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治療開始

まずは説明をうける

無菌室(クリーンルーム)に入るのは
大量の抗がん剤を投与して
白血球をゼロにするから
その為、ほんの少しの感染症が命取りになるから

歯磨きは朝起きて、食前食後、夜寝る前
計8回
私は親知らずが4本あった為
かなり痛みに悩まされた
白血球がゼロの時は腫れて痛い
親知らずの所に、直接注射みたいなので
薬を入れてた

痛すぎて毎晩泣いた
先生も
「ごめんね、ごめんね、僕なら耐えられない」
って言ってた、、笑

面会も家族のみ
短時間の面会

外から持ってきたものは
除菌シートで拭く

食べ物はもちろん生物禁止

症状が貧血程度だった私は
実感もわかないまま
抗がん剤をうけた

ホントに白血病なの??

ってずっと疑問するぐらい。

キロサイドを主に7日間の抗がん剤

どんなけ吐き気どめがあっても
やっぱり気持ち悪いし
だるくてベットにくるまる日々

その期間を抜けると次は
白血球ゼロの状態から
白血球が上がるのを待つ

採血はもう、日常。

採血の結果で一喜一憂するのも日常。

赤ちゃんにもあえず
私はなにをしてるんだろう…
なんで?なんで?
ばかりだった。

あまりにパニック発作が出るため
心療内科の先生にも
きてもらった。

不安神経症との事。

次から次へと…

1クール目はおおきな感染症もなく
芽球も血液内では出ることもなく
順調に終えた

私が1番年下だけど
20代後半の骨髄の病気で移植を終えた
お姉さん
30代の悪性リンパ腫のお姉さん
30代の白血病M3(白血病の中ではとても予後良好)のお姉さんとお友達になった

同じ血液疾患の人達と話せることは
とても勇気をもらった。

私は色んな事が重なり
不安神経症も併発して
泣いて泣いての日々で
(多分白血病になった事より今までの事を溜め込み過ぎて入院中たくさん泣いたんだと思う)
姫👸と呼ばれるようになった。
また、姫が泣いてるわーって👩
そんな事をいいながら看護師さん
みんな忙しいのに、
私の泣き言に付き合ってくれる。
誕生日には手紙°ʚ✉ɞ°をくれたり
NICUから赤ちゃんの写真を
持ってきてくれたり
無菌室に赤ちゃんの写真を飾りつけて
くれたり…

パニック発作が起きた時には
手を握っててくれたり

何度も言うけど
あの病院に入院してよかった

あの、先生、看護師さん達が
いてくれたから
私は耐えれた

1クールが親知らず以外
スムーズだったから
少し安心したのもつかの間

やっぱり甘くないよね。白血病。

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