その1 エンディングノートを書く前に

今回は終活の第一歩、エンディングノートのお話をさせていただきます。
まずは前回のおさらいです!

エンディングノートとは、どんなものでしょうか?

「エンディングノート」とは人生の最期に備えて自分の思いや希望を記録するノートです。エンディングノートを書くことで、自分が終わった後も自分の思いや願いを家族に伝えることができます。また、これまでの人生を振り返りながら、今後の生き方を考えることもできます。

大事なのはわかるけど、、、。
「どう書けばいいのかわからない」と悩んでしまう人も多いでしょう。では、エンディングノートを書く前に知っておきたいポイントについて話します。

エンディングノートを書く前に知っておきたいポイント

①書き始めるタイミング
エンディングノートを書き始めるタイミングは特に決まっていません。年齢にこだわる必要はありません。「70歳になったら書こう」とか「80歳になってからでも」とか考える方もいるかも知れませんんが、重要なのは自分が書くことに決心をした時です。軽い気持ちでスタートしましょう!

ただ、病気や認知症、交通事故などに遭ってしまうと手遅れになる可能性があります。できるだけ早く書いた方がよいと思います。

ちなみに、一度全部書いたらそれで終わりではありません。 なぜなら、自分の想いや財産の内容などは、時間の経過と共に変わっていくからです。一度書き終えた後も 定期的に内容を見直すことが大切です。


②どんなノートを使えばいい?

特に様式に決まりが有るわけでは無いので、どんなものでも構いません。本屋または文具店で購入することができます。

お店で買わずに大学ノートやパソコンなどで自分でエンディングノートを作るのでも構いません。インターネットでひな形式をダウンロードしたり、エクセルやワードを使って独自に作ったりすることもできます。
保険会社や自治体・NPO法人などで配布している所もあります。

私の個人的なおススメは「一般社団法人 終活協議会」より販売されているエンディングノート(500円+税)です。
数あるエンディングノートのなかで、私の主観ですが今のところ一番書きやすいかなーと思っています。


③書く内容はどんな事?
●自分自身の基本情報について
●財産や債務の状況について  
●個人情報や契約関連について  
●親戚や知人の連絡先について
●葬儀・埋葬の方法について
●自分史について

これらの項目を全部書く必要はありません。
また書く順番は上から順番に書く必要はありません。残される家族にとって必要な項目だけを書けばよいと思います。
逆にこの項目には無いけど、自分が必要と感じた事項があれば、自由に付け足して大丈夫です。


④エンディングノートと遺言書の違い
一番の違いは法的効力の有無です。
遺言書には法的効果が有りますが、基本的にエンディングノートに法的効果はありません。エンディングノートには法的効果がない分、書く内容も形式も自由に作成することができます。

一方、遺言書は所定の形式で相続財産の処理について書かれていなければ、遺言としての効力を有しません。ですので、エンディングノートと遺言書はどちらか一方を作成すれば良いというわけではなく、両方が必要になってくる場合があります。

今回のエンディングノートについての内容はいがでしたでしょうか?
次回は書く内容について詳しくお話ができればと思います。

ご閲覧いただき、ありがとうございました!
では、またお会いしましょう!!


いいなと思ったら応援しよう!