その七:ライフイノベーションマップ
平本式 現場変革リーダー養成講座で学んだことを超圧縮して1分で読めるテキストにまとめる連載、第七回目のテーマは「ライフイノベーションマップ」です。
これまでの連載で平本式コーチングのエッセンスをいくつかピックアップしてきました。相手に対してステイト1.5倍でリアクションする。まずは白紙で共感。原因論ではなく目的論を。相手の価値観とビジョンを掘り下げる。エピソードは具体的に場面特定して臨場感を持たせる。
よし、わかった!というつもりになってコーチングに臨んだとき、相手のエピソードに入り込みすぎて迷子になってしまうことがわりとよくあります。えーっと、次は何を聞けばいいんだっけ……。
そんなときの道しるべになってくれる心強い味方が「ライフイノベーションマップ」です。
このマップを埋めていくイメージで、相手のエピソードを掘り下げていけばいいのです。過去の良かったこと・悪かったこと、現在の状況、未来はこうなりたい・こうなったら嫌だという内容を具体的に場面特定します。
以下では、それぞれの質問例を挙げてみます。
過去+
良かったときはどんなとき?
うまくいったときはどんなとき?
過去−
問題を感じるのはどんなとき?
失敗したときはどんなとき?
現在
今、できていることは?
今、持っているものは?
何から始められそう?
未来+
何を大事にしたい?
何の制約もなかったらどうしたい?
問題が本当はどうなったらいい?
何を目指す?
行動したらどうなる?
未来−
望まない未来は?
現在のままいったらどうなる?
未来++
その先はどうなったらいい?
モデル±
相手の人は何を感じてる?
尊敬している人ならどうする?
俯瞰
ここまでの話を客観的に振り返ってどう思う?
パズルを解くようにしてライフイノベーションマップを埋めていけば、その人が持つ自分軸がはっきりと見えてくるはずです。
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