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【開業記簿3】孤独になって見えたもの


▶支えがあったころのはなし

自問自答しつづけて半年くらい経ったと思う。
こんなに考えるようになったのは、孤独になったから。

5年間付き合ったパートナーがいたんだけれど、結婚したら多分後悔する。そう思って別れる選択をした。

彼と一緒にいたときは、日々の暮らしやこれからの暮らしが夢見ていたものでなくたって楽しかったし、幸せだと思えた。

嫌なことがあっても、彼の支えがあれば乗り越えられたし、「辛いことがあるから他のことが楽しいと思えるんだよね」なんてことも言っていたっけ。
幸せだったから、このままでもいいかなって思っていたんです。

それもそれで凄く良い人生だったと思います。

▶考えざるを得ない

だけど、孤独になったら自分の幸せについて考えざるを得なくなる。

自分ひとりになると、嫌なことも嫌なことのままだし、「好きな人と一緒ならなんだって楽しい」みたいなこともないので、本当にやりたいことや自分の欲望がよく見えてくる。

孤独になって、時間に空白ができたり、ひとりで考える時間があると、自分がやりたかったことや体が求めていたことなど、今までひそかに眠っていた部分が、手に取るようにわかってくる。

だから、孤独になったことがなく、孤独に慣れていなくて寂しくなるかもしれないけれど、ここは折角の機会だと思って、無理に予定を詰めたりせず、勇気を出して空白を持ってみてほしい。

▶他人は変えられないという事実

人はひとりでは生きてはいけないし、この世の悩みも幸せも、ほとんどが人との関わりから生まれるもの。

だから、ずっと一人で、孤独でいたらいいなんて思ってない。

それでも、他人を変えることはできないという現実がある以上は、やっぱり揺らぐことのない自分だけの何かは持っておいたほうがいい。

「誰かと一緒ならたのしい。」
それに頼りすぎると、他人が変わったときに自分も崩れていってしまう。

▶せっかくなら孤独を堪能しようじゃない


人間は誰しも孤独。
それは結婚してるとか子供いるとか友達多いとかそういったことはあんまり関係なくて、
自分のことは自分で決めないといけないという意味で人は誰しもが孤独。

どうやったって孤独であることを避けることができないなら、「孤独だ」と感じた時くらいは、その時間をたっぷり堪能したいものだ。

人生のどこかのタイミングで孤独に襲われる時っていうのがあっても恐れることなんて全くない。

「自分にとっては、今来たんだな」そう思って、味わって欲しいと思う。


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