「旗日」って何ぞや?
「今日は、旗日かいね?」
今朝、母がこのように聞いてきました。
はたび?はて???と思ったのですが、今はゴールデンウィーク期間中なので、おそらく祝日のことを言っているということは、おおよそ察しがつきました。
旗日って方言なのか、世代なのか、よく分からないけど……
とりあえず現在アラサーである私には、ピンと来る言葉ではなかったのです。
確かに国民の祝日は、絵文字でも🎌のようなアイコンで表します。
スマホの絵文字機能でそういえば祝日って旗で表すよなぁ……と認識するくらいなので、今の私たちには祝日=旗という感覚は意外と薄いかもしれませんね。
でもどうして祝日=旗を上げるというイメージなのかな?と思ったので、色々調べてみました。
簡単にいうと、「昔は祝日になると家の前に旗を上げる家が多かった」からだそうです。
だから今の高齢者は、祝日のことを「旗日」と呼ぶみたい。
このサイトが一番詳しく書かれていたので、勝手ながらリンクを貼っておきます。
現代に生きる私たちにとっては、祝日であるということは、カレンダーやスケジュール帳を見て赤く染まっている日付で判断します。
それが、昔は祝日であることが分かるように他所の家々に旗が揚げられていたからこそ、自然に景色に溶け込んでいたのですね。
国民にとって喜ばしい日を、皆で祝おうという日本人らしい感性の表れかもしれませんね。
ゴールデンウィークも折り返し地点に差し掛かりましたが、なぜこの日が祝日なのかということに、思いを馳せながら休みを過ごすという人はなかなか居ないはずです。
旗日という言葉から、祝日の本来の意味をしみじみと思いを寄せる、そんな2024年のゴールデンウィークです。
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