お酒の勢いは偉大だねって話
お酒は自分の違った面を浮かび上がらせる。
おやすみいつもの自分。
おはようもう1人の自分。
・・・
僕はお酒がそんなに強くない。
お酒を飲むと、多少テンションがあがっていつもよりはうるさくなるが、すぐに千鳥足になる。
しばらくフラフラしたあと、猛烈な眠気が襲ってくる。
男同士で飲んでる時はいい。
問題は女の子と1対1で飲んでいる時。
眠くなると同時に、とんでもなく相手に甘えだしてしまう。
突然甘えた声になり、相手の手を握ったり、カラオケでひざまくらしてもらったり。
今まで一晩の過ちをおかしたことがないのが不思議なくらい。
家まで送ってもらって、朝1人で起きて、冷蔵庫のジュースを一口。
『またやっちまった…』
ヤッてないけどね。
とりあえず謝罪のライン。
実はこれ、最近わかったこと。彼女と別れて何人かの女の子と飲んでて発覚した事実。
酒の勢いを借りているとはいえ、自分にもこんな一面があったんだなって、ちょっぴり新鮮な気持ちになったり。
みんな、僕の甘え全開モードに嫌な顔一つせず付き合ってくれる。
もし僕が女なら顔面に1発蹴りいれて速攻で帰るけど。
・・・
お酒って偉大。
お酒の力を借りれば、こんな僕でも誰かに甘えられるんだなあ。
なんて、クズの思考回路がめぐる。
もしかしてこっちがほんとの僕なのか?
普段はクールぶってるド隠キャ野郎だけど、ほんとは女の人に甘えたがりのクズ男?
どっちにしろ、いい男ではなくて笑うしかない。
子供は何もなくても甘えられるけど、大人が他人に甘えるって難しくない?
だって、シラフで挑んでダメだった時なんも言い訳できないじゃん。
めちゃめちゃ恥ずかしくてもう顔上げられなくなるじゃん。
お酒があれば、顔の赤さや暑さはお酒のせいにできるもん。
僕はこれからもどんどんお酒に頼りますよ。
もし知り合いがこのnote読んだら、もう誰もデートしてくれなくなっちゃうなあ。
そんときはそんときだけど。