第2章終了宣言の補足説明
この記事は「オタクアドベントカレンダー」の12/1の記事になります。
昨日、オタク第2章引退の発表をさせていただきました。
今日はその理由について昨日の公式文では説明が長すぎて省略せざるを得なかったこと、質問疑問の出そうなところについて説明します。
人によっては、引退に等しい決断
そもそもオタク第2章って何ぞやという話からしますが、私は2015年に声優現場(田中美海)で現場オタクのキャリアをスタートさせてからここまで約10年近く、ほぼ休みなく走ってきました。
そんな私が一度オタクをやめようと思った時が2019年。WUG解散と自分のキャリアのステップアップのために現場から離れました。
皆様におかれましては、日頃からオタクぴろーと仲良くしていただき、大変感謝しております。
— ぴろー (@pirawwwwwww) September 20, 2019
この4年半、忘れられない時間を過ごすことができたのは皆様のおかげです。
私の方から、大切なお知らせをいたします。#バンもん0920MACANA pic.twitter.com/ldcASn15IK
正直この時私はオタクやり切ったというか満足していて、次のライフステージに行くものだと思っていました。
しかし現実は残酷。目標だった東京五輪が延期となり、私の夢も潰え、さらにいろいろあって(多すぎるので略)、楠あんずさんに出会いオタクを再開しました。そのあたりは過去のnoteを読んでください。
あんずさんがいるから戻ってきたオタクの世界。これは今までとは全く別の世界でして、なので事あるごとに「第2章」という言葉を使ってきましたが、それが今回残念ながら終了という形になりました。
そうなると、第3章はあるのか?ということが気になるわけですが現状全く考えられないし、アイドル現場すら興味が薄れているというのが今の率直な感想です。
第1章の終了はライフステージの変化が理由でしたが、今回は追いかけてきた推しがステージから消えるという全く別の理由です。何度も繰り返しになりますが楠あんずのために全てを捧げてきたわけで、その対象を変えてやり直すとかはないのです。
であればオタク引退という単語を使えばいいじゃないかと言われそうで、実際使うか迷いました。ただ人によってオタク引退の定義はかなり差があると思っていまして、これから1回もアイドル現場に行かないわけではなくぷらっと顔出すことはあると思います。今後はそれくらいのスタンスです。なので万人に納得してもらえる表現ということで「第2章 終了」という言葉に着地しました。
引退構想は9月からあった
あんずさんが活動休止だから宣言したんだ!と理解するのは簡単ですが、これは誤解されても嫌なので正直に書きますと引退の構想は9月からあり、準備も進めていました。
ゼロプロの仕組みを見ればわかりますが、Z1はトップグループです。どういった形であれ、そこに立つものは一人ではなくたくさんの人に応援される形であってほしいと思っていました。で実際、今回のリリイベを通して一人当たりの認知度やファン人数は増えました。
あんずさんのファンというとどうしても私が目立ってしまう部分はありますが、このリリイベ期間中にあんずさんもしっかりとファンを獲得して、定期的に通ってくれるファンの方がいます。そもそも私よりも古くからのファンがいたりもします。皆さんが認識していないだけで、ちゃんとそういった人たちがいる。ですので、私はそろそろ身を引くというか、いわゆる「レースをかき乱す存在」はやめて、「多くの内の一人」になろうと思っていました。
現場に通っていた人は「もう僕も引退なんで」「僕がいない現場を想像してください」といった言葉を聞いた人もいると思います。あの段階から、今回の幕引きに向けた構想を作っていました。
あんずさんに「ゼロプロオタクやり直した方がいいよ」「降格だよ」と言われたけど、実際引退も近いですねえとは思ってる、隠居です隠居
— ぴろー (@pirawwwwwww) October 14, 2024
深い話ですかね
— てん!! (@diver_ten) October 14, 2024
これも、プロモーションの一部だとしたら、さすがです
天才はいる、悔しいが。
この段階で蒔いた種に気づいている天才がこの人です。
Z1動員バトルに勝利した私は、その段階でも現場出席率を減らすつもりでした。
結果的には生誕の準備があったので11月まで今まで通り走り切ったわけですが…
体力の限界が見え隠れした2024年
