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辛いものを食べるのって自傷行為と一緒だろ

 「辛いものを食べるのって、自傷行為と同じだろ」
 と、最近まで冗談半分で思ってた。

 この感覚わかる?
 俺はここ一年くらいで急激に辛いものが好きになったんだけど、好き度が上がるたびにこの思いは膨れ上がっていて、つい最近、マジの激辛を食べて確信に変わったんだよ。

——

 そもそも、辛さってのは痛みに近いらしい。だから、旨いもんを食べたい時に、辛い料理を選ぶってのは間違ってる。

 辛みの中に旨味があるって意見もあるけど、冷静になって考えてみてほしい、辛さを乗り越える意味があるだろうか。
 なぜあんな辛い思いをしてから旨さにたどり着こうとするのか?

 登山家は大変な思いをして山頂まで来て、そこから見下ろす景色がたまらなく美しいとか言う。

 辛さの中に旨さがあるって言う人は、たぶんこの心理と同じだと俺は睨んでる。(ちなみに登山も自傷行為と同じだと思っています)

 痛みとか苦痛があるから、その先に見たものを大切な何かだと勘違いしてるだけなのよ。

 そういうのが自傷的だって俺は口を酸っぱくして言ってるわけ。

——

 「ピリ辛は美味しいじゃん?」
 甘い! その考え、甘すぎる! たとえピリ辛だとしても自傷行為であると事実は覆らない。
 たとえ一ミリだろうとも、己の手首に自ら刃を立てる行為は立派な自傷行為なわけだから。

 辛! って言った時点で、痛いって思ってるでしょ。逆に、痛いって思ってないと辛! って言わないでしょ。
 あんたはさ、辛いものを食べた時点で、痛みを求めてるわけ。

——

 例えばリストカットをする。

 ・そうすると、脳が痛みを和らげるために物質を出して、それがクセになるらしい。
  ってこれ、辛いものを食った時と同じ内容じゃん!(俺も食べてて感じます。辛味のエネルギーを)

 ・そうすると、その傷に気がついた誰かが構ってくれる。
  ってこれも、辛いものを食った時と同じじゃん! (俺もそのつもりで食べてます)

 ・そうすると、自分の血を見て自分を認識できるらしい。
 え、これも辛いものを食った時と一緒じゃん! (詳しくは言いませんが、翌日のトイレでってことです。)

 他にもリストカットの理由はいっぱいあるので全部は確認してないけど、たぶん全部辛いものを食った時と一緒。
 ※ちなみに首絞めプレイも一緒。
 ※マラソンも一緒。
 ※登山も一緒。
 ※潜水時間の記録を更新しようとするのも一緒。

 つまり、辛いものを食うのは、自傷行為と一緒ってわけだよ!
 冗談半分じゃなくて、純粋な事実として!

——

 とここまで偏見ばりばりで言わせてもらったけど、書き終わって冷静になってみると、なんでこんなに俺は怒り任せにしているのか……

 あ、ペヤングの獄激辛が辛すぎてムカついたからだ。

 マジでムカつくな。あそこまで辛いものを売るなよ。
 作ったやつは
 「辛いもの好きな人は、好きだと思いますよ」
 とかほざいたりしてねぇよな。
 そんなやつは、辛いモノ好きじゃなくて、ただの自傷行為中毒者だからな。

——

 コンビニのピリ辛チキンくらいがちょうどいい。俺にはあれくらいの辛さがちょうどいいんだよ。
 ん、たとえ一ミリだろうとも、己の手首に自ら刃を立てる行為は立派な自傷行為じゃないのかって?
 うるせぇ、つべこべ言わずに好きなもの食っとけや。
 

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鳥居図書館
鳥居ぴぴき 1994年5月17日生まれ 思いつきで、文章書いてます。