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見るべきなのは部屋の壁でも空でもない。



ここ数日は、旅行と風邪を理由に再び怠けていた。
やるべきことがあるのに、やらなかった。
noteやTwitterもあまり開くことがなかった。いや、開けなかった。

現実から目を背け続けていた。

外に出るのも億劫だった。靴を履くだけで満足し、靴を脱いで部屋に戻る日々。

どこにもいられないと感じた。部屋の隅っこさん。また戻ってきたよ。


・・・


ここ何日かは充実していたと思う。
好きな人達と会い、好きな人達と遊び、好きな人達とうまい飯を食った。酒も飲んだ。
充実していたと思う。と同時に、心の奥底にモヤモヤとしたものを抱えていた。

用意してもらった予定を消化した。すると、僕のスケジュール帳は再び真っ白になった。
みんなは日常に戻っていく。再び僕を置いて歩いていく。また僕は1人になる。

自分が何もしていないことを話すのが辛かった。この半年何をしていたのか誰かに聞かれると、たぶん僕は胸が苦しくなって涙が溢れるだろうことは簡単に予想できる。

見たくないのだ、現実を。
振り返りたくないのだ、自分の空白の時間を。
考えたくないのだ、自分の事なのに。

逃げ続けた結果、色々なタイムリミットが来てしまっている。


ならば文章を書こう。noteを読もう。Twitterでまたみんなと触れ合おう。
そう思って起動したiPhone。でも指はYouTubeを選ぶ。ゲームを選ぶ。写真を選ぶ。
文章から、繋がりから、すらも逃げる。
なかなか開けなかった。開くのが怖かった。

僕はnoteでもTwitterでも、自分が置いていかれたと思った。まだギリギリnoterとしてのアカウントは開けるが、リアルの方のアカウントは本当に開けない。noteに関しても、読もうとしてはすぐにアプリを閉じてしまうのが続いた。

たくさんの文章がタイムラインに溢れかえり、それぞれの思いや成長、企画、いろんなものを文字におこす。
僕も書いてみようと思うけれど、なかなか指が進まなかった。

俺、どんな文章書いてたっけ。

みんなは歩いている。だけど僕は、自分の文章の書き方すらまともに覚えていなかった。
とある企画になんとか乗っかって文章を書いてみたものの、納得はいかなかった。紛れもなく僕が書いたんだけど、本当に自分から生まれた文章なのかよくわからない。

そうして僕は書くことも読むことも少しの間やめた。


・・・


垂れ流すYouTube。もう何回もこの動画を見た。あれもこれももう何回も。
時間を浪費して現実から目を背けることだけが僕がしてきたこと、僕にできることだった。
思えばnoteも、仕事も恋人も無くし、新しい仕事を探さねばならない、そんな絶望的な現実から目を背けるために始めたものだった。
たまたまいろんな人と文章を通じて知り合えて、お会いできて、素敵な時間を過ごせて。
自分の世界が少しだけ広がった気がしていた。

世界が広がった。つまり、失うのが怖いものが増えた。

久しぶりにTwitterやnoteと向き合うと、きっとそんなことはないんだろうけど、そこには僕の知らないみんながいた気がした。自分がいた場所とは違っているように感じた。地元に帰った時に、行きつけのお店が違うファミレスに変わっていた、みたいな。自分の居場所がそこにあるのか不安になった。

変わらないのは僕の方。僕自身の成長がなければ、そりゃあ変化についていけない。ついていけないから、泣く泣く捨てようとしてしまいそうになる。

もっといっぱいこの手で抱えたい。自分の望むものをもっとたくさん、握りしめて歩いてみたい。もう不安に駆られるのは嫌だから。不安に駆られて自分から捨てるのは嫌だから。捨てながら泣くのは嫌だから。


・・・


自分が置いていかれてしまう感覚。これをどうにかしないといけない。なぜそんな感覚になるかって、自分が日々を無為に浪費しているから。お金を稼ぐわけでもなく、何か目標に向けて動くわけでもない。

自分の為に努力すること。それが僕には無い。

僕は他人に依存している。他人と触れ合っている間は、自分を見ないで済んだ。外に出ている時でも、ネット上で会話している時も、僕の本質的な部分は相変わらず部屋の隅っこで膝を抱えている。だからちっとも前に進めない。依存した相手は、いつの間にか手の届かない場所にいる。

いい加減、立ってくれよ。
自分を見てくれよ。逃げないでくれよ。うずくまってる理由を考えてる暇なんかもう無いはずなんだよ。
その手でたくさん抱えたければ、その為に自分を鍛えるしかないだろ。

弱い自分を、自分が弱い理由にしちゃいけない。

お尻を叩かないような、自分にとって優しい人だけを選んで触れてきたツケが回ってきているんだ。そんな優しい繋がりを失いたくなかったら、自分は自分にこれ以上優しくしちゃいけない。今は。

みんなの背中を追いかけるのでもいいんだ。自分が動いて解決するなら、動こう。自分の過ごしやすい居場所は、自分で作ろう。



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