「あちこちオードリー」の配信ライブで怒りの伝え方を学んだ話
オードリーのイラストはさすがにないだろうと思ったらギャラリーにあってびっくりしました。
少し前の話になるし、もう販売終了しちゃったんですが、オードリーがMCの「あちこちオードリー」配信ライブチケットを購入したんです。
「心のお札を剥がす!」がテーマで、ゲストはこちらも私の好きなハライチのお二人。
心のお札というのは、いわゆる、言いたくても言えないこと、我慢してやり過ごしてること、本心を言うと世間的にはあまり好まれないこととかかな。たまりに溜まったその封印を配信ライブで解き放とう!という配信でした。
めっちゃ面白かったですよ!地上波オンエアじゃカットされちゃうような話を聞けるのが配信ライブの醍醐味!
ネタバレ、レポ禁なので内容は書きません。
でも、私は大笑いしながらも、随所で若林さんの優しさに触れた瞬間があったんです。
若林さんの本を読んだことがある方ならわかるかもしれませんが、若林さんてご自身の感情を言葉にするのがとても上手だと思いませんか?
特に、「怒り」に関して。
ムカつくんだよなぁ!とか、マジでイラっとした!など、私たちも普段そうやって怒りを表現することがありますが、よく言いますよね、怒りは第二感情だと。
つまり、怒りの前には必ず第一の感情がある。
寂しかった。裏切られた気がした。羨ましかった。悲しかった。理解してもらいたかった、などなど、怒りとは違う第一感情があるからこそ、怒りが発生する。
ムカつく!と一言で言っても、その裏に隠れた感情はその一言では語れない複雑なものだったりするんですよね。
配信ライブを見ていて思ったのは、若林さんは怒りを表現するとき、この第一感情をちゃんと言うんです。
「春日にそんなこと言われたから、俺寂しくなっちゃってさ」
「俺がネタ書いてるのに、春日からはありがとうも言われなくて、もうやるせなくてさ」
ごめんなさい、内容はウル覚えなので、セリフは正確ではないです。でも、こんな風なことをはなしてました。
で、その後に
「マジでブチこ○そうかと思ったよね!」と笑いながら怒りを爆発させたりしてる若林さんw
第一感情を素直に話してる部分って、
なんて言うのかな、共感…じゃないけど、
なんていうか、「あ、この人もこんな気持ちになるだな」って、人間に触れてる感じがするんです。
若林さんはそこをうまく使って、一旦ほだされた視聴者を第二感情の怒り爆発で笑いに変える。怒りをエンタメにして、視聴者が安心して見れるようにしてくれてるなぁと思う。
普通に怒ってるだけの人って、
見てるとハラハラするもんね。
これは、日常生活でも使えるよね。
例えば、夫が連絡もなしに帰宅が遅い。
こちらは、「残業か?飲み会?いや、もしや事故!?」と気が気じゃない。
夫は何事もなかったようにふらーっと帰宅。
「あー、ちょっとご飯食べに行ってた」
こんな時、
「はぁ!?連絡してよ!」と怒りをぶちまけるより
「めちゃくちゃ心配したんだよ!事故かもしれないって!連絡してよ!」とか、「連絡がないと、私のことなんにも気にしてなみたいで悲しい!連絡してよ!」とか第一感情を伝えた方が、仲直りが早そうだよね。
あぁ、でもなんか違うな。若林さんみたいにうまく言えない。まだ私修行が足りないなぁ。