【EDH】多相ドラゴンハイブリッド型【〜WHO】
背景
これまで通常の始祖ドラゴンと多相型の始祖ドラゴンのハイブリッドは困難だと考えられてきました。
これは何故かというと通常の始祖ドラゴンは全知を始祖ドラゴンの効果で場に出すことを狙うことがメインの動きだったからです。
2マナの多相生物を1マナで出してさまざまな部族シナジーを組み合わせるのが基本となる多相型ではカードパワーが足りず全知を活かしきれませんでした。
しかし最新の始祖ドラゴンの一部では全知を用いないタイプが登場しました。
キーカードは溜め込む親玉になります。
神挑戦者決定戦入賞リスト
溜め込む親玉からドラゴンストームに繋げてコンボを決めることが基本になります。
このカードの登場により単体では意味をなさない全知が不要になりました。
と、ここまでが通常の始祖ドラゴンの進歩ですが多相型も全知を使用する必要がなく、フィニッシャーをコンパクトに収めることが出来るという利点からハイブリッド型が成立するようになりました。
従来はコンボパーツとしてハーコンや仮面林の結節点、冬眠スリヴァー等の単体では弱いカードを搭載する必要がありましたが不要になったのです。
サンプルリスト
最新のリストはmoxfieldから、現在のリストは晴れる屋のページから確認できます。
スライムフットとスクイーについて
新顔のキーカードはスライムフットとスクイーとなります。
このカードが登場したことで、デッキからフィニッシャーであったハーコンや仮面林の結節点、前兆の時計等の手札に来た時に弱いカードを抜くことができるようになりました。
また知らない人には奇襲性も抜群です。
起動型能力で吊り上げ続けるため墓地にパーツが落ちてさえいれば沈黙化でもコンボを決めることができます
多相生物は「苗木」としてカウント出来るので生贄コストとして最適です。
コンボ例
①直接ドラゴンストームから決める場合
波止場カウント3以上、ライフ13以上、ストーム1
溜め込む親玉+霜のモーリッド→SIH+波止場サーチ
召集とライフで波止場キャスト
親玉2体から女看守とスライムフットとスクイーをサーチ
女看守から探鉱者をサーチ、キャストして波止場と女看守をサクリファイス
以下無限マナからご自由に
②スライムフットとスクイーから決める場合
BBRG3+生き埋め+場に多相クリーチャー1体(苗木)
生き埋め→スライムフットとスクイー、溜め込む親玉、変わり身の狂戦士を墓地に
苗木を生け贄にスライムフットとスクイーを起動、親玉をリアニメイト
苗木、スライムフットとスクイー、親玉から召集でSIHで2枚サーチ
→ドラゴンストーム
10マナ+相手の場に波止場カウント3+生き埋め(スライムフットとスクイー+ゴブリンの女看守+スカークの探鉱者)→スライムフットとスクイー+探鉱者をリアニメイト→スライムフットととスクイーを生け贄に今度は女看守をリアニメイト→波止場の恐喝者をサーチして無限マナ→女看守から全てのゴブリンを手札に加えて場に出して姿分けで全員に速攻をつけてパンチ
③マグダ+波止場のルート
①マグダ+波止場カウント5、宝物5つコントロールからスタート
②マグダ起動→親玉→SIHで波止場コピー(宝物11)
③霜のモーリッドで波止場コピー、変わり身の狂戦士で霜のモーリッド追放(宝物6)
④ヴァルカスで狂戦士破壊、霜のモーリッドで波止場コピー(宝物6)
⑤帰ってきた翼の刃で勝ち?
以下はシナジーの一例です
・モリアは戦士なので精神刃の断裂者で2枚引ける
・ズルゴとオジュタイはオークなのでモリアで衝動的ドローができる
・モグ取り人は傭兵なのでカテラン組合の召喚でサーチできる
後書き
これまでの多相型は非常に線の細いデッキでしたが、ハイブリッド型にすることでかなり馬力が上がったかと思います。ぜひ一度お試しください
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