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しなきゃいけない呪縛から逃れる

会社を辞めてから1週間がたった。

ぼんやりとネットサーフィンをして過ごしてみたり、気になっていた本を読んでみたり、なかなか手が届かなかった場所の掃除をしたり、ふわふわとした毎日を過ごしている。

私は、自他共に認める”真面目ちゃん”だ。

3歳から小学校卒業まで公文式を続け、5歳から高校卒業までピアノを習っていた。

中学時代は運動部に所属しながら、週2回塾に通い、テスト前などは毎日22時まで塾で自習するような子だった。

我が家は決して裕福な家庭ではなかったのに、3つ上の兄と私に同じように、お金をかけてもらった。そのことは感謝してもしきれない。おかげでできるようになったことがたくさんあるし、その過程で人生の友達にも出会えた。

けど、「すべきことを一生懸命する」という習慣は身に付いたものの、手を抜くとひどい罪悪感に襲われたり、すべきことがない時間をどうやって過ごせばいいかわからない大人に成長した。

仕事をしているときは「メリハリが付けれない」「言われたことを真に受けすぎる」

休日は「リラックスといえば家で寝ること」

そんな生活をしていたら、合わない上司とのストレスを解消できるはずもなく、瞬く間にうつ病に片足を突っ込んでしまった。

幸いなことに、親身になってくれる友人らに背中を押してもらい、重症化する前に会社を辞めることができた。

辞める前はあんなに不安だったのに(辞めたら迷惑がかかる、再就職できない、生活できない、こわい…)

辞めたら、自分でも驚くほど毎日が幸せだ。

朝目覚めて感じる日差しがきれいだと思うし、風の冷たさに秋を感じることもできる。

大事なことを言う。

自分1人がいなくなったぐらいで上手く機能しない会社なんてないし、もしそんな会社があったら、その会社はクソだ。

そもそも、会社に行かないとお金を稼げないわけじゃないし、自分が幸せに感じる生き方なんて自分で決めれば良い。

今後は何をするのか、何をしたいか、全く決まっていないけど、

これからは、何をするにも自分で決めるんだーーー♪

こうやって、自分も他人もラクに生きていけるのが「世間」になればいいな。

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