以前私は千葉県の茂原に住んでおり、今年3月までこんな片田舎から都内の現場に通っていました。
声優現場時代から日曜に最終の飛行機や終電で帰ってきて、翌日のうのうと仕事をしても全然体が壊れることはなく、休みもオタクのために使うことがほとんどで熱を出したり体調不良で仕事を休むことはほとんどありませんでした。
ところが2024年は、事あるごとに慢性的に体調が崩れることが続きました。
1月のzerofes(※ゼロプロではなくぜろすた主催の名古屋のフェス)遠征では、帰りの車で爆睡するほどに力尽き、その後建国記念の日くらいまで2度発熱するなどずっと体調が優れませんでした。
6月のmistfes遠征でも2泊とも現地ホテル泊をしたにもかかわらず帰京後に体調を崩しました。これはリリイベ後の疲れがどっと出たのもあると思いますが…
そして極めつけは10月。恋文あゆ生誕(名古屋)で深夜の延長物販に参加した後異様な疲れのまま東京に戻り、危険を察知してそこから1週間睡眠をとり続けて体力回復に注力したにもかかわらず2週間後に2日連続40度の熱が出て3日も仕事に穴を空ける始末。
全盛期の私は1ヶ月4週間ある週末に福岡遠征、帯広遠征、佐賀遠征+帰京して別現場というスケジュールをこなしてもピンピンしてたのに、今や名古屋遠征で毎回体調が崩れるほど軟弱な体になってしまいました。
せっかく蘇我に引っ越したものの、年齢には勝てないのかとにかく基礎体力の衰えを感じており、今後1時間通勤しながら土日両方現場に行くことに限界を感じていました。
総大将として仕事ができないこと
私が一度言った総大将という単語が、センセーショナルな言葉だったのかその後他のオタクから使われることで広まっていきました。
ゼロプロファンの総大将として、動く日がやってきたのかもしれないですね
— ぴろー (@pirawwwwwww) August 14, 2023
辛く遠い道のりになるけど
その仕事が与えられたと、自分はそう解釈しました
これは20人に縮小された3期Z2にあんずさんが残った時の私の感想でした。この言葉が切り取られ、二つ名として広まりました。
この当時のZ2はもう半分時効だから言うけど売り上げ偏重の評価基準だった時で、私自身もあんずさんがZ2に残れると思っていませんでした。しかし内外ともにサプライズの残留。この時のZ2でいわゆる若いオタクはほとんどいなかったので、私にできる仕事があるだろう、ということでこういった言葉を残していました。
それから1年半、ゼロプロが全リーグ総出で外と戦うという時が来れば私が出る、と覚悟を決めていたのですが、そんな時は一度も訪れませんでした。例えばTIF地方予選で全リーグのオタクの動員をかき集めて現場投票で勝つとか、いろいろやることはあるだろうと思っていたのですが…
2023年初頭のNIG(Next Idol Generation)参戦以降、これといったイベントがないどころか、実際はリリイベ、動員バトルと内部の競争を煽るばかり。当然そこで前に出れば利害の一致しないオタクに叩かれる対象になります。いわば前に出るだけオタク個人の評価が下がる損な役回りでした。そしてそこまでしても推しは初代Z1になれず、なんなら推しのZ3降格(B4単独後発表段階)でその立場にすらいることもできなくなったので、私の仕事は終わりました。
これは遺言になりますが、全ての思想のオタクをつなぎとめられる強いオタクがZ1には求められます。なり手を作るか呼んでくる必要があります。意志を持たず集団戦ができないオタクは烏合の衆です。私は現場を去りますので、遠くから組織戦が繰り広げられる古巣の姿を見れるように願っております。
金銭トラブルなう
現在ゼロプロオタク間の金銭トラブルに巻き込まれてしまっており、リリイベ終わりにただでさえお金のないところからさらに負債を背負うこととなり、簡単に言えばえぐい借金状態です。2021年でもこういうことはなかったので、過去最悪の水準でそもそもZ1に上がっていたとしてもまともにオタクできていたかも結構怪しかったです。
この件につきましては、解決に向けて動き始めてはいますが予断を許さない状況です。解決すれば不問にする予定ですが、ゼロプロ関係のトラブルでもあるので今後の状況次第で注意喚起も込めて被害内容の開示を行う可能性があります。
満足感と、目標との乖離
改めてリリイベが終わった後のお気持ちALTを読んでみましょう(リンク先から飛んでください)
覚悟の先の景色(ALT長いです、暇な人はどうぞ) pic.twitter.com/h9WbEWDTFH
