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手の届く範囲で

人脈は多いほうがいいとは思うけど、
不器用な僕じゃ繋がりが多すぎてもうまく関われない。
身近な人を大事にしたい。

・・・

『人脈が多い』

この世の強者の特徴だと僕は思っている。
人脈が多いと、それだけ自分の世界が広がる。
様々なことをチャレンジして人脈を増やしていけば様々なチャンスが舞い込んでくる、そんなイメージ。

僕も大学入学したときは、人脈を増やしていろんなことやってみたいなと思っていた。
でも増やし方がわからなくてイライラしてた大学1年生時代。
『人脈を増やす』ということを目的として行動しても意味はないのに。
そこで1年の終わり、新入生達の中でもある程度関係性が確立しつつある時期に、思い切ってサークルに入ってみた。すると友達ができ、いろんな人と会い、チャンスができ、世界が広がった。

人脈というのは、自分がまず何かにチャレンジをして、それに賛同してくれる人が集まって増えていくものだと思う。
自分ではなんにもせずただ人脈を増やそうとしてもそりゃ増えないよなぁ。
自分から動きだすことが世界を広げる第一歩ってことなんだろう。

・・・

と、『人脈』についての僕なりの見解を書いてきたわけだが、そこまでズレたことは書いていないと思う。
けれど、『人脈が多い』ことが必ずしも正義だとは思っていない。
なぜなら、人脈が増えてもその中で濃い繋がりになる人はほんの一握りだ。あとの人達はその内自然消滅する。困ったときに助けてはくれない。

僕が落ち込んで動けなくなっていたとき、助けてくれたのは友達や家族だ。濃い繋がりを持つ人々たちだ。
やっぱり仲のいい人たちとだけ会っていたいし、仲良くない人となんか会いたくてないし、時間の無駄にしか感じない。
それならもっと自分が好きな人達のために自分の時間をあげたい。
自分の人脈の断捨離を行えば、いつどこで誰といても楽しくなる、そんな気がする。

今は、むやみに人脈を広げたいとは思わない。広げれば広げるほど一つ一つが薄っぺらい頼りないものになる気がするから。
僕は不器用だから、多くを抱えても処理しきれない。
だから、手の届く範囲。この手の届く範囲にいてくれる人。そんな人達を大事にしたい。
自分から手を遠くまで伸ばすようなことはあんまりしない。疲れちゃうからね。
逆に周りの人が僕に手を伸ばしてくれれば、大事にする。


なんてことを、仮面ライダーオーズを観ながら考えてました。『手』『繋がり』というのがこの作品のテーマとしてあるんですよね。最高です。



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