ラプソディインブルー2 誕生と初演(写真は初演のプログラム@エオリアンホールSchwartz, 1979, p79より) 15 Pippaぴっぱ 2021年2月18日 01:27 Chopin's letters番外編 亀井聖矢さん次公演📣企画2🎵ラプソディインブルー誕生と初演亀井くん初CD/DVDが発売されるとしばらく浸りそうです💚そこで少し早いですが今週をRhapsody in blue 予習weekとしました。どうぞお付き合い下さい(Goldberg,1958; Schwartz,1979を参照)🙇♀️①~⑪⬇️— ピッパ(Pippa) (@pipucian) February 17, 2021 ①1924.1.3. 夕方、友人とビリアードに興じるガーシュウィンに、傍で翌日の朝刊早刷りを読んでいた兄が記事を差し出した:「これ、どういうこと?」そこには、ガーシュウィンがジャズ協奏曲を作曲中で2.12の公演で披露、とある。これは明らかな誤報。当時多忙だった彼はこの依頼を正式に断っていた⬇️— ピッパ(Pippa) (@pipucian) February 17, 2021 ②2.12の公演とは、リンカーン生誕記念にNYで予定されているジャズ・クラシック融合の大イベント記事について、バンドリーダーでイベント企画者のホワイトマンに確認の電話を入れると、再度協力を要請されたガーシュウィン。以前から自分を評価してくれていた人の依頼を断り切れず、結局引受けた⬇️— ピッパ(Pippa) (@pipucian) February 17, 2021 ③公演まで5週間、すぐに作曲を始めたガーシュウィン。後に、ボストンに向かう列車の中で、ラプソディのアウトラインが出来たと述べている:「鉄道のリズム、ガタンゴトンという音、次々とイメージが湧き、曲の完璧な構造が聴こえてきた、譜面になって目の前に現れた、最初から終わりまではっきりと⬇️— ピッパ(Pippa) (@pipucian) February 17, 2021 ④「温めていた主題があったので、それを基に全体を構築しようと思った。私に聞こえたのは、音の万華鏡のようなアメリカ… 多様な人が生みだすこの国独自の活気、ブルース、都会の喧騒などだ。ボストンに到着する頃には、筋書が完成していた」自筆譜を見ると作曲に着手したのは1月7日⬇️— ピッパ(Pippa) (@pipucian) February 17, 2021 ⑤仮タイトルはAmerican Rhapsodyで2台ピアノ用に書かれている。ガーシュウィンは当時まだ両親や兄弟と同居していた。古いアップライトで特急仕上げしたスコアが編曲者に渡り、管弦の編成が上がったのが2月4日、初演まであと8日だったピアノソロのパートは白紙、ガーシュインが即興で演奏する⬇️— ピッパ(Pippa) (@pipucian) February 17, 2021 ⑥オープニングの有名なクラリネットのグリッサンドも自筆譜やオケスコアには無かった。これは、リハ中のちょっとした偶然から誕生したものだった。夜にステージがあるバンドマンのリハーサルは全て午前中。朝が苦手なメンバーはお疲れ気味。そこで、クラリネット奏者がリハの景気づけにと⬇️— ピッパ(Pippa) (@pipucian) February 17, 2021 ⑦17連符のオープニングをグリッサンドにし高音を引っ張ってよりジャズ風に演奏した。あくまでお遊びで。ところが、これにガーシュウィンが本気になった:「本番もそれで行こう、高音をできるだけ長く泣いて欲しい」とさて公演当日、プログラムには26演目もあり、ラプソディはトリの一つ前⬇️— ピッパ(Pippa) (@pipucian) February 17, 2021 ⑧実験的なイベントだったこともあって、25曲目のラプソディの頃には観客はうんざり、おまけにホールの空調が壊れ客席は蒸していた。観客が席を立ち始める中、舞台に登場するガーシュウィン。足早にピアノの前に座り、ホワイトマンと視線を交わす。5日間のリハで互いを信頼しきっている2人には⬇️— ピッパ(Pippa) (@pipucian) February 17, 2021 ⑨既に十分な手応えがあった。手応えがあったのはオケも同じいよいよ演奏が始まる…クラリネットのグリッサンド、高音をめいっぱい引っ張って泣く…すると観客は金縛りにあったように動かなくなった。ナニコレ?という驚き、魔法のようにホールが静まり返る…全身でリズムを取るガーシュウィン⬇️— ピッパ(Pippa) (@pipucian) February 17, 2021 ⑩彼の手が鍵盤を舞う… 曲の展開について行こうと集中する観客… ピアノソロが終わるタイミングをうかがうオケ… それに頷いて合図するガーシュウィン… 曲が進むにつれ熱量と一体感が間違いなく高まっていったそして演奏が終わると一瞬の静寂の後、爆発的な拍手と歓声が上がった⬇️— ピッパ(Pippa) (@pipucian) February 17, 2021 ⑪オケは立ち上がってガーシュウィンを称え、メンバー自らも称え合う。何度もカーテンコールに応えるガーシュウィン…ラプソディインブルーは、斬新だったこのイベントの救世主となった🔚🐢亀井くん、かめいガーシュウィンの世界、どうぞ存分に披露して下さい💚全集中でついて行きます💪— ピッパ(Pippa) (@pipucian) February 17, 2021 誰もが知る名曲「ラプソディー・インブルー」誕生秘話‼️アクシデントがきっかけでスタートしたガーシュウィンの曲作りは、ちいさな偶然が重なりもはや奇跡✨ドキドキ💓ワクワク😃💕するこの逸話を知った後で曲を聴くと、一層魅力的に感じます😆3月の亀井聖矢くんの公演でも奇跡が起きるかも✨ https://t.co/DTZ6WEdzqJ— ノバラ(Nobara) (@nobara_green) February 17, 2021 ダウンロード copy #ピアノ #亀井聖矢 #ラプソディ #rhapsody #Gershwin #東京フィルハーモニー #ガーシュウイン 15