Tier1を語る(田中美海)

この記事は「Wake Up, Girls! Advent Calendar 2024」の12/14記事になります。


この記事は個人企画「オタクアドベントカレンダー」の12/14の記事も兼ねます。


ワグナー向けへ自己紹介

どうも、ぴろーと申します。
WUG中期くらいから(そもそも中期っていつなんだろう?)のワグナーです。流れ的に当たり前ですがみにゃみ推しです。
これから推しになった詳細については書いていくとして、ざっとしたオタク経歴は過去のnoteに書いていますので、そちらも併せて読んでください。

タイトルのTier1ってなに?

推しのグレードみたいな。世間に広まってる言葉で分かりやすく言うと神推しとか本推しとか最推しみたいなものです。今のところいわゆるエンタメ業界全体で過去10年で6人しかいません。みにゃみは最初の推し=Tier1です。
一応線引きについてはこの記事で説明していますが、読まなくてもこの後の記事には全く影響ないので飛ばしてもらって大丈夫です。


個人のアドベントカレンダーについて

今通っている(通っていた)現場の話題や持論などを中心に毎日書いています。そもそもこのアドベントカレンダー自体、ておりあさんのWUGアドベントカレンダーに感化されて始めたもので、せっかくなので両方のアドベントカレンダー記事として連動させようということになりました。毎年拝見していていつか書きたいと思っていました。拙い文章ですがよろしくお願いいたします。



ロストハナヤマタの向こうに

2014年。もう10年前らしい…震える…
私は夏に教育実習生として母校の高校に行って教鞭をとっていた。

当時の私はニコニコ動画で毎週アップロードされるアニメをのんびり見ていた。教育実習が終わり、第2話以降は1週間経つと無料ではなくなるのでここでいわゆる「1話切り」「2話切り」「3話切り」といったデッドラインを必然的に迫られる。

7月初週は教育実習だったので、今から夏クールのアニメを1週遅れを取り戻しつつ毎週欠かさず見るにはあと1本足せるかどうか…そんなときに出会ったのが、ハナヤマタでした。

絵がきれいでいいな…(ニコニコ無料会員なのに画質もなにもあるか?)となんとなく見始めた1話。
鳥居の上に立つ金髪の少女が、主人公の関谷なるだけでなく、私の心も打ちました。

理想的な女だ…(言い方)

私はそもそも性格上次に何が起こるかわからない方が、面白い方が好きなのですが、ここで登場してきたハナ・N・フォンテーンスタンドちゃんはまさにそんな子。いつも騒ぎの中心にいて、それでいてポジティブ。作中では「どこか楽しそうなところに連れて行ってくれる存在」として描かれており、なるをよさこい部に猛烈に誘うことになるのですが…

アニメをのんびり見ていた私も、作品の世界観とハナちゃんに引き込まれ、回を追うごとにそのクールのアニメの中でも評価が上がっていき、終盤は毎週見ながら泣いていた。結構定番というか、予定調和な部分は多い脚本だったのですが(その辺がアニメの評価割れてるところですね…)スポ根要素とか結構厳しめに挫折する描写とか、何かを頑張ってきた経験のある人にはとても刺さりやすい作品ではないかなと思います

最終回もモザイクレベルの画質でニコ生で見て号泣して、無事に完走した、ここまではよかったのですが…

供給がない。

アニメが完結すると、それ以上公式からの供給はなくなる。触発されてXをアニメ実況用にも開放して、アイコンも今のものにしました。
このnoteのアイコンもそうですし、X(旧Twitter)のアイコンも一時期を除いてずっとこれです。
でも供給がない。楽しかった、よかったという気持ちは内側でしか消化できない。ちょうどそんな頃に一番くじが出て関西中のショップに回しに行ったりとかしたのですが、そんなものでは消化できず…


偶然か必然か、田中美海に出会う

過去に公式から提供されたもの、ということで過去のニコ生や関連動画、MAD動画をニコニコで漁り始めました。というか、もはやそれくらいしか見れるものが残っていなかった。幸いあの頃はニコ生の転載とか普通に高画質で載ってるので普通に見れたのだが、その中である切り抜き動画に出会った。その動画は最近削除されてしまったので、該当回のニコ生のアーカイブを貼っておく。

この動画のタグにも記載されている、8:36~からの場面。
上田麗奈(サムネの右の人)さんがお菓子の紹介のところで皿からお菓子をこぼした瞬間

(美 ゚∀゚)ガハハ八ノヽノ \/ \

結果的にみにゃみに落ちた瞬間だった。

いやこれでなんで?って言われそうなのですが色々理由があって

・豪快に笑うところがハナちゃんにダブった部分があった
・ちょっと畜生っぷりが見えた
仕事でやってることなのに、心から楽しんでる

そんなわけで、ある時からハナヤマタではなく「田中美海」で動画を探すように変わっていったのです。

声優さんに興味を持つなんて!

