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2年8ヶ月日本語教師という仕事を続けて今を振り返ってみた
気づけば台湾で日本語教師になって早2年8ヶ月。
忘れもしない最初の授業の日。2017年12月15日。
自分の緊張が生徒にも伝わり授業中に自分が何を質問しても全然答えてくれない生徒達。自分の理想とは程遠い授業。
帰りに悔しくて泣いた。
そんな酸っぱい思い出から早くも2年8ヶ月。
今でも日本語教師を続けていることにもこうやって改めて考えるとびっくりですが、将来の夢のため、自分の趣味のため、クラスの友達とおしゃべりするためいろんな目的を持った生徒達と楽しく勉強を続けています。
そんな日常の中で突然訪れた別れ。
2年以上一緒に勉強した生徒の1人が先日の授業を最後にしばらくお休みすることになりました。
なんと嬉しいことにその生徒が最後に僕に宛てて手紙を書いてくれたのです。
この手紙を読んで僕は気付いたら涙を流していました。
一緒に勉強した2年以上の時間。
当時の自分は人間性も日本語教師としての実力も全然足りなくて迷惑ばかりかけてしまったけど、それでも自分の授業に参加してくれたこと。
自分が別の日本語学校で教えることになった時にわざわざ一緒についてきてくれたこと。
一緒にマラソン大会に参加してチームとして頑張ったこと。
いろんな思い出や感謝の気持ちが脳内を駆け巡りました。
陳腐な表現ではありますが、「出会いあれば別れあり」ということを改めて実感しました。
この2年8ヶ月という時間。
自分の中で授業がうまくできない悩みや、自分が人前に立つべき存在なのかとか悩んだことも多々あったし、一時期はもう辞めようとも思ったりもしました。
そんな悶々とした時間を過ごしたこともありましたが、その生徒からの手紙を読んだ時に自分が過ごした時間は間違いじゃなかったんだと本当に自分が救われた気持ちになりました。
どうしても普段は日常の当たり前の時間として生徒との時間が埋れてしまいますが、それでもこうやって振り返った時に「自分が良い時間を過ごせた」と自信を持って言えるように日々楽しんで、いろんな感情を生徒と共有できたらと思いました。
僕は日本人で日本語の表現を台湾人の生徒に教えているだけ。
大切なことは台湾人の学生たちからたくさん学んできました。
今では本当に日本語教師という職業が大好きですし、これからもずっと続けたいと思っています。
改めてこのように良い時間だったと振り返る期間を与えてくれた生徒には感謝したいですし、また機会があれば一緒に勉強できる日を心から待ち望んでいます。
人生の大切なことを教えてくれて本当にありがとうございました。
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