Pippaぴっぱ

My absolute number 1 is the center of the gravity.

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マガジン

  • リストの手紙

    (画像「リスト公演風景」Theodor Hosemann 1842 wikimedia commons) ショパンとリスト共著の手紙;ピアノのパガニーニになるという目標は達成した; 親愛なるシューマン殿

  • コンクール💚💚

    ロンティボー国際ピアノコンクール ヴァンクライバーン国際ピアノコンクール マリアカナルスバルセロナ国際音楽コンクール

  • ラフマニノフの手紙、まとめてあります!

    ピアノ協奏曲第2番; ピアノ協奏曲第3番; ピアノソナタ2番; 鐘の記憶; ドライブが好きでねずみが怖い; 愛するReへの手紙 など

  • ショパン ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11

    Concerto E moll Op.11 にまつわる手紙です

  • ヴァンクライバーン国際ピアノコンクール

最近の記事

第19回ショパン国際ピアノコンクール

公式HPリンク🔗カレンダー申請受付:2024年10月1日から12月15日 予備予選:2025年4月23日から5月7日(160名) 本選:2025年10月2日から23日 開会式:10月2日 一次:10月3日から7日(80名) 二次:10月9日から12日(40名) 三次:10月14日から16日(20名) ショパン没後176年式典:10月17日 決勝:10月18日から20日(10名) 一位コンサート:10月21日 二位コンサート:10月22日 三位コンサート:10

    • 祝優勝!亀井くんロンティボーレビュー集

      💚亀井聖矢さん、ロンティボー国際コンクール 優勝というタイトルを獲って帰ってきました! その演奏について、現地フランスから発信されたレビューや記事(亀井くんについて言及している箇所のみ)をまとめました。全て署名記事。上がったら更新を繰り返して行こうと思います。 ・大見出しが媒体名 ・小見出しが記事名あるいは日付 ・大見出しの下に、媒体のリンクを貼りました。 (バナーは公式演奏動画のスクショです) Pianiste Fr. および Classica Fr.・Long-Th

      • ロンティボー国際ピアノコンクール2022

        亀井聖矢さんがロンティボー国際ピアノコンクール2022優勝しました💚 このノートはその軌跡です。最初は、公式サイトの概要から、いつもの通りスタートしています。亀井くんがラウンドを進むたびに、ノートは亀井くん色に染まっていきました。 公式サイト ☆コンクールのスピリットメッセージにそれが表れています(以下、拙訳) 応募者の方へ ロンティボー国際コンクールには、独自の芸術的価値観があります。 最高のピアノ演奏家、最高のテクニシャンを見出すことはもちろん、それ以上に真の芸術家と

        • 亀井くんクライバーンレビュー集

          亀井聖矢さんの、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールでの演奏について、英語で発信されたレビューを訳しました。 元記事は、The Cliburn公式Twitterアカウントがリツイートしたもので、全て署名記事です。 ・大見出しが媒体名 ・小見出しが記事名あるいは日付 ・大見出しの下に、媒体のリンクを貼りました。 随時更新します。(バナーは公式演奏動画のスクショです) Onstage NTX, by Wayne Lee Gay・6/2 Preliminary Recit

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        • ラプソディインブルー by ジョージ・ガーシュウィン
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        記事

          亀井聖矢さんatTheCliburn!

          先日の予備選考会の亀井くんについて、記事が出ました!早速訳しました。亀井くんは寒さと緊張の中で手に汗握っていたと思いますが、ピアノの鍵盤に触れると、すっと集中し音楽を感じて、代名詞とも言える『ラ・カンパネラ』と最も愛する『ノルマの回想』を弾き切り、ホールにいる皆さんに印象を残したのだと思います💚 https://fortworthreport.org/2022/03/10/masaya-kamei-feels-the-melody-in-cliburn-audition/

          亀井聖矢さんatTheCliburn!

          ヴァン・クライバーン:優勝から半世紀のインタビューほか

          先日マリアカナルス国際で3位受賞を果たした亀井聖矢さん。私は彼の音楽が大好きです。とくにラフマニノフは本当に最高です💚その亀井くんが出場する第16回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールが6月2日から始まります。応援の意味を込めて、ヴァンクライバーンさんのインタビューの訳と、伝記からエピソードを二つ簡単に、ご紹介します。 1958年4月、第1回チャイコフスキー国際ピアノコンクールで優勝したヴァン・クライバーン。インタビューは、米国公共放送によるもの(YouTube動画、ク

          ヴァン・クライバーン:優勝から半世紀のインタビューほか

          第16回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール2022

          ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール (The 16th Van Cliburn International Piano Competition)について、主に公式サイトよりまとめました。 基本情報期間:6月2日から18日(3/6~12に本大会出場者を選考する予備審査があります) 会場:米国テキサス州フォートワース(時差は-15時間、3月中旬からはサマータイムになるので-14時間。東京からの距離は10355キロ、緯度は32°45′(東京は35°41′)) ・ペプシコ・

          第16回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール2022

          第67回マリアカナルスバルセロナ国際音楽コンクール2022

          The 67th Maria Canals Barcelona International Music Competition/マリア・カナルス・バルセロナ国際音楽コンクールについて、公式サイトよりまとめ、亀井くん躍進と共に更新していきました(大会概要PDFあり、ヘッダーは亀井くん3位受賞の瞬間です、公式YouTubeより) 会場スペイン バルセロナ(時差は-8時間、3月27日から-7時間、東京からの距離は10432キロ、緯度は41°38′(東京は35°41′) ・Peti

          第67回マリアカナルスバルセロナ国際音楽コンクール2022

          ヴァン・クライバーン インタビュー(後半)

