[EDH]始祖ドラゴン/The Ur-Dragon [デッキ解説]
このデッキを組むことになった背景
よく考えるとアレだけ多相デッキを組んでいながら全ての元になった統率者の始祖ドラゴンについて書いてないことに気がついた。日本に3人しかい居ないらしい(大嘘)。ネット上に普通の?始祖ドラゴンの解説は多々あれど多相を主軸にした変態構築はほぼ存在しない。カジュアルではあるがバルダーズゲート発売後のリストについて解説する。デッキレベルは6~7くらい温い構築だが持っていないから入れないなどの妥協はない。
デッキリスト
随時更新されるので下記の解説で紹介するカードが入っていない可能性があるので注意。貧弱で単体ではまともにアドバンテージを獲得する能力に欠けるため吸血の教示者に代表されるアドバンテージを失うタイプにチューターは敢えて入れていない。少しでも強くしたいならそれらのカードを入れて再調整するのがいいだろう。
コンボ
ここでは百合子+多相などの一目で見れば分かるカードは割愛する。応用も含めるとキリがないためベースとなるカードの解説をする。
①自在自動機械
このデッキのキーカード。始祖ドラゴンで無色1マナ軽くなるため多相持ちのメムナイトのようなもの。ほとんどの勝利ルートで必要になるため追放等されて永久に使えなくなることはなるべく避けたい。
②ワイヤウッドの共生虫
自在自動機械の次に重要なカードがこいつ。アメーバの変わり身、鏡の精体、仮面林の結節点などでエルフにすることで自分自身を戻してマナクリをアンタップすればマナのある限り、もしくは無限に出し入れが可能。
③冬眠スリヴァー/ストロームガルドの災い魔、ハーコン
自在自動機械を何度も出すためのエンジン。冬眠スリヴァーはライフが必要なので無限に出し入れしたい場合はライフが。ストロームガルドの災い魔、ハーコンの場合は何らかの方法で自在自動機械を墓地に戻す方法が必要。
④調和スリヴァー/狼の友、トルシミール
冬眠スリヴァー+狼の友、トルシミール+自在自動機械で無限ライフ。ストロームガルドの災い魔、ハーコン+狼の友、トルシミール+自在自動機械で各対戦相手のクリーチャーに無限格闘+タフネスの合計値×3点ライフゲイン。ストロームガルドの災い魔、ハーコン+調和スリヴァー+自在自動機械で自在自動機械を場に出して調和スリヴァーの効果で自在自動機械を対象にし破壊することで無限に出し入れすることが可能
⑤アメーバの変わり身/鏡の静体/仮面林の結節点
クリーチャーを多相化するカード。主にワイヤウッドの共生虫と組み合わせることが多い。
採用カード解説
土地
デュアラン10+フェッチ10+5色土地
適者生存+名も無き転置連射用にヤヴィマヤ+アーボーグ+世界樹
嗜みとしてクレイドルとドライアドの東屋
以上31枚、これ入れないの?みたいなカードがあれば教えてください。
世界樹の奥義はほとんど使ったことはない
妨害
除去、妨害能力持ちクリーチャーは全てフィニッシュ手段も兼ねる。
インスタントタイミングの妨害はピッチスペルが最優先。次点でコンボに突入する際の安全確認にも使えるカード
ソーサリーの妨害も検討したものの現状は断念…
マナ加速
ざっくり分けて4つのカテゴリに分けることが出来る。
①多相生物をマナクリにできるカード
②多相生物が居ると大量のマナが出るカード
④マナ加速以外の役割を持つもの
③複数色出せたり、召喚酔いがない1マナ等、カードパワーが高いもの
サーチ
何がサーチしたいのかによってカテゴライズできる。概略でも記載したが、トップに仕込むタイプの教示者はアドバンテージの消費が激しいため不採用。
序盤に発現する浅瀬を場に出すカード
条件が緩いため終盤には切り札を引っ張ってくることも
自在自動機械、ハーコン、名も無き転置を墓地に送り込むためのカードたち
自在自動機械、名も無き転置は墓地に行こうとも手札に入ろうとおいしいのでギャンブルする価値有
その他
悪魔の教示者は言うまでもなく最強のチューター
イーオスのレインジャー長は置き沈黙かつ本デッキのフィニッシュ手段を兼ねる自在自動機械とワイヤウッドの共生虫、鱗粉の変わり身を持ってくることが出来る。
多相
主役。採用基準は以下の順番。モロフォンはデッキの主役を奪いそうなので不採用。
1)始祖ドラゴンの恩恵を最も受ける2マナシングルシンボルの多相
2)1マナの多相
3)強力な3マナの多相
もっと増やしてほしい
その他
残りはまとめて解説する(飽きてきたわけではないよ)
コピークリーチャー
主に疑似多相として利用。発現する浅瀬などのEtB持ちを増やして多相生物を出した時のリターンを大きくしたりも。稀に波止場の恐喝者になる。
冬眠スリヴァー、ストロームガルドの災い魔、ハーコン
無限ループを組むのに必須。メリットデメリットあるものの冬眠スリヴァーの方がコンボパーツが少ないがライフルーズがある。ハーコンはライフ消費がないがコンボパーツが多くなることが多い。
斬雲スリヴァー
多相生物に速攻を持たせるとコンボの幅が広がる。マナ編みスリヴァーと組むことが多い。飛行付与は百合子と相性が良いがそれだけなのでハートのスリヴァーで十分かもしれない。
百合子
戦闘ダメージを与えるとボーナスが与えられるロード能力はトヴォラーなども持っているがこのカードしか採用していない。なぜかというとトヴォラー等はティムナより強くないため。13/39しか居ない多相持ちよりもティムナ含む多相を持たないカードの方が多い。
仮面林の結節点
カテラン組合の召還で生物が何でも持ってこれたり、コンボに使ったり。 マグダから直接場に出したいが隙も大きく止められた時に何もしないので扱いが難しい
棘のある研究、壮麗なる創造
最近流行の重いジェネラルほどボーナスが大きいカード。光景サイクル等いろいろ試したもののこの2種が最も使いやすかった。起源の波X=9や点数で見たマナコストの総和が90であると考えると破格だろう。ちなみにこのデッキのマナ総量は167マナである。
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