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1 生体腎移植ドナーを経験して(1) 自己紹介

手術からちょうど3ヶ月が経った。

腎移植ドナーとして自分が体験したことを書き残し、それが誰かの役に立つことができれば。

忘れないうちに書き残しておこうと思う。


簡単に自己紹介を。

50代ど真ん中、娘あり、孫あり。
娘は結婚して独立。
現在は、カミさん&猫2匹と一緒に暮らしている。

トラッキーとサクラ。仲良しさん。

兵庫県の公立高校で教員をしている。
教員歴30年目。
若い人たちの邪魔をせぬよう心している。

娘には持病がある。
IgA腎症。腎臓の病気だ。

2023年5月26日、彼女はそろそろ自前の腎臓では厳しくなる、という話を主治医から聞いた。

eGFRという腎臓の数値。
1年前は15だったものが、10〜12くらいになっているとのこと。

この数値が7になったら、生体腎移植か透析の適応になるらしい。

(ローズタウン糖尿病内科HPより)

以前からぼんやりとは話していたのだが、カミさんと改めて本格的に話し合った。

お互いに自分がドナーになると主張。
さまざまなことを勘案して、僕がドナーになり生体腎移植をすることに決まった。

この頃は「わーい!ドナーだドナーだ!」くらいに考えていた。
ザ・能天気。

BMI28を超える肥満体。
しかし半年に1回、400ml献血を欠かさない健康体。

内臓は54歳のわりにすこぶる元気。
血液検査の結果も、総じて良好。
肝臓の数値がちょい高いくらいで、その他はいたって健康。

自分の健康な臓器が、娘の役に立つならば❣️
そんなかっちょええ意気込みだった。

(つづく)


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