          (ヘッダー写真は、1月24日、愛知芸術劇場で亀井聖矢さんがスタインウェイの上に置いた花束。このまま、アンコールのラフマニノフピアノソナタ2番2楽章を弾いてくれました。) ヴァン・クライバーンのインタビュー後半です。ヴァンさんの発言は太字です。 (なお、前半はこちらです👇) ♬ 作品をとことん愛す。ピアノに仕事をさせるー膨大な作品の中から、演奏する曲を決めなければならない。どうやって演奏する作品を決めるのですか? それは多分に主観と好みの問題です。第一に、演奏家が抱く野

          ヴァン・クライバーン インタビュー(後半)

          ヴァン・クライバーン インタビュー(前半)

          先日の愛知芸術劇場での『亀井聖矢ピアノコンチェルト』公演、本当に素晴らしいラフ3でした💚 私は亀井聖矢さんのファンですが、特に彼のラフマニノフはワールドクラスの一級品だと思っています(ヘッダー写真は、1月24日、愛知芸術劇場で亀井聖矢さんの相棒となったスタインウェイです)。 non-russianピアニストでラフマニノフと言えば、私はヴァン・クライバーンが最初に浮かびます。1958年4月、第一回チャイコフスキー国際ピアノコンクールで優勝したヴァン・クライバーン。ファイナルの演

          ヴァン・クライバーン インタビュー(前半)

          ショパンの手紙11「前奏曲」/ジョルジュ・サンド自伝より「雨音あふれる前奏曲」

          💚亀井聖矢さんがロンティボー国際コンクールに出場します。セミファイナルの課題曲に、ショパン/28の前奏曲の16番を含む、というのがあります。昨年の亀井くんのショパンツアーのために作った拙訳です。 1)親友でマネージャーのジュリアン・フォンタナ宛にショパンがマヨルカ島パルマから送った183年前の12/3付の手紙と 2)ジョルジュ・サンドが自伝の中で『雨音あふれる前奏曲』について記した箇所をご紹介します。 早速、ショパン28歳の手紙からどうぞ(Reference: Opien

          ショパンの手紙11「前奏曲」/ジョルジュ・サンド自伝より「雨音あふれる前奏曲」

          ラフマニノフ8「協奏曲第3番初演:米国ツアー振り返りとマーラーの思い出」

          この写真は、1909年夏(36歳)、イワノフカで協奏曲第3番のスコアを校正するラフマニノフです。同年秋にスタートした米国ツアーで初演されたこのコンチェルトを、亀井聖矢さんがいよいよ初めて演奏します(9/28杉並公会堂)。今回は、応援の意味を込めて、ラフマニノフがこのツアー中に故郷に送った手紙、帰国後に語った米国ツアー振り返り、マーラーとのリハーサルについての回想を、思い切った日本語訳でご紹介します。 当時の米国ツアーと言えば、地方からスタートするのが習わしで、リサイタルは1

          ラフマニノフ8「協奏曲第3番初演:米国ツアー振り返りとマーラーの思い出」

          ラフマニノフ7 「ソナタ2番改訂の頃のエピソード」

          亀井聖矢さんの今の集大成 東京オペラシティソロリサイタルが迫ってきました。今期新たに取り組む『ラフマニノフ作曲ソナタ2番Op.36 (1931年版)』は東京では初披露です。そこで今回は、ソナタ2番改訂の年1931年頃のラフマニノフのエピソードを、ほんの少しだけ拙訳にてご紹介します。(References: Scott, 2007; Bertensson, 1956; and Swan, 1944)↓ まずは、1930年12月11日付 New York Times誌のインタビ

          ラフマニノフ7 「ソナタ2番改訂の頃のエピソード」

          ラフマニノフ6 「愛するRe」

          ラフマニノフには、5年間書簡をやり取りした「Re」という女性がいました。交流が始まったのは1912年、ソナタ2番Op.36が作曲された1913年と時期が重なります。今回は、ラフマニノフが「Re」に送った書簡の1通を紹介します。前回一部だけ紹介した英訳版(Bertensson, 1956. pp.179-180)の全訳です。思い切って平易な日本語にしました。やや長いですが、どうぞ最後までお付き合いください。(「ゴキブリ」の訳だけ、Bertenssonが使った「beetle」では

          ラフマニノフ6 「愛するRe」

          ショパン「英雄ポロネーズ/Polonaise Op.53」

          英雄ポロネーズって、元気をもらえませんか?4月の亀井聖矢さんのハクジュホール1日2公演、アンコールで「英雄ポロネーズ」を弾いてくれたのですが、昼と夜で解釈・表現をガラっと変えて出してくれました。今回は、この英雄ポロネーズについてのご紹介です。 読んだのは、Frederick Chopin, as a man and musician(Niecks, 1888)、約130年前のショパン研究書。著者Niecks(ニークス)によれば、この研究書は、一次データに基づいているとのこと

          ショパン「英雄ポロネーズ/Polonaise Op.53」

          ラフマニノフ4「ロシアの鐘のバイブレーションの中で生きてきた」

          1913年ラフマニノフがローマ滞在中に着手したソナタ2番Op.36。同時期に構想を練った合唱交響曲「鐘」の影響を受け、ロシア正教の大小の鐘が鳴り響いている、とも言われているそうです。 このエドガー・アラン・ポーの詩がベースの合唱交響曲「鐘」について、ラフマニノフ自身が寄せた文章の中に(Bertensson, 1956)、教会の鐘に対する彼の思いが書かれています。一部抜粋をよく見かけますので、こちらで全訳をご紹介したいと思います↓: 「私が知るロシアの町、ノヴゴロド、キエフ

          ラフマニノフ4「ロシアの鐘のバイブレーションの中で生きてきた」