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44歳の休日 ~さとうきび企画6 竹糖~

さとうきびには種類があるのをご存じでしょうか。

昨年私が育てていたものは、沖縄のもので、ネズミなどに齧られてしまわないように品種改良されて茎の皮がかなり硬いもののようでした。収穫してから食べやすいように切るときには、ナイフや包丁などを使って繊維に沿って上から下に切り落とすという感じで皮をむいたのです。

初めて取り扱うものでしたから、そんなものだろうと思っていました。
けれども、父親は昔、皮を口で剥いたというのです。
かなり硬いものでしたから、父親の顎が発達しているのかと想像します。
にしても、硬すぎるから、父親も刈り取ったさとうきびをまじまじと見ながら、「いや、こんなに硬くなかった。」とつぶやきます。そして「もっと上品な味だったし、あまり大きくなかった。」というのです。

和三盆の原料となるさとうきびは、沖縄にあるものとは違って、竹糖と呼ばれるもので、主に香川県や徳島県で栽培されている品種です。背丈はあまり大きくならず、やわらかいものだということです。

おそらく、父が子供の頃、齧ったことがあったさとうきびは、この竹糖だったのではなかったのでしょうか。

今年は昨年の株から苗を作ろうと思っていましたが、竹糖を育ててみたいと思い、いろいろ調べていました。普通のさとうきびはよくネットなんかでも苗を売っているんだけれども、竹糖は観賞用だったりとかなかなか販売されていません。

ようやく京都の種苗屋さんで、やわらかいさとうきびと書いているものを発見したので、これではないかとお店に問い合わせをしたのですが、担当者の方からの回答は、あくまで一般的に販売しているものよりもやわらかいということだが、品種はわからないとのことで、それなりに値段のするものでしたが、購入を見合わせます。

そして、何日かネットで調べていると、和泉市の国華園さんで手に入るとのことでした。父親も果樹などを国華園で購入していたので、私も行ってみたいと思いましたが、このコロナの影響もあって、直接行くことはできず。そうすると、ちょうど時期的にサトウキビの苗の販売時期になって、ネット上に商品がアップされましたので、思わず購入しました。

そして、届いた苗が写真のものです。

ゴールデンウィークは遠出ができなさそうな雰囲気ですから、ちょうどこの苗を植えたり、畑の除草シートを敷いたり、inakahouseにどっぷりはまろうと思います。

さあ秋には、親父とさとうきびを齧ろう。

#44歳 #休日 #さとうきび #竹糖 #inakahouse


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