フランス旅その後

 日本に戻ってから22日が過ぎた。なんと。
 パリから成田に着き、同日のうちに北海道の自宅にたどりついた。さて、何から、そしてどこから書けばよいだろう。時系列を考えずに、思いつくまま書くことにする。

 フランス滞在中は、日本食を恋しいと思うことは一度もなかった。それが、12時間の飛行ののち、急にラーメン餃子を食べたくなったのだ。唐突に、その欲求はやってきた。それはいつかというと、成田空港に着いて、荷物を宅配に出す手続きを終えた瞬間だった。
 面白い。そこには私の思考とか意志が感じられず、ただ、「あ、ラーメン食べたい。あ、餃子も」だった。

 ラーメンというと、思い浮かぶ。パリにサンタンヌという通りがあって、日本料理店や日本の食材を売る店が立ち並ぶ。在住日本人ならずとも旅行者でもよく知る場所。今回の滞在中に、用事があって偶然このサンタンヌ通りを歩いたのだが、そのときにラーメンの香りが鼻先をかすめて行った。あ、これはたぶんラーメン?と鼻をひくつかせたが、なぜか食べたいとは思わなかった。食事前だったのだが。
 何の用事だったのかは、楽しく面白い経験だったので、そのうち書こうと思う。

 できたら毎日書きたいけれど、宣言はしないでおきます。

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