— ぴろー (@pirawwwwwww) August 4, 2024
リリイベが終わった後、私は相当に満足していました。
楠あんずというアイドルは、よくここまで来てくれました。
最初はどうなるかと思ったところから、衣装がついて、(これでも)歌がうまくなって、遠征でセンターを張って、夏フェスに出て、生誕をやって…
普通に、地下アイドルとして立派です。3年間ですごい実績を作りました。これはこんな顛末になった今となっても、一切覆されることのない名誉と栄光の歴史、物語です。
そんなあんずさんのアイドルキャリアにあと一つ残されているとしたら、お互いにとって宿願であるTIF…
しかし、TIFに出るためにはまず確実にZ1の座が必要でしょう。どれだけゼロプロの勢いが強く、グループとして大きくなってもさすがにZ2には回ってこないと思います。
そうして、Z1昇格のための戦いが始まりました。
結果は細かく触れませんが、一度ならず二度もほとんど手にしたはずがそれを失い、大きなチャンスを失いました。
もちろんここでは触れられない様々な感情、想いがありますが結論としては「もう一度、圧倒的なファンを増やしてやり直す」ということに至りました。その時のあんずさんには圧倒的な人数のファンがいる。つまり、目の前の売り上げ1枚、動員1人を削りだすために私が無理することは、全くその先に繋がらなくなったのです。
実はボロボロでした
そんなわけで、今まで通り現場ではへらへらしていた私ですがもうとっくに気持ちは切れていて、生誕が一つの大きな区切りと決めてあの日のライブに望んでいました。
オタク10年間の集大成の1日にします
— ぴろー (@pirawwwwwww) November 17, 2024
あの日が私にとっての区切りだけでなく、あんずさんの一旦の最後のライブになると知らずに。
実は活動休止の話は、活動に対して後ろ向きな空気感は少し言ってましたが具体的には生誕特典会の最後の1枚が終わっても全く言われませんでした。見る限り他のファンの人に対しても同じでした。
最後まで教えてくれなかったことに対してプラスの気持ちもマイナスの気持ちもあります。やっぱり最後だとはっきりわかったうえで「お疲れ様」といいたかったという想いは正直あります。
しかし、楠あんずとは本当に強いアイドルです。
おそらく年単位で自分のファンと会えなくなることが自分で分かっているのに、舞台裏に消えるまで最後の最後まで泣くことも、真実を教えることもなく美しく消えていきました。
こんなことができるほどのプロ意識を持った地下アイドルが、どれくらいいるでしょうか。
最終結果は気持ちが追いつかなくなったこと、であるため事情を知らないうわべしか見ない人からは色々な意見が出ると思いますが、過程を見てきた立場としてこの流れでもはっきり言いますよ。
楠あんずって、本当にハートの強い子なんです!
残された私の仕事は…
だから、あんずさんを待ち続けるんです!
それ以外に何があるんですか?
アイドルの全てを体現したこの子が戻ってきた時に、先月までと同じように自分がその場にいること。今求められているのは、いつ来るかもわからない「その時」に向けて準備を進めることです。体力面にしても、お金にしても、環境面にしても。
毎週当たり前のように会えていた女神のような偶像に、年単位で会えないことは正直考えただけでも想像を絶するほどの苦痛だと思います。私はこの10年、Tier1の推しでこういった事例(いわゆる待ちの状態)になったことがないので、本当に怖いです。
とはいえ、それをやるしかない。それ以外に仕事はないので。
ゼロプロについては、そんなわけで12/20の新体制ライブが大きな区切りとなります。あんずさんがたどり着けなかったZ1に代わりに上がるメンバーは誰なのか?グループ全体はどこへ向かうのか?しっかりとこの目に焼き付けて、私はこの場所を去りたいと思います。
このライブが、おそらく楠あんず指名で買える最後のライブチケットになると思います。今後自分のお金でゼロプロだけを目的にライブを見に来ることはなくなります。動員補助については予定が合えば全然やるので声かけてください。基本先着優先にします。これからの私の予定はアイドル現場にかかわらずフリーなので、先約をつけたところに行くことになりますのでよろしくお願いいたします。
あと、暇してるんでオタク忘年会、新年会に誘ってください!
何もなさ過ぎたら病みそうな気がするwwwww
それではまた。