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「まぁいっか」でもっと柔軟に生きるために必要な学びとは
マレーシアで子育てをしていた野本響子さんの本 『東南アジア式 「まあいっか」で楽に生きる本』を読みました。
マレーシアでの生活、マレーシアの学校、マレーシアの働き方は日本と違うところがたくさんあって…
自分にとっての当たり前って、なんだったのだろう…と思いました。
マレーシアには数年前に旅行で行ったことがあるのですが、ツアーで観光、という旅行だったので、マレーの現地の方のお話を聞く機会や、暮らしについて知る機会はなく、本を読んで初めて知ることばかりでした。
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色鮮やかで見ているだけでワクワクしました!
この本を読んで特に心に残ったのはマレーシアを含めた世界の教育についてです。
マレーシアの教育は公立学校以外の選択肢がたくさんあり、不登校という考え方はないそうです。
そのたくさんの教育の中の1つである方法や考え方を知ることができ、自分の生き方や考え方、仕事に活かしたい!と思いました。
①世界中で広がる「4つのC」という概念について
.critical thinking:批判的思考
・Communication:コミュニケーション
・Collaboration:協働
・Creativity:創造性
この4 C を学ぶのに重要なのが、「心理的安全性」
発言しやすい、安心して表現できる環境、先生も子供も親も感情のコントロールが大切ということです。
「心理的安全性」という言葉がこの本にも書かれていて、子どもにとってもやはり「心理的安全性」は必要な環境 なのだと、改めて感じました。
職場環境だけではなく、子どもたちと関わるときも「心理的安全性」を意識していきたいと改めて感じました。
今、興味があり学んでいる「心理的安全性」についてまとめた記事です!
②誤謬(ごびゅう) について
誤謬とは考えや知識の誤りのこと。
英語ではロジカル ファラシーと言います。
誤謬にはいくつか種類があり
・先生が言うことだから正しいなど→権威に訴える論証
・過去に◯◯だったから、◯◯となるはずという→間違った類推
・みんながやっているから、何かすべきという→バンドワゴン誤謬 などなど
誤謬を学ぶと論理のすり替えに惑わされることがなく、効率的で本質的な議論ができるようになる。
子どもの頃からこの誤謬について学ぶことで、物事を鵜呑みにしないで注意深く見ることができるようになる、と書かれていました。
今までこの誤謬をあたかも正しい考えのように使ったことがあるし、親や先生が使っているのをみて、疑問を持たずに過ごしてきたように思います。
私も子どもの頃に誤謬について知っていたかった!
これからでも遅くないと信じ、誤謬についてもっと学んできいたいです。
③オープンマインドについて
オープンマインドとは 自分とは違う意見を認めることです。
「私たちはみんな正しくない」
「でもみんな正しい」
「ほとんどのことに正しい答えはない」
オープンマインドを通して、子どもたちはこのことを知っていくそうです。
この考えを子どもの頃に実感として知る機会を得ることの大切さ。
正解はただひとつ、「正しい答え」を探して育った私は、大人になってからこのことをようやく知ったように思います。
そして、知ったからといって、正解がひとつであるかのような考え方が染み付いてしまい、わかっていても違いを違いとして受け入れることが簡単ではないことも多く…
固定観念に縛られている自分を自覚するたびに、落ち込むことが多々あります。
「相手を論破するのではなく理解を深めるためにする議論がある。」そういう議論を子どもの頃からしていく大切さ。
「正解がない教育」を受けた人が増えると、意見を押し付けないようになっていく。こうすることによって、社会が柔軟になっていくのではないか。と書かれており、私も柔軟になりたいし、柔軟な社会になってほしい、と思いました。
④まとめ
自分が正しいと信じてきたことは本当に正しいのだろうか。
自分が思っている正しさが自分を苦しめてしまっていることはないのだろうか。
自分にとっての当たり前は自分を幸せにしているのだろうか…
この本を通して、自問自答する機会になりました。
もっとたくさんの人と関わって、たくさんの場所に行って、さまざまな考え方を知って、オープンマインドを身につけたいと思いました。
本を通して知ったマレーシアでの生活はとても興味深く、野本さんがマレーシアで身につけた「まあいっか」という気持ち、私も大切にして良い意味でもっとラクに生きたいと思いました。
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幻の花といわれている
「ラフレシア」