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6 生体腎移植ドナーを経験して(6) eGFRが!
ドナーになることが決定したのが、2023年6月。
以降禁酒し、肝臓の数値はみるみる良くなった。
![](https://assets.st-note.com/img/1722551038873-D7h9889FG3.png)
さらに朝5時に起きてウォーキングと縄跳び。
跳びすぎて腰痛になることも(アカンがな)。
![](https://assets.st-note.com/img/1722551109241-MNKO7uzAcV.jpg)
多くの検査を受けた。
禁酒の効果はすごい。
肝臓の数値が、みるみる良くなった。
ところが。
クレアチニンの数値が基準に達しない、との知らせ。
腎臓の機能を測定する数値だけに、マジか?という気持ち。
![](https://assets.st-note.com/img/1722552317571-nlZLfHZDHu.jpg)
手術後は、ドナーも片腎で生きていくことになる。
手術前に健康な腎臓でなければ、術後にドナーのQOLを担保できない。
優先順位は、①ドナーの健康、②レシピエントの健康。
主治医の説明は、もちろん納得なのだが、
「移植、やっぱ無理やわー」ってなったら…
娘のショックたるや、想像するに余りある。
なんせ、生き死にがかかってるんだから。
頼む🙏なんとか移植してくれー!
エサを待つ飼い犬のような顔で、主治医を見つめた。
![](https://assets.st-note.com/img/1722552292502-IP90w0W1xX.jpg)
「クロスマッチ」という精密な血液検査を、レシピエントである娘とともに受けた。
結果は、
パンパカパーン㊗️
「あなたのeGFRは、100を超えてますね。普通の方より、相当いい数値です」
クレアチニン値から計算したeGFR値は、60台。(移植は不可とされる数値)
なんなんだ?この大差は?
と思って、❓❓❓な顔でポカーンとしていたら、主治医の流れるような説明が。
曰く、クレアチニンから簡易計算するeGFR値は、男女、年齢から機械的に計算したもの。
あくまで目安。
あなたのように、身体が大きく、筋肉量が多い人は、実際の数値と大きくズレることがよくある、とのこと。
![](https://assets.st-note.com/img/1722554727795-wdI2CexUj3.jpg)
なにはともあれ、無事移植が出来ることが、これにて確定。
あとはレシピエントの腎臓の数値を見ながら、ベストのタイミングで手術をしましょう、となった。
生体腎移植が成功しても、片腎なのでどれだけ移植腎が持つかはわからない。
だからできる限り自前の腎臓を残しておきたい。
つまり、手術は出来るだけ先に伸ばしたい、とのことだった。
かくして、「待ち」の日々が続いた。
(つづく)