中学1年生の勉強 ~光と音の関係~
この連休中は仕事中心の生活で、なかなか子供と一緒に過ごす時間がとれていません。そんな中でも昨夜は一緒に走り、今夜は理科の話をしました。
まず、昨日はと言うと、白良浜周辺ルートを一緒に並走、最後に息子には1kmのレペをさせました。レペとは全力疾走させて完全休息させてからまた全力疾走をさせる練習です。
1kmレペ、ベストタイムは3分42秒。途中少しアップダウンがあるので、トラックだともうちょい伸びるのになあ。とか、まあ一人で走っているし。とか、タイムが伸びない言い訳を親としては考えてしまいます。
そうこうしていると、自分も負けず嫌いな性格が出てきて、一丁一緒に勝負しようじゃないかと、500m走を息子に挑みます。
スタートダッシュから勝負を賭けないと負ける!
いくつも試合を経験してきた父親としては、カールルイスのように背筋を立てて太ももを大きくあげて、特急のように疾走して驚かせてやる、、、
つもりでしたが、息子の方が試合巧者、父親が失速するまで隣に付いてきて、おもむろにスピードを上げたかと思うと、アップのところで急加速して父親はおいてけぼり、結果、息子は1分58秒くらい、僕は2分09秒と圧倒的な差。先ほどのレペのタイムの半分で1分51秒だから、正味父親の様子を見ながら軽く倒されたという感じです。
まあ、息子に負けるのは悪くない。
さて、本日はと言うと、息子は勉強のペースも上げてきているようです。今回はほとんど教えられないからと言っていますので、自分で問題を作ったりしていろいろやっているようです。
その自学ノートを僕の机に置いていましたので、見てみると理科と社会の問題を書いています。理科では、「花火を見ていると、2秒後に音がなりました。花火の打ち上げ地点からどのくらい離れていますか。」という問題を作って、答えは680mと書いていました。
光と音の関係です。こういうのを見ていると、問題を解くどうのこうのよりも、なぜ光のスピードを考慮しないのかという問題を伝えておかねばと、頭をもたげてきます。
光は1秒で約30万km進むことができます。
地球は赤道を一周すると約4万km。なので、光は1秒間に地球を7周半します。
話変わって、じゃあ地球の直径は?円周をΠで割るので1万3千km。
問題に関係ないけど覚えておいて。
地球上では光は一瞬で届くくらい速いから、音の速さとの比較じゃ光の速さは考慮しないのです。
息子はフーンという感じ。
じゃあ、光の速さを考慮しなければいけないのはどんなときか。
それは宇宙での話。
仮に300万km離れたところに星があったとしよう。今見えているその星が爆発しました。それはいつの時点のことでしょう?
息子はポカーンとしています。
30cmの定規を使って説明して、10秒やでーと言うと、
息子は、そういうことなんか~と少し理解をしたようです。
それで、実は、太陽だと約1億5千万km離れているから、実は500秒前の太陽を見てるんやで、星だと何年も前のを見ているんや。という話をして、ずいぶんと脱線をしてしまいました。
息子は、興味深くその話を聞いていました。目がキラッとしていたように思います。星の話だったからでしょうか。それとも、一生懸命話をする父親の様子を見てあわせてくれていたのでしょうか。