【かばん屋のラン活】 ついに決めてしまった...! 2023年度入学
こんにちは、MDユウキです。
ただ今娘のラン活中です。
「ラン活始めました編」
「カタログ届いたよ!編」
「機能を調べたよ!編」
「家族会議!編」ご参照。
そして、、5部作(長すぎ)の最後、
「ついに決めてしまった...!編」がこちらになります!
いやあ、ついに決めてしまいました。
販売会・店舗で見て決めた、我が家の最終結論は、、、、、、、、、
★ 土屋鞄 RECO グレー !!!
うおお、やはりこうなったか、、!
結構右往左往して辿り着きましたよ!
しかし、ラン活、何が大変て、、
とにかく現地で見て選ぶ、というのがなによりも大変でした!!泣
そういう意味では、私が一人でせっせと色々調べて自分的に納得のいくパターンを練って行ったのは無駄ではなかったと思う。
ちょっと追って記していきます。
●前日時点での私的本命
まず検討したかった本命は、土屋鞄の牛革のピスタチオカラー。
初めは、最終的に決めた土屋鞄のRECOグレーがいいなと思ってたんですが、家族ヒアリングをすると、そういう地味なのはいまひとつ反応弱かったし、まあ冷静に考えて「グレー」ってのもただの流行り物とも言えるから6年間常に万能ではないだろうし。てことで、心を入れ替えて色ものから検討することに。
このピスタチオだったら、結構どんな服でも合わせやすいし、何より色だけで可愛い!と思えるいいお色だったので、心の中で第一候補にしていました。
ただし、子供と夫へのヒアリングではこれもあまり反応薄め、、。やはり子供は色物の中でもピンクとかラベンダーとか茶色のコンビカラー、私が絶対無いなという色かが気になっていた様子。
結局、どういう態度で店頭に臨めばいいか、いまいちわからないまま当日を迎えました。
●前日までのこどもの様子
まず前日までに子供に、「ランドセル何色にするー?何にしようか〜」と、気分を盛り上げてみたんですが。
反応は微妙。基本無反応でたまに「○色がいいんだ!」と言ってみたりするけど、それも聞くたびに違ったり。
どれもこれもいいねえ〜と言い続けるので、結局どれなの?って詰め寄ると、ママとかパパの顔色を伺って合わせてきたり、
挙句の果てに「どれでもいい、ママが決めて」とか言ったりして、、汗
興味がないと言うほどでもないけど、こだわりがないというか、すぐ変わるので基本あてにならない。
モノを選んでるというよりも、一生懸命パパママとのコミュニケーションをしてるだけって感じなんだろうな。なんだか可哀想になってきた😅
●見に行く順番と、ルート設定
見に行く順番は、候補順の逆、つまり、
③アタラ → ②中村鞄 → ①土屋鞄
で、同日、順番に行ける時間に予約、という流れにしました。
本命を最後にすると言うことですね。
順番に気になるのをチェックしながら、
背負ってみて、写真撮って、次!
みたいな感じで。
で、移動中にそれぞれの感想を言って方針を決めていく。
結論的にいうと、これでベストだったと思う。
後半ほど疲れてくるし、たとえば逆だったら、疲れ果ててアタラ見れなかったかも笑
ただ、子供的には、一個だけ行く、と言うのがベストなのは間違いない。
興味も大してないのに何軒も行って精神的にも疲れただろうな、、。
●現地にて、、、
うちの子、大して興味はなさそうだけど、色々背負って鏡で合わせて見てました。
もう、全色合わせてみると言う勢いで、頑張ってました。
で、全色合わせた割に、やっぱこだわりないんですよね! 多分、合わせてみる という行為をしたいだけで、検討はしてないんですよ。遊んでるんですよ。
これが本当〜〜に、疲れた!
永遠に、
背負う→どう?→う〜んちょっと違うかも? →背負う→どう?→いいかもねぇ? →背負う→...… と何個も何個もやるもんだから、それに付き合ってると本当に疲れる。(かわいいんだけどね)
で、ほぼ全色背負った後、どれが気になった?と聞くと「うーん、どれでもいいけど、、、これ?」とか言ってハートのたくさんついたのを選ぶので、親が「う〜〜〜ん!そうか…!(ゴメンそれは100%無いです‼︎)」となる😅という。
………… え、これどう決着する感じ??
・親の意見押していいの?(それもひどくない?)
・それとも子供の選ぶマジ勘弁なデザインでいいとすべき?(すごくやだ〜泣)
・そもそも折衷案とか存在してる???(あぁみんなどうしてるの〜⁉︎)
という疑念と不安を大いに抱いたまま、最終決戦の土屋鞄へ。。。
●結局、土屋鞄に決めたわけ
決して土屋ありきではなかったのですが、アタラ→中村鞄 を終えた時点でまず「アタラを候補外に」そして「中村鞄の第一第二候補を押さえにして、土屋鞄の候補と検討する」ということを決めました。
でも、いざ土屋のお店に着いてショーウィンドウを見た瞬間、
「あーこれは土屋に決まるわ…」
と夫婦共に確信しました。
それほどレベチのブランドクオリティだった。
鞄一個見ただけでわかるクオリティ。
写真じゃなく「実物」の持つ力が凄すぎる。
それに見せ方のうまさも尋常では無い。
で、入ったらスタッフの服も統一感あって接客もきちっとしている。
ここ以外の選択肢なく無い??
