pizzaの今年イチ安心したニュース―知っているひといるのかな―
ちょっと勇気を出して書いてみる。
”イージス・アショア”
って、知っているひとどのくらいいるのかな、、、、、、
我が地元紙では、一面。大きなニュースとしてとりあげられている。
北朝鮮からのミサイルを打ち落とすための”地上配備型迎撃システム”として、秋田県、山口県に配備されることになった。
要は、ミサイルを打たれたらそこに向けたミサイル的なものを撃つ、そのための発射装置ができてしまうということ。
地元に。
それだけでも怖いこと。
我が県で問題だったのは、その配備候補地が、なんとも住宅地に近い自衛隊の演習場。学校、保育園が普通にある。
発する電磁波が与える人間への健康問題。配備されることにより、この場所に直接ミサイルの攻撃がある可能性への懸念。
、、、、、、何をもって、ここが適している、とみなされたのか?
近隣住民が強く反対した。
私も、町内は違うが、配備予定地の市民だ。
「こんなもの、いらないよ、、、、、でも、ここがもし配備されなくなっても、今度は他の場所で同じことが起こる、、、、、、配備自体、やめてくれないだろうか。」
私はずっと、そう思ってきた。
近隣の住民たちは配備反対の署名をするなど、運動をしてなんとか訴え続けていた。
防衛相は、候補地であるこの地元演習場を適地とするべく調査を開始した。
その結果、防衛省は、”ここは適地であり、イージス・アショアは安全に配備される”とする調査報告書を知事と市長に提出した。
ところが、この報告書に事実と違う記載があることを地元紙の記者が気づき、報道した。ここを適地とするために住民への安全性を調査した国の報告書だが、測量のデータの数値があまりにずさんだったのだ。住民の怒りは加速した。
さらに、防衛相による近隣住民に対しての説明会のときには、居眠りする職員が、、、、、、「こっちは命がかかっているんだ」と、住民が激怒した。
その年、行われた参院選。我が選挙区では、イージス・アショアの配備に反対する無所属新人の寺田静さん(野党統一候補)が、自民現職を破って当選した。私も、この選挙は大きいからと強い意志をもって投票に行ったことを覚えている。
、、、、、、ここで、どうやら国はやばいと思ったようで。
「全ての候補地をゼロベースで考えていきたい」
と、どこまでもこの地元の演習場を適地だと訴えてきた姿勢を考え直し始めた。
この、ゼロベースと言うのもなんだかスッキリはしなかったが、他に候補地がたくさんできるんだよな、、、、、、という私の思いは消えなかった。
この基地は、どこに配備されたって、誰もしあわせになれない。
配備自体がなくなることは、あるのかな、、、、、、
国が決めていることであり、噂ではアメリカが絡んでいるとも、、、、、、
何かしらの形で推し進められてしまうのかな。
、、、、、、と、私は思っていた。
もやもやしていた。
今年に入って、知事と市長が、防衛大臣の河野氏と会談し、「住宅地に近いこの地への配備は無理がある」という申し入れ書を渡した。
そして。
今月15日、ついに、
「配備計画の停止」
24日には
「配備計画の断念」
が国家安全保障理事会で決定された。
イージス・アショアの導入の閣議決定が2017年12月。
秋田、山口を適地と検討し始めたのはその前月。
不安を抱え続けた約2年半が、ついに幕をおろ、、、、、、
すことになったらよいのだが、、、、、、
胸をなでおろしていていいのかな、と、どこか不安もある。
沖縄の問題で、強く埋め立てを反対していた知事が亡くなった途端、国が工