丁寧な食生活 #01 はじめての梅干し作り③(最終回)
これまでのおはなしはこちらから。
今回、いよいよ「はじめての梅干し作り」の最終回です。
梅干しの選別
3日間の土用干しが終わり4日目の朝、梅の選別にはいる。
前回の記事で紹介した「NHKテキスト きょうの料理 6月号」の梅の手仕事特集 p31の記載のとおり、皮が掴め、果肉がもっちりしてそうなのは合格。
そうでないものはもう1日目干すことに決めた。
干せばなんとかなるだろ?きっと。
そして合否判定はご覧の通り。
合格:38個 不合格:10個
合格した38個の梅たちは早速瓶詰めしよう。
うまく熟成が進むことを祈りつつ。
そして不合格の梅たちは、再履修として4日目の土用干しへ。
土用干し 4日目
7月29日 8時、不合格の梅10個を干し始める。
在宅勤務のMTG合間を縫ってせっせと表裏を返しながら16時ぐらいまでじっくり干す。
すると次第に梅が柔らかくなってくるではないか!
齢50にして太陽の偉大さを知る。
今まで夏の太陽といえば「うっひょー、気温39度なんてありえない!」とか「紫外線はお肌の敵よね!」とかしか思っていなかった自分を反省。
「太陽の恵み」という言葉はこういうことだったのか。
そうして、再履修梅も無事合格梅の仲間入りをし瓶詰めする。
おわりに
今回梅干しを作ってみて感じたのは、こりゃみんな一回作ると毎年やりたくなるよね、と。うまく表現できないのだが、なんかこう愛情かけて手間暇かけて作業していくその過程そのものが楽しいし、愛おしくなっていくというか。
私はきっと来年も梅干しを作ると思うし、なんなら毎年作っていきそう。
そのうち10年ものの梅干しとか食べていそうな気がする。
いつも髪を切ってもらっている美容師さんにこの話をしたら、にやっと笑い「この調子ならきっと次は味噌作りも始めますね」と一言。
そうか、味噌も手作りできるのか。確かにやりそうだな。
10年以上も髪切っているとわかっちゃうのね、私の行動パターン。
美容師、恐るべし。
ということで、次の「丁寧な食生活」は味噌です。たぶん。
最後までこちらの記事をお読みいただいたみなさま
この駄文にお付き合いいただき本当にありがとうございました。
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