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【 プレゼント 】

まず、このタイトルでプレンゼントの企画だと思ってご訪問された方、すみません。プレゼント企画でもなんでもないので、期待させたらすみません。

僕はtwitterでは、ほとんどがレザークラフトに関してtweetすることが多いのですが、現在アンチ・コロナ・プロジェクト(@anticoronalc)というプロジェクトにも参加させていただいてます。
このプロジェクトの趣旨は、コロナ禍で大変な思いをされている方をレザークラフターが各自が作成したレザークラフトをプレゼントさせていただき、笑顔で乗り切っていただくというものです。

僕は初心者なので、他のクラフターさんのような高品質な物をプレゼントすることはできないのですが、そこに参加されている方々は、本業でレザークラフトを販売されておられる方々が多数在籍しております。 
その方々が出展されるプレゼントは、僕も欲しいなと思える素晴らしい作品を惜し気もなくプレゼントされています。販売してお金をいただくこともできそうな素敵な作品なんですよ。

「勿体無いなぁ。これ本来なら高く売れるんだろうなぁ。」と思ってました。

これ、プレゼントですから、革やそこに使用されている金具、送料も含まれているので商売をされている方にはマイナスでしかないからです。

でも、皆さん、嬉々としてどんどんプレゼントする作品を作成しては、企画を立ち上げている。もう、本当に驚きでしかなかったんです。

さて、スロースタートをした僕ですが、僕はパイロットなので、自分が欲しいレザー用品ということで「ライセンスケース」を作成しました。
これをプレゼントしようと。
対象者はパイロットへの道半ばの方達。
理由は、現在のコロナ禍で閉塞しつつある航空業界に不安があるでしょうから、プレゼントで応援をしようと。

ANAの現役機長(A320)からのご意見を頂きながら作成したので、国際線でも利用できるように工夫をしました。

ご応募していただいた中から厳選に抽選をしまして、本当に夢にまっしぐらな青年がご当選され僕の企画は無事に終了することができました。
後日、当選した彼から喜びのメッセージをいただきました。
これからの飛行訓練への意気込みや、熱い想いがビンビンに伝わってくる内容で、僕の作品を受け取っていただき、さらにモチベーションを上げているのが凄く伝わってきて、微笑ましくこっちまで凄く嬉しくなったんです。

で、ここではたと気づいたんです。
「ああ、そうか。」と。
「だから、先輩方は嬉々としてこの企画をされ続けることができるのか。」と。

最初、僕は自分たちがプレゼントすることで、身銭を切るので「損得」で物事を考えてました。当然、生きて行かねばなりませんし、綺麗事では済まされないのは承知です。

ですが彼のメッセージを受け取り、僕が感じることができたのは

「プレゼントをすることは、実は与えた側も『喜び』を受け取ることができるんだ。」

ということでした。
実際に僕は、まだ会った事のない彼を喜ばすことができ、さらにその彼の熱いメッセージを見て喜んだ。

僕はプレゼントをする事で、実は自分にもプレゼントをしていたんです。
他者を喜ばすことができたという「幸福感」というプレゼントを。

「与えよ。さらば、与えられん。」
恥ずかしながら、今頃にしてようやく実体験を通じて実感することができました。
この企画を立ち上げていただいた鹿児島でレザークラフターのReiLeatherさん(@reileather)、ありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。

また、今回、ご縁をいただきましたTOMさん(@TheRightStuff65)、ありがとうございました。是非、パイロットになる夢を叶えてください!君なら大丈夫!

〈追伸〉
TOMさんから、スターバックスのクーポンまでいただきました。お店が再開したら使わせていただきます。

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