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その五:白紙で共感

 平本式 現場変革リーダー養成講座で学んだことを超圧縮して1分で読めるテキストにまとめる連載、第五回目のテーマは「白紙で共感」です。


 のっけから言い訳ですが、「白紙で共感」というのが定義された用語や概念なのかは正直わかっていません。ただ、平本式で頻出するフレーズではあります。

 テーマに選んだ理由は、とても好きなフレーズで、大切な考え方だと個人的に思っているからです。にもかかわらず、日常のふとした場面ではなかなか実践できず忘れがちになってしまいがちなのですが。

 白紙で共感とは、まずはまっさらな気持ちで相手の話を聞くことです。評価・ジャッジしたり、批判したりしません。まったく賛同できない意見だったとしても、一旦はそのまま聞くのです。

 コーチングにおいて、最初に必要なのは相手の信頼を得ることです。この人は自分の話を聞いてくれそうだ、この人になら相談してみてもいいと思ってもらえなければ、コーチングを始められません。

 そのために必要なのが白紙で共感することです。意見の相違があっても物申したりしない。相手にまず寄り添うのがコーチの努めです。

 と、コーチ役をやっている場面なら意識していられます。

 でもこれ、日常会話でも重要なんですよね。むしろ普段から実践したい。

 白紙で共感できてない日常のシーン、身に覚えがありまくりです。相手の発言に否定から入ってしまったり、否定までせずとも無難に流したり、愛想笑いでごまかしたり、長年に渡ってしみついた習性です。

「あなたはそう思うんですね」とまずは白紙で共感。これが日常生活でできれば筋金入りのコーチ。そうなれるよう日々精進します。

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