その頃、
相変わらず無尽蔵に背負いまくっている子供に付き合いながら心身共に疲れ果てていた我々は、
この間違いない土屋鞄で、今すぐどれかに決めて、このランドセル行脚から永遠に解放さしてくれ!!(この期に及んで持ち帰って再検討とかもってのほかだ!)
という気持ちになっていたのでした。
●土屋鞄のreco グレーに決めた
さて、土屋の中でも私のそれまでの本命順位は
①牛革ピスタチオ
②牛革アイビーグリーン
③SHAPE ベージュ、RECO グレー
ダークグリーンはもともと検討外でしたが、お店の入場を待っている間に、ハーフのボーイッシュでかわいい女の子が牛革のアイビーグリーンを合わせているのが見えて、、、
それがあまりに可愛すぎて、一気に2位に浮上したのでした😅。ミーハーすぎる笑
そしていざ、店内へ!
初めに背負って見たのが、ピスタチオ。
かわいい!!鞄自体は想像通り抜群の可愛さ。
渋すぎたらやだなと思っていた色味ですが、ちょうどいい落ち着き加減で○。明度の薄さも本当に写真のイメージ通り♡
しかし、うちの子に似合わない!ガーン
娘はやや色黒で顔がコンパクト、少しキリッとしている系。服のテイストはフェミニンよりもマニッシュでカラフル。
優しいピスタチオカラーは、その日着ていたジーンズともなかなか合ってなくて、お互いの良さを殺しあっていました😭
この色は、多分、色白で離れ目の朗らか系顔立ちで、服もフワッとしているタイプの子が似合うんだろうなあ😊
うーん、あえてマニッシュに合わせてもイケると踏んでいたけど、想定外。残念でした〜
そして、アイビーグリーンをお試し。
うん、かわいい!!しかも似合ってる!
これはいいですよ〜ママは気に入った!
でも娘は反応なし。ていうか、もうこの時点でかなりお疲れのようで、どれを背負っても特に反応がない状態に…笑。
とりあえず候補にしておいて、次に。
SHAPEのベージュ。
おお、、かわいい。たしかにかわいい。
でもいくらなんでも高すぎやしませんか?
うちはそんなに余裕ある家庭だったかしら?😅
と、実物を見て我に返りました。笑
すんごーく良ければこの値段もやむなし。しかし、そんなに素材がいいようには感じなかった。
たしかにナチュラル系の服が好きな家庭なら凄く良く似合っていると思うけど、うちは前述の通り、結構派手好きで個性好き。しかもアメカジ古着ベース。
これ、この金額分の価値を活かしきれないんじゃ?? てか、よく見たらこの上品さと価格の方向性、お嬢様系ですよね⁉︎
モノのかわいさゆえに身分を見失っていた気がしました笑!
決定打は、夫が極端にエンボス柄が嫌いだったことと、お手入れが必要と言われたこと。まあ私も、もともとエンボス好きではないけど、これは可愛かったんだよ、、、。お手入れは、私はしないから笑、夫がやる気ないならダメだな、と。
そして、最後に、見ないようにしていた私の初期第一候補だったRECOグレーをようやくトライ。
うん、シンプル!
どこかのレビューにあった通り、高級感は写真ほどはない。しかし実直で必要十分。
無彩色なグレーと、サイドの金の金具のコンビネーションが品良く素敵。
実はスペックをよく見てなかったんだけど、これ、カブセが牛革で本体が人工皮革なのね⁉︎接客時に判明。
ただ我が家は既に、本革か人工皮革かは問わないという検討済みだったので、問題なし。
内装は薄いグレーで、時間割ポケットも何もなし!やっぱりこの気持ちよさは凄くいい!
前ポケットも、思いの外使えそうで丸。あと、ポケットのファスナーが、金属ファスナーだったのでなお丸!
背面の薄グレーも、気が利いていてとても素敵。
そして何より、背負ったら普通に可愛かったし、普通に似合っていたし、普通におしゃれだった。
背負うまでは「もしかしたらクールすぎるかな?」と思っていたんですが、そんなこともなくなじみ、私も、夫も、子供も、普通にこれでベストだと思えた。
最後にダメ押しとして、ダークグリーン、SHAPEとまた比べて見たけど、
やはりRECOグレーが、子供の個性という意味でも、長く使うという意味でも、色んな服と合わすことになるという意味でも、総合的にみてしっくりくると感じました。
というわけで、家族全員疲労困憊になりながらも、最終的に選んだのは、心震えるような商品としてではなく、実直な製品としてのRECOグレー、となったのでした!