当時はありえないと思っていました。
今でこそ推し活なんてぬるい言葉(なぜわざわざ棘をつける?)が浸透しましたが、10年前は概念しか存在しなかったもの。10年前と言えばAKB48の全盛期後半くらいの時期ですが、そっちでしか〇〇推しなんて聞かないし、そもそも声優さんを応援するって何?って思ってました。ちなみに私はそういう国民的〇〇~とかが嫌いな斜構の人間だったので、当時の時代の推し活という推し活を通っていない人です。アイドル応援する人って何?とも思ってました。今の自分に聞かせてやりたいよほんとに!!!!

でもハナヤマタのイベントだけは行きたいな…→花彩よさこい祭り2組目(アンフィシアター)参加
熱が改めて戻ってきたし交流持ちたいな→Twitter活発化、オフ会参加

気がついたら2015年の中頃にはそっちの界隈で名の知れたオタクになってしまい、あれ?と思い始めていました。

「ぴろー、みにゃみのこと好きならWUGに来ないの?」

ある時、ハナヤマタのオフ会で知り合ったオタクにこう言われました。
WUGね…作品見て面白かったけど、人は選びそうな作品だった。これが当時の率直な感想。しかもニコニコ大百科を覗きに行ったらすごいレスバしてたし。悪評みたいなのもよく聞こえる。大丈夫なの?泥船コンテンツじゃないの?

当時WUGを(声優コンテンツ側から)通らずに、風評だけで見ていた私からは正直そんな風に見えていました。

2015年のみにゃみは文化放送声優ラジオ文化の礎であるLadyGo!!の後継番組、FIVE STARSのパーソナリティーが決まり、毎週動くみにゃみが見れてそれだけで幸せな時期。大学院1年だった私は研究室から帰ってきて毎週30分(10月からは1時間)メールもよく書いていてたまに読まれて名前が呼ばれるだけで幸せ。そんな距離感でした。

まだこの当時も、声優さんのイベントに行くにはハードルが高く、この時なんばハッチで行われたWUG2ndツアー大阪公演に「夜公演だけ」行くことにしました。曲知らんライブに6000円とか簡単に払えないよ!!!とか言ってる「健全な一般人」だった時期です(注・とはいえハナヤマタの一番くじに10万とか突っ込んでるのでその段階でおかしいよ、オタクとしての素質しかなかったよねぴろーさんは?)


全ては流れのままに、ワグナーに

ところが前日にWUGツアー参戦者を私の家に泊めて麻雀をしたところ、バカ勝ちしまして、それで昼夜両方行くことになりました(お察しください)

で行ったライブで、この日初披露のあの曲が流れました。

おい、聞いてないんだけど!!!!すごいいい曲だし、パフォーマンスもいいやん!!!!

目まぐるしく変わるフォーメーション、初期曲の詩の強さ、7人の個性。WUGを語るときに誰もが触れるこういったファクターは、2時間のライブを2本見ればその場で言語化はできなくとも十分に感じ取れました。

終演後、出てきた私は知り合いのオタクにこう話しました。
「あのさ、再来週の福岡、チケット余ってないの?」
即断即決。こうなった私はもう止まらない。何せオタクの素養があった人間がここまでのめりこんでしまった。そこから私の、本当の意味での田中美海推しが始まりました。


結局、田中美海さんのどこが好きなのか

とまあここまでは推しになるまでの話みたいなところで、ここからはなぜ田中美海推しなのか、どうして長続きしたのか、推し変する気とかはなかったのか?を書いていきます。

圧倒的な声優としての才能

これはまあ言うまでもないというか、10年間の彼女の活躍っぷり、多種多様なキャラと声の使い分けを見れば分かると思います。
ハナヤマタ11話12話の重要なシーンで泣く演技があったのですが、これを見て私は本物だなと思っていました。泣く演技は技量を問われます。当時作品を見ていて感情移入してしまうほど良かったので、あとから振り返ってすごい子だなあと思いました ※この当時はWUGデビュー後半年しか経っていない新人時代です

