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その二:自分軸 〜 価値観とビジョン

 平本式 現場変革リーダー養成講座で学んだことを超圧縮して1分で読めるテキストにまとめる連載、第二回目のテーマは「自分軸」です。


 「自分軸」という言葉、最近ではごく当たり前のように目にします。この自分軸という考え方を初期から提唱されているのが平本式なのだそうです。

 では自分軸とは何かですが、ライフキャリアデザイン2日間集中コースのページにはこんなふうにまとめられています。

何かを決断するときには、損得、善悪、美醜、好き嫌い…など、さまざまな尺度を使いますよね。
それら全ての基盤となるのが、あなたにとって「何が大事」で、あなたがこの先「どうなりたいか」という「自分軸」です。

ライフキャリアデザイン2日間集中コース

 私たちは自分の人生でさまざまな判断に迫られます。就職、転職、結婚、起業などの大きな判断もあれば、今日の晩ごはんや明日のパンツの色のような些細なものまで、人生は常に判断の連続です。

 それに対して「どうしたら?」の知識やスキルなどのハウツーを教えてくれる機会は世の中にたくさんあります。年収をアップするには……みたいものから、スティーブ・ジョブズは毎日同じ服を着るといったものまで、判断材料には事欠きません。

 しかし本当に大切なのは、何のために、どうなりたいからその判断を下すのかということです。この「何のために」という自分らしさ、「どうなりたいから」という自分のありたい姿を平本式では自分軸と呼んでいます。

 前者の「何のために」は、自分にとって何が大事で、どんなこだわりや信念があるのかという「価値観」です。後者の「どうなりたいから」は、いわゆる将来の夢や目標といった「ビジョン」です。平本式の自分軸はこの価値観とビジョンの二つに分類されます。時系列でいうと、価値観は現在に、ビジョンは未来にそれぞれ重きを置いた判断基準だと考えられます。

 そして、世の中には価値観をより重視する価値観型の人もいれば、ビジョンを描くのが得意なビジョン型の人もいます。日本人の場合、実は価値観型の人のほうが多いそうです。

 自分語りになりますが、私は将来の夢を聞かれるのがめちゃくちゃ苦手です。具体的にどうなりたいかがまったく思い浮かばないのです。ただし、ひとりで過ごす時間は絶対ほしいといった、ピンポイントなこだわりだけは出てきます。これは完全に価値観型の特徴ですね。

 自分が価値観型なのかビジョン型なのか。そして自分の価値観・ビジョンは何なのか。それを知っておくことがハウツーを学ぶよりも重要です。いくらやり方を知っても、それが価値観とビジョンという自分軸を満たすものでなければ意味がありません。自分軸を満たさぬままに判断を下しても、モヤモヤや不満を抱えてしまい、いつかは行き詰まってしまうでしょう。

 自分を見つめ、自分軸を言語化する時間をぜひ作ってください。そう言われてもやり方がわからん!という方は、まずはライフキャリアデザイン2日間集中コースへどうぞ。

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