彫金日記 ククルカン⑨

~前回までのあらすじ~
石留をしようとしたがうまくできない…道具が悪いんや!と自分以外のせいにした私は、でっかいたがねを作ろうとした。

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大きくないと!と思い、すぐさまたがねの株を購入(買い物は得意)。
これをヤスリで削って形を作り、なました後に研ぎ石で研ぐ。

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このような研ぎ石に油を張ってしょりしょりとたがねを研ぐのです。

研ぐといえば子供の頃、あずきとぎという妖怪の、「小豆とぎましょかーしょきしょき、それとも人取って喰いましょかーしょきしょき」という恐ろしいセリフと「しょきしょき」という小豆をとぐ音がとても愉快だったな、と脳裏によみがえりました。人を喰うのはなるほど妖怪であると思いますが、小豆をとぐ特性は何の意味があるんだろ。板長?

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この写真は研ぐ前?わすれた。

とにかくこのたがねでもう一度コンコン留めました。

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ましになったけど、まだ留められてない。 う~ん、なんで~。

~このあとこの状態のまま彫金教室に行きました~

石の留まらない理由は、石座の下が空洞になっているから叩いても力が逃げて金属が曲がらない(留まらない)、そして逃げた力で腕輪の輪っかが空いていく ということでした。なるほど~。なのですり板で挟まずに、ヒートクレイを石の下にくっ付けて台にして、それを彫刻台に挟んで石留をしました。その上、最初に使っていた小さいたがねで良かった…。ははは。

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留まった!石の回りにすき間がなくなった!

あと表面が傷だらけなので磨くべしと言われました。 
磨きます。


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