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その九:相手の関心に関心を持つ

 平本式 現場変革リーダー養成講座で学んだことを超圧縮して1分で読めるテキストにまとめる連載、第九回目のテーマは「相手の関心に関心を持つ」です。


 今回は、平本式を受講して得た知識の中で、「救われた」という気分になった考え方について書きます。

 私はよく妻から「話を聞いていない」という指摘をされます。それは会話のリアクションが薄い、平本式でいうステイトが低いがゆえでもあるのですが、根本的な理由として「相手に関心がない、自分にしか関心がない」からではないかと言われます。

 たしかに思い当たる節はあります。会話をしていても、次に自分が何を言うべきか考えたり、相手にどう言うのが正解かばかりが気になって、話を聞くのがおろそかになってしまうんですよね。これは自己肯定感が低いせいだと思うのですが。

 では相手に関心を持とうと決意して話を聞いても、今度は相手の反応が気になり、相手は内心で何を思っているのか、相手は何を言ってほしいと思っているのか、どう言うのが正解か……となってしまい、結局は自分に関心が向いていたときと同じ展開に陥ります。

 日常会話ってどうやればいいのか、本当にわかっていませんでした。

 そんな中で平本式を受講して心に刺さったフレーズが「相手の関心に関心を持つ」でした。相手が関心を持っている対象に自分の関心を向けるという考え方を知って、自分に欠けていたのはそれだったかと腑に落ちました。

 ためしに会話で相手の関心に関心を向けてみると、相手がどう思うか、自分がどう思われるかといった意識が薄れるのがわかります。まだ消えてはくれません。でもきっと、この気づきを手放さずに実践を続けていれば、いつかそんなことは気にならなくなるのでしょう。

 相手の関心に関心を持ち、聞き上手と言われる人間を目指したいです。

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