※最後に、透明カバーとリフレクトチャームをつけてお会計約9万を支払った時、改めてそのお値段にググッ、、、と唸ったのは一応言っておきます😭
●各社の商品を見た感想
-アタラ
色、めっちゃ可愛かったですよ!どの色もめちゃかわでした。カタログも可愛かったけど、実物も負けずに可愛かった。
今回見た土屋、中村鞄、アタラの中では、一番子供が可愛く見えたのはこちらのアタラでした!
どうかな?と気になっていた金具デザインも、サイドの不思議なステッチデザインも、全く気にならなかったです。お店が綺麗だったのもあって、むしろ全部可愛く見えた。
おまけの木の笛やカバーなどの周辺雑貨もめちゃかわでした!
候補外となったのは夫の意向。彼が気になったのがタイ製ということと、革のクオリティでした。たしかに「国産レザーバッグ」とはクオリティレベルが何段か違う。
その辺りはまあ確かにカバン屋だからこそ気にしてしまうところではあるかもね。
あと、夫は男だしニュアンスカラーの可愛さがピンときていない系の人だから。
私的にはこの時点では、子供のカバンなんだからクオリティとかより可愛けりゃいいじゃん!に寄っていたんですが。夫が嫌なら仕方ない。
そんなわけで、候補外になりました。
選ぶのが私だけなら本当に迷った。モノの良さなんかより、子供が可愛く見えるっていうのは母的には本当にグッとくるポイントだなと思いました。
-中村鞄
とても軽くてしっかりとしたランドセルでした!
夫も悪くない(偉そう)とご満足の様子。そして、背負った感じの「しっくり感」が結構あった。あと会場が広かったせいか、結構コンパクトに見えました。
それに、色がやっぱり可愛かった。グレー、ボルドー、アプリコット、水色が特にかわいかったです。特にグレーはダントツで可愛かった。
土屋に比べて女の子らしい赤みのグレーで、単に土屋のグレーと色味だけで比べたら、多分こちらの方が売れると思う。そんなちょうどいい色味でした。
あと、男の子のダーク系のニュアンスカラーもすごくおしゃれでした。
あと、牛革の質感がいい感じなのに安いというのには意外とグッときちゃいました。革のセレクト良いですよ!
中村鞄に決めなかったのは、リフレクトのデザインが個人的に嫌いでどうしても気になってしまっているのと、ちょっとなんていうか、普通すぎること? =これじゃなくちゃやだという個性が薄かったかもしれません。
個性という意味では、土屋鞄がずば抜けてブランディング上手だったというのがありますね。
ただ、中村鞄が売れてるっていうのは本当よくわかります。たしかに色んな意味でちょうどいい!
●ラン活を終えて
感想① 5歳児って、やっぱモノ選べない
ぶっちゃけ、「仕様をしっかり検討する」余裕なんてなかった。汗
ず〜っと子供に、
どう?どれがいい?どれ背負ってみる?あ、片付けようか?荷物入れてあげようか?取ってあげようか?写真撮るから待って、それじゃなくてこっちから選ぼうか、あっ、それ触らないで!どこ行くの?待ってそっち行かないで〜!! 、、、と、やっていたので。
でも無駄なの。子供だから、モノにそんなに興味ないの。で、
兎にも角にも、疲れ果てたの一言。
ランドセル選びの場所って、もっと子供にとって楽しい場所にしてくれたらいいのにね。親にとってもストレスを少なくするとか。
そういう意味でも、土屋鞄は基本的に親ではなく子供を接客してくれたので、ストレスは少なかったようにも思います。やはり接客という意味でもよく考えられているのかな。
感想② 見せられ方が結構大事かも
ひとつ意外だったのが、常設店舗で見るのと、特設会場の出張販売会で見るのとでは、思った以上に大きな違いがあったこと。
土屋鞄の環境で中村鞄見せられていたら、と思うと、、。色で中村鞄買ったかもですよ。
店舗での体験、陳列や空間づくり、接客、立地が、ちゃんと商品の購入決定につながっていると実感しました。
常設店舗を増やすことは難しいので出張販売会は仕方がないとしても、ただ置いておいて見られればいいというのじゃなくて、見せ方も接客ももっと重視してくれるところが増えたらいいですね。
●さいごに
とにかく疲れたけど、ラン活楽しかったです。
カバン屋としても学びになることがいっぱいありました。
やっぱりいくらものが良くてもユーザーが見えてない開発商品やメーカーは、今後生きていけないと思います。実感。
勝手に反省して、企画に取り入れていきたいな。
そして、ラン活ついでにざっと調べた「小学校入学グッズ」に関する市場も、なかなかアレですよ、、!
色々驚愕。来年に向け注目していきたいですね!
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