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0祭って結局どういうイベントなの?
おはようございます。
動員バトルもひと段落して、10月は毎日自主イベ! 息もつかせないのがゼロプロらしさではありますが、私も推しがZ1昇格ということでひと段落したいと思っています。
これからの自分に何ができるのだろうと考えた結果、当初リリイベが終わった後に考えていたことをしていこうと思いました。それが語り部としての役割です。
現状のゼロプロ、何が足りてないのかを私なりに分析した結果、発信力と歴史を紡いでいく人の人材不足を感じています。
次に引用するのはリリイベ終了後にupしようと思ってそれどころではなくなりお蔵入りになってしまった私のnote記事の一節です。
>昔からいる人間にとっては新規はありがたいと同時に少し煙たい存在になってしまうのもしれないが、現場を変えていくには必要な存在だ。特に新規は何もしないとぽろぽろと脱落していく。初めての人に優しい環境を提供するのと同時にセーフティーネットが必要だと感じている。こんなチャンスはそうない。リリイベ新規をどう定着させていくかが、ここからのキーポイントになってくると思う。
あれから4ヶ月経ちました。
リリイベ新規は結構定着しており、今年の年明けでは想像もできなかったくらい各チームの動員が取れているなと現場にいて感じます。Z2定期公演が窮屈に感じるのはこれの証左の一つでしょう。定期公演自体はZ2 4期(2024.2月~)からやってましたが、5月くらいからほんとに人多くて見づらくなったので。
今の動員状況を見ると、現場に通っている人のおそらく3~4割はリリイベ新規なのではという、それくらいの勢いを感じています。
その人たちにとってはこれから起きる何もかもが初めて。ゼロプロはビラ配りでの新規獲得も多くアイドル現場自体が初めての人も結構いまして、だからこそ私の過去記事で「セーフティーネットが必要」とコメントしています。
10月からの自主イベラッシュ、昔からいる人はこう見てる、というのを不定期に書いていこうと思います。
初回にして早くもピークになりますが、10/2(水)開催の0祭についてです。
「帰ってきた」0祭とか何か?これを説明していきます。
イベント内容の性質から、1期2期3期に分けた方が説明しやすいと思ったのでそうまとめました。これは私が勝手に分類しているだけなので一切公式的ではないことにご注意ください。
1期・賛否はあったが、当時求められていたイベントの一つ
![](https://assets.st-note.com/img/1727754330-v27UWf46VMm0trNiHOdpzjXh.jpg?width=1200)
フライヤーがこれなんで察してください。と言えば1行で終わりますがもう少し補足説明を。
このイベントが始まったのは2023年4月でした。
世間的にはコロナが5類になり、ライブアイドル業界のコロナ規制が完全撤去されるちょうど最中にいる時期でした。
ゼロプロでも2023/3/14に公式から(演者のみ)マスクなし特典会の開始が宣言され、一般的なライブアイドルの対コロナの規制が撤廃されたばかりでした。
そんな時期でしたので、まだまだアイドル現場=盛り上がれるという価値観が浸透していない時期でした。特にゼロプロはコロナ後に始まったグループであり、ファンもオタク歴の若い人が多く当時はコール何それおいしいのみたいな人が多かったです。あとコールしてる人もマスクつけながらやると息吸いにくくてすぐ酸欠になるのでめちゃくちゃしんどい時期でした…
ただ、コロナ前の地下アイドル現場の熱気、熱量は今の業界の比ではなく、どこかでこの原点回帰はしていかないといけないと薄々思っていました。そこで始まったのがこの0祭でした。
フライヤーの文言を見ると刺激的ですが、いずれも平成の頃の地下アイドルでは(全てのグループではないですが)普通に存在していた文化です。コロナにより人と人との接触が難しくなったこと、(場合によっては)危険となる行為の排除、色々な理由がありますが、他にも運営面で様々な効果がありました。
①新規層の開拓
従来ゼロプロはビラ配りでの新規獲得が多く、既存ライブアイドルのファン層からは(いろいろな理由により)敬遠されていた部分がありました。これをよそのグループの有名曲をカバーライブすることで入口のきっかけになってもらおうとしました。
②Z3以下のメンバーへのガス抜き
2023年4月はZ2 2期(2023/2~203/8)の期間で、この時Z2は現在まで見ても史上最大の50人となり、多くのプロスペクトはこの段階で一旦ほとんど昇格していました。現在でもそうですが、Z2は衣装がつき上位対バンに出演できる一方Z3は制服でブロックでまとまって対バンに出るなど、扱いの格差が大きかったです。Z2にいないことで持ち曲も減る(Z2曲はできない)し、いわば出涸らしのような存在になっていました。そういったメンバーに、カバー曲をやってもらうことでモチベーションの維持につながりました。
③新しい推しの発見
このイベントは初期はZ3以下の出演、さらに無銭ということもありZ2のオタクも気分転換によく来ていました。今思えば演者が発掘される要素があったかなあと思います。
④ゼロプロ曲に食傷気味だったファンへの配慮
Z2が50人になったことで、グループ全体の対バン数は大幅に増え、Z2初期までは(暇人であれば)全ての最上位リーグのライブを見ることも原理上は可能でしたがZ2 2期ではそれは不可能になりました。そしてライブ数が増えたことで、ゼロプロの曲に触れる頻度が多くなり、加えてZ2になって増えた新曲(Z2曲)も半年以上経ったこの頃には出揃ってしまい、向こう1年以上ゼロプロはまともに新曲が出ない時期を迎えます。こうなるとどうしてもオタク側はマンネリ化し、つまらないと感じてしまうものです。そこに当時としては画期的だったカバー曲ありライブの導入によってファン側にも配慮されていたと感じました。
