【レシピ】パラチンタ(ハンガリー風クレープ)
しばらくご無沙汰していたnoteです。
昨日、クリスマスのハンガリー料理のイベントを行いました。
そのことについてもおいおいここで紹介できればと思いますが、その時にデザートで提供したパラチンタ(Palacsinta)のレシピをこちらに上げていなかったことに気づきました。
パラチンタはクレープことで、オーストリアではパラチンケン、チェコやスロバキアではパラチンキなど、近隣諸国でも似たような名前で親しまれています。
ハンガリーでも定番のデザート・おやつで、ハンガリー料理のレストランなら割とどこでも食べれますし、ブダペストにはPalacsintázó(パラチンタ屋さん)なんていうところもあります。
定番のおやつということで家庭の数だけレシピがあるのですが、私はハンガリーの北東部の都市ミシュコルツ(Miskolc)という市に住んでいる友人のお母さんから学びました。
・材料(直径16センチフライパンで20枚程度)
・卵…3個
・砂糖…大さじ6
・小麦粉…170g
・炭酸水、牛乳…それぞれ200ml
・サラダ油…大さじ2
・作り方
1. 卵3つを割り入れ、砂糖大さじ6杯を混ぜ、泡立つまで力強く混ぜる。
※卵を溶くだけでなく、泡立たせるのがポイント!
2. 小麦粉170グラムを4回程度に分けて混ぜる。
3. 炭酸水と牛乳を交互に少しずつ入れ、その都度混ぜる。
4. サラダ油大さじ2杯を混ぜて生地は完成。
5. 弱火で熱したフライパンに油をひき、おたま八分目くらいに生地を掬い、注ぐ。
6. 縁がほんのりきつね色になったら縁からフライ返しで剥がし、ひっくり返す。
7. 反対側もちょっとだけ焼いて完成。
このパラチンタのレシピの特徴は砂糖を入れることと炭酸水を入れることです。砂糖が入っているのでクレープ生地だけでも食べれるくらい美味しいです。また炭酸水が入っているので、生地にもちもち感が出ます。
ハンガリーのパラチンタはクレープとは違って、生地にジャムなどを塗ってシンプルにぐるぐる巻いて食べます。
中身の定番はアプリコットのジャムやカッテージチーズなど。カッテージチーズは日本と違って砂糖とレモンの皮を入れて爽やかな味付けにします。(このレシピもいつか書けたら…)
このレシピを教わって10年経ちますが、毎年何かの機会にコンスタントに焼き続けています。無心にパラチンタを焼き続けていると不思議と心も落ち着きます。来年はひたすらパラチンタを焼くイベントをやりたいなぁ。。