【Legacy】続唱スリヴァー[デッキ解説]
このデッキを組むことになった背景
始祖ドラゴンと多相のアイデアを探してインターネットの海を彷徨っていたところ、下記のようなデッキを発見しました。
https://mtg.bigweb.co.jp/article/kiji/decklisttankentai/65
モダンのデッキですがM20から傲慢な血王、ソリンが、MH1から限りないもの、モロフォンと初祖スリヴァーが登場したことで当時としては全く新しいデッキです。しかしソリンだけではモロフォンを場に出すカードが足りず安定した動きは困難でした。そして研究がろくにされないまま葬られていきました。ここで私の中で一つのアイデアが浮かびます。レガシーなら問題をクリアできるのではないか?とそんなわけで出来たデッキが次項になります。
デッキリスト
晴れる屋のリンクが2022年8月28日のデッキリストになります。最新版はmoxfieldをご覧ください。
各カード解説
Didgeridoo
レガシーに移動することで採用することが可能になったDidgeridoo。
MH2でウルザの物語が登場したことで続唱で捲れた時のリスクが軽減された。自然に牛笛の枚数を水増ししつつ、打ち消されないルートを経由することができるようになった。ただし、ランデスに弱いので敢えて最速で出さないこともある。
スリヴァーの首領
モダンでは使用できないロードの一体。このカードのおかげで続唱で暗黒の儀式が捲れても無駄にならない。
冬眠スリヴァー
こちらもレガシーでのみ使用可能な一体。本デッキのキーカードでこのカードとモロフォン、初祖スリヴァーを揃えることがこのデッキの勝ちパターン。モダンではワンショットキルするためにはモロフォン+斬雲スリヴァー+スリヴァー軍団を揃える必要がある。単体で弱い斬雲スリヴァーと複数並べられない軍団スリヴァーをフル投入4枚ずつ入れる必要があった。一方レガシーの本デッキでは冬眠スリヴァーの効果でライフ2点で初祖スリヴァーをバウンスして続唱を繰り返すことで斬雲スリヴァーを探してくることが勝ちパターンになる。そのため斬雲スリヴァー、スリーブ軍団ともに2枚に抑えることができた。
暗黒の儀式
ソリンを早期着地させるためのカード。前述した通りスリヴァーの首領があるため続唱でめくっても無駄にはならない。よくサイドボードに移動する。
むかしむかし、古きものの活性、ニッサの誓い
モロフォン、初祖スリヴァー、ソリン、ウルザの物語、牛笛などをサーチ可能で一長一短。
むかしむかしが4枚投入することは確定しているが古きものの活性とニッサの違いの投入枚数は議論の余地がある。それぞれのメリットデメリットは
古きものの活性
メリット…捲れる枚数が多い。牛笛をサーチ可能。
デメリット…ソリンが持って来れない、各種スリヴァーも持って来られないため続唱でめくっても実質ハズレになる
ニッサの誓い
メリット…牛笛以外のキーカードにアクセス可能、森→古えの墳墓のような動きが可能になる、続唱で捲れてもおいしい。
デメリット…見れる枚数が少ない。
捲れる枚数が多い古きものの活性はモロフォン着地までに必要なパーツを持ってくることが得意で、ニッサの違いは続唱ループに入った後で強い。割合は好みで変えてもいいと思います。
カラカス
このデッキとコンセプトが被りつつ、スピードと爆発力で非常に不利な実物提示教育を止めることができる。自分の初祖スリヴァーやモロフォンを戻して除去回避、初祖スリヴァーを戻して続唱一回を追加などが可能。各種サーチカードで引っ張ってこれるので色事故のリスクはあるものの2枚採用。
突然の衰微
お守り。メタゲーム次第で入れ替える枠。
サイドボード
メタゲーム次第であるが、青赤系のデッキが多いので花の絨毯は2.3枚有っても困らない。夏の帳も同様だが、続唱で捲れても嬉しくないのでこの枚数。墓地対、置物対策はご自由に。置物対策としては調和スリヴァーも選択肢になるが個人的には追加コストが必要なものの白がでなくても唱えられる点を評価してる。Massacreは本デッキの動きを大幅に制限するデスタク用。
スリヴァーのロード達は5色なのであらゆるピッチコストにすることが可能で続唱をすり抜ける意志の力や激情のコストにすることも可能。執筆時点では激情が効くマッチアップがデスタク程度であること、意志の力は欲しいものの中途半端な枚数を入れても高速コンボに効果的ではないことから不採用。
最後に
以上が簡単ながらデッキ紹介となります。以前は初見殺しでかなり勝てるデッキでしたが、BMO12 レガシーで中途半端に勝ってしまったため、レガシー界隈では既に手の内がバレてますので少し勝ちにくくなっています。(1マナのアーティファクトに意志の力打つのやめてください。)
とても面白いデッキかつレガシーのデッキにしては安価なので興味があればぜひ使ってください。