※注・生誕ライブが始まったのは2024年1月からで、それまではゼロプロメンバーがゼロプロ曲以外をやるケースは宴(事務所合同ライブ)のシャッフルユニットなどごくまれなケースでしか起きなかった
2024年4月からZ3リーグ以下のみで定期的に行われるようになり、6月までに計9回の開催がありました。
参考までに初回のセトリを貼っておきます。雰囲気は察せるかと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1727763295-BjfeN7JIv5mYD36hlZc9qpn0.jpg?width=1200)
また、途中から一番盛り上げたファンには10万円を賞金として授与するという企画が始まり、仮装をしてくる人やリフトに上がる人などこれまでのゼロプロ現場には見られない光景が見れました。
2期・Z2参戦で引き締まったライブに、治安問題も
7月から8月までのvol.10~vol.13までは、Z2の参加が解禁されました。
![](https://assets.st-note.com/img/1727763517-MCe6YFmx8R5r2nzJBdoDs7Ok.jpg?width=1200)
Z2の方は毎月選抜バトルがあるなどかなり忙しかったのですが、7/4のO-Eastワンマンが終了し8月新体制(Z2 3期)までひと段落ということもあり、また当時のZ2メンバーからも0祭出るならやりたい曲があるという話が出るなど、待望論が高まっていました。
Z2の参戦によりやはり会場もぱんぱんになり、その中でコールやmix、10万円獲得のために目立つ人が出ると現場は荒れ気味で、局地的には色々あったという話も聞いています。以下私の個人的な意見です。
なんでもあり と運営が銘打っていて禁止行為を設定していない以上、ライブ中の諸々については自己責任であると私は思います。過剰に防衛するような意見も飛び交っていましたが、平成のアイドル現場でそれ言ってたら笑われると思うし、そこも織り込んで会場に来てほしいなあと思います。
また、チームごとに出演する、5人であるという縛りも取っ払われたので、上の画像の通り今から振り返っても面白い組み合わせが多数見られていますね。実際、この時のオーケストラ(BiSH)のカバーを朝比奈、雪野、空音の3人でやったことはB4NDS結成のきっかけの一つになっています。
3期・楽曲争奪戦、0祭曲の登場
![](https://assets.st-note.com/img/1727764318-r08uK9USkmebT7MfYcELQNA4.jpg?width=1200)
8月新体制ののち、3期Z2(2023.8~2024.2)がスタートします。
このタームの最大の目玉がこの0祭でした。2か月間かけて5人1組で優勝を目指し、優勝チームにはMV撮影権が与えられるというものです。
内部バトルをやりつつもライブはカバー曲祭で盛り上がるといういいとこどりの形式でした。
この時、決勝に残った5チームに与えられた新曲が「0祭楽曲」です。
確か実際には7曲くらい用意されていて、準決勝の通過順位が高かった方から曲を1曲ずつ選んで決勝で披露するとか、そんな感じだったと思います(ちょい記憶怪しいので有識者ヘルプ求む)。
コンペイトウ
君にガチ恋
絶対推し宣言
線香花火とパジャマ
大優勝!ゼロプロ運動会!
See U
キミがオレのすべて説
たぶんこの7曲で合ってると思います(調べられる限り調べた)
これも新曲が出ていなくてマンネリ化していた当時のファンにとっては朗報でしたし、今のファンの方にも分かる通りいい曲揃いです。
「現代のアイドルオタクに受けがいい曲を用意してもらった」というコンセプトの曲だそうですが、まさにその通りだなと思います。
で、一応結果だけ書いておくとA3LiT(当時の3期Z2-A3)が優勝して、こちらのMVが公開されています。
セルにとっては諸般の事情で念願の初MVだったこともあり、思い出に残る優勝となりました、まさに文字通りの大優勝です!
今回、現場は荒れるのか
以上、簡単ではありますが0祭の歴史を振り返っていきました。
さらっと書いた通り結構この現場のフロアの空気はたぎっているので、津城の対バンや自主イベの雰囲気とは変わるはずなんですが…
10/1現在、今回の0祭のライブのレギュやガイドラインが全然出ていない…
結局、Z1/Z2がカバー曲多めにやるライブってだけの可能性もあって、どう立ち振る舞えばいいのか分かりません。
何か明確な発信がない限り、トラブルのもとになってもよくないので私はおとなしくしているつもりです(そもそも仕事終わりに行くので大遅刻ですが)
また会場の渋谷RINGは現状のゼロプロ自主イベ開催時には毎回パンクしているので、オタクが騒げるほどのスペースがそもそも存在しないのでは?という疑問もあります。こんだけ書いといてなんやねんと言われそうですが、今回ばかりはどんな雰囲気になるのか全く予想できないというのが正直な感想です。羽目を外す人が続出する未来から、いつもの定期公演とあまり変わらない未来まで見えます。
あとすごいメタなことを言いますと、2023年の0祭で騒いでいたオタクの多くが1年で消えたので(こら!)正直今の現場でどうなるかわかりません!!!!!
当たり前のことを当たり前に
これも各所で使い古されている話ですが最後に。
ぶつかったら謝る、リフトを上げるときはちゃんと事前に一言声をかける、協力できないと思ったことは断る、こういった基本的なことを心がければ現場でのトラブルは減ります。
0祭でなくても現状の自主イベはぱんぱんになることが多く、私個人としては平成の空気を思い出せていいのですが実際息苦しくてしんどいと思う人がいるのはよく分かります。特に騒ぐ側の人は配慮を忘れずに。
さあ、いよいよ開会式です
私もどんな1ヶ月間になるかワクワクの10月です
今まで見たことのない化学反応が見れることを願っています
全部いるわけではありませんが、現場でお会いしましょう!