口からCD音源

ほんと外さないし、うまいんですよね。そんな彼女だからこそWUG最終盤はまゆしぃやよっぴーのように感情をこめて歌う、伝えることがしたいと言ってましたね(土曜日のフライトの「悔しい怖い泣きたいもうそのレベルじゃない」など)
あと口からCDで言えるのがキャラクター声での歌唱が安定してることですね。プリパラのトライアングルとか顕著です。使い分けうますぎる。

中身がオタク

これはぴろーの歴代のTier1の推し6人全員がそうなので、共通項であり最低でも満たす条件だと思います。
オタクじゃない子は推せないです。結局オタク心の分からない人に良質なエンターテイメントを提供するのは不可能だと思っているので(過激派)。
みにゃみに関しては、子供のころからの英才教育がしっかりしていて、大の型月厨から、実際にFGOで配役と番組MCをもらえる立場にまでなったのは本当に凄いしエモいですね。子供の頃の夢を叶えるってよく簡単に書きますけど誰でもできるものではなくて、彼女はその領域にたどり着いたんだと思います。
売れてからは人格があまり表に出なくなりましたが、それこそFIVE STARSの初期の頃は自分自身のオタクの話もよくしていたし(雛苺とか)、あの花の話してて番組そっちのけで号泣したりとかもうほんとは喋りたくてしょうがない人なんですよ。

が さ つ

これもエピソードに事欠かないですがびっくりするくらいがさつです。でもそのほうが良くて、私はオタク女子の方が好きなのであんまり女の子女の子しててもそれはそれで萎えるのです(めんどくさいなこいつ)。
その辺のバランスがちょうどよくて、プロらしいところと人間らしいところが同居しているから好きなんだと思います。


10年応援してて飽きないの?辞めたいと思ったことは?

最近は現場に行ってるわけではないので…それを皆さんがどう捉えるかです。
でも降りたかって言うと別にそんなことはなくて、推し始めた当時声優としての全てを兼ね備えてる、絶対売れるだろうなと確信していたそのままに、なんなら想像を超えるくらい出世してしまって、もうみにゃみの仕事がなくなることは正直ないと思います。そういった意味で、殿堂入り、永久の推し枠になってしまったってのはありますね。

あと田中美海は好きですけど取り巻く環境に好き嫌いはあったし取捨選択してました。当時でも100話くらい追う必要があったプリパラは院生になってしまって時間もなかったので曲しか追ってないですし、Fateは通ってないので未だに何が何だかよく分かりません。旅行先の厳島神社で無料10連引いてニトクリスを引こうとしたくらいしか思い出がありませんw
WUGも新章放送時期の頃のオタクの言い争いやピリ付きで一時離れてました。見れるコンテンツだけ追おうと(当時だと灼熱の卓球娘とか)。私はその辺、全部無理に追おうとせずに自衛できるので長続きしたんだと思います。

あとこの流れだと結婚したことは当然触れないといけないのですが

高校生の頃から知っている親戚の娘さんが結婚した感覚です。

むしろガサツなことを知ってるのでよく結婚出来たな…(失礼)って思ってるくらいなので。ノーダメです。ただまあ世代一回り下の推しが結婚したのに当のぴろーさんは何をしているんですかね…??????とは自分で思いますが。

あと自分の推し方の大前提として「推したいと思った最初の感情が消えていない限り降りない」という考え方があって、みにゃみは知ったままの姿で、もちろん声優としてステップアップしながら一流になりました。そこになんの降りる理由も嫌いになる理由もないので。

おわりに

無味乾燥な記事だったかもしれませんが気がついたら5000字も書いていたようです(一番驚愕しているのは私)。
みにゃみのオタクとしては残念ながら古参になってしまった(現実から目を背けるな、とっくの前からそうだぞ)のですが、古くから応援していた人間が何を思っていたのか、WUG初期の頃がどんな雰囲気だったのかを少しでも感じ取って頂けたら幸いです。
あと現地下アイドル界隈の人はさすがに読んでいないと思いますが、ぴろーさんの過去と推し方のスタンスを感じ取ってもらえたらなと思います。

そして改めてにはなりますが、アドベントカレンダー企画のておりあさんに感謝の意を表して終わりたいと思います。

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