笑いの好みって不思議
昨日、きつね日和主催の「漫才狂い〜まんぐる〜」と言うライブに行って来た。
毎月第4金曜日の19:30から下北沢のシアターミネルヴァと言う小さな会場で開催していて今月で11回目。来月がラスト。
出演者は全員若手漫才師。今月はスペシャルゲストとして芸歴22年目の三拍子も出演。
3年前の年末に三拍子のファンになって、昨年の4月に三拍子のYouTube配信できつね日和を知り、いつの間にかファンになっていた。
現状、いわゆる「推し」はこの2組しかおらず、その両者がひとつのライブで見られるのだからファンとしては感無量。
出演者は全員ネタもトークもおもしろいのだけれど、やはりこの2組を見ている時が1番楽しい。
寝る前にライブを思い返してふと思った。
三拍子ときつね日和、どっちも同じくらい好きだけどネタの作りも雰囲気も全然違う。
もちろん芸歴も三拍子は22年、きつね日和はコンビで4年(個人だとおいなりさんは9年、松本さんは4年)なのでその辺も全然違う。
話を聞いてるとネタの作り方も全く異なる。
三拍子は高倉さんが作るしっかりとした台本があって、きつね日和は台本らしい台本もなく2人でおもしろいことを言って形にしていくらしい。
漫才を見ている時の感覚も違う。
三拍子は見ている時はただおもしろくて笑っていて、見終わった後に余韻が残る。「今日も良いもん見た。」という満足感と笑った後の気持ち良さ、「(同じネタも)また見たい。」という中毒性が高い。
きつね日和はひたすらバカバカしくてくだらなくて楽しくておもしろい。何も考えなくて良い。脳みそを空っぽにして楽しめる。
こちらは同じネタを何度でもと言うよりは新しいネタを見たい。本人たちも「同じネタを何度もやると慣れてつまらなくなる。」と言っていた。
何回見ても笑ってしまうものもあるが。
上手く表現できないが、タイプが全然違うのにどっちも好きなことが不思議に思えた。
ライブを見に行くと「おもしろい芸人さん」は大勢いる。だが、そこからファンになる(その人目当てでライブに行く)となると一気に減る。
更に「応援したい」「出演するライブ/配信/テレビ/ラジオをなるべく全部見たい」「単独ライブが待ち遠しい」「見ると元気をもらえる」「様々な影響を受ける」「聖地巡礼する」等々…となるとほんの一握りしか残らない。
それが現在は三拍子ときつね日和の2組。
不思議。
ただ、両者の話を聞いてるとお笑いに対する向き合い方が似てるなって思う時があるのでその辺が影響しているのかもしれない。
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