海外MBAを目指すのに、30代は遅すぎる？

オゥボワール。今回は30代で海外MBAを目指すことについて書きます。

30代の自分はMBA受験を始める時、正直年齢をめちゃくちゃ気にしていました。30代で留学した人のブログを読み漁りました。

でも今となってはスーパー杞憂でした。自分で壁を作る必要は無いというのが、私の意見です。

「30代でMBA」はなぜ遅い？

30代でのMBA留学は、色んな理由があって遅いということになっているんだと思います。

①就職の問題
一番大きな理由はコレだと思います。一般的には歳を重ねるほど転職は難しくなってきます。日本では35歳限界説なんかもあります。

一理ありますが、これも時代の流れで変わってきていると思います。人生100年時代と言われる中、30代はまだまだ若いです。
私は海外で採用も担当していますが、ポジションにもよりますが30代はまだまだポテンシャルで採用しています。上の35歳限界説は生え抜き主義の日本で特に強い現象なのではないでしょうか。
実際に30代でMBAを経て外資系企業にステップアップしている先輩方はたくさんいます。またMBAの同期も30代は普通にいます。

自分はまだまだこれからですが、キャリアの問題もそこまで大きな障害にはならないと思います。
フェアであるべきなので一応書くと、職種変更は35歳を超えるとしんどいかも、という声はアドミや何人かの卒業生から聞きました。
ただ、これも完全に閉ざされているわけではないので、MBAを諦める理由にはなりません。（むしろMBAに行かないと扉にも辿り着けない）

②仕事が忙しい
30代は仕事も増えまくる時期なので、勉強時間をとるのが難しくなります。以前書いたように、遅くまで仕事をしながら英語の勉強に一年間も費やすのは中々しんどかったです。

そういう意味でまだ仕事が軽い20代の方が良いと思いますが、これはモチベーションさえあれば何とかなると思います。

③家族の問題
同じく30代になると結婚して、子どもができて、、という方も多いと思います。そうなると、金銭的な事情からも身動きが取りづらくなります。なので、若いうちに行っておいた方がいいということになっています。

これは、まぁそうだなぁと思います。自分はたまたま子どもはいませんが、MBAに行くことでパートナーのキャリアを中断させることになりますし、将来のための資産を蓄えることを放棄することになります。パートナーの理解があり、何とかなりましたが、1人の時と決断の重さは異なります。30代というよりは、独り身の方が行きやすいのはあると思います。

④周りの意見
30代になると、周りが落ち着いてきます。正直自分も友人たちにMBAの話をした時、「まだそんな夢見てるの？」「いいなぁ好きなことができて」、「実務やった方が良くない？」みたいな変人扱いをされる反応はありました。

こういう話を聞いてると、自分はちょっとおかしいんじゃないか？と思ったことも一時的にありました。でも、最終的には「マジでどうでも良いな」と思いました。

他人は自分の行動に責任はとってくれませんし、チャレンジする人への嫉妬心は自分も持ったことがあるので、その一種かと思うようにしました。

何はともあれ

とまぁ色々書きましたが、主にこんな理由で30代のMBAは遅いという言説が流れ、あきらめていく（理由にする）人が多いのでは無いかと思います。

繰り返しになりますが、個人的には30代はまだまだ若いし、チャレンジする年齢だと思っています。芸人だって40くらいまでは若手扱いされてますし。スポーツ選手も選手寿命は延びてます。

仮に70まで働くようになるとして、あと40年。今の流れで働けるか？と考えた時に一度MBAを挟んで改めてブーストしたいと純粋に思いました。

そして何よりグローバルで不自由なく働ける人間になりたいという昔からの思いがモチベーションを支え続けてくれました。

使い古された言葉ですが、今が一番若いので、やる気さえあれば年齢は関係ないと思います。是非少しでも興味があればチャレンジしてみてください。