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低身長ゆえのモヤっとしたことや意識したふるまいなど

「人を外見で判断してはいけない」とあらかたの人は教えられて育ってきたと思う。

しかし、動物としての性なのか、人は自分より小さいものは(人間を含めて)、軽視しがちかもしれないと薄々感じながら生きてきた半世紀。
ま、本当に悩んだのは子どもが生まれるまでだけどね。
(育児になったら自分のことなんて悩む暇もなかったので。いい意味でw)

低身長の私(153cm)は、中学で身長が止まった!
若いころはこれがかなりのコンプレックス。
でもよく考えるとなんで小柄だとコンプレックスになるんでしょうね。
不便なことと言えば高いところに手が届かないくらいなのに(笑)。

基本的にイヤなことや取るに足らないことは寝たら忘れるので、記憶の底から掻き出してきた低身長ゆえの出来事を3つほど。

1.電車の席。
これは小柄というより女性あるあるかもしれない。
例えば2人がけの席に男性が1人で座ってる席と私が1人で座っている席がある(=両方とももう1人分の席が空いている)場合は、高確率で男性が隣に座ってくる。
公共のものだから誰が座ろうといいんだけど、半分以上寄ってこられて見知らぬ男性と腕や腿が触れ合う。
特にこれが夏となると・・・心情は想像に難くないと思います(笑)。

男性によっては、一生懸命に半分より私の方にはみ出ないように努力してくださる人もいましたが、ほとんどの男性は「あ、ゆっくり座れるラッキー」という感情が毛穴からにじみ出ていました。。。

2.低身長を逆手(?)にとった事例として、年齢を重ねてマネージャー業になると180cmの営業の男性社員を見上げながら、笑顔で元気に手を振ったりアクションをつけて「いってらっしゃい」「おかえりなさいどうだった?」とグイグイ相手の懐に物理的にも入っていってたな(笑)。セクハラにはなってないと思うけど。
距離を近くして話せたのはよかったなと思っている(笑)。

3.姿勢は大事と思ったこと。
ある日同じフロアの女性の後輩が「いつもジャケット来てらっしゃって、姿勢がすごくいいですよね。かっこいい。」と言ってくれた。
小柄な私は今まで「かわいい」とかしか言われてなかったので新鮮だった♪
私は単にセットアップが好きで、ちょっとお高いセットアップを着続けるためにはこれ以上太りたくないので(笑)、お腹に力を入れて歩幅を大きくして骨盤から歩くようにしていただけだったけどw。

「人は、どうしても外見で判断することもあるよね。良くも悪くも。」とその時実感してしまった。
でも褒められたらやはり嬉しいよね。
自分から委縮しないで、姿勢よく、自信を持って(できない人は自信があるように)ふるまうと、低身長に限らず自分の見られ方が違ってくるのでは?と思ったりします。

【おまけ】
今では笑えるけれど、お祭りで人が多い写真撮影の時。
早めに現場に行って前の方の場所を確保した私。
いざ撮影、という時に左肩に何かある感覚があった。
撮影を止めて左を向くと私の視界に、後ろのおじさんのでっかい望遠レンズがあった。
レンズが私の左肩に乗っている。私の肩でレンズを固定してる!?
私の肩は三脚かいっ!!!!!とは言わなかったけど、ちとモヤモヤが残りました(笑)。すぐにどけてもらいました。

低身長というのはこれからも変わらないことだし、低身長ゆえのコミュニケーションの取り方もあると思います。
(機会があればまた書きます)
言えることは、変に委縮せずに居心地の良い人達に囲まれてご機嫌な日々を送った方が豊かな人生になること間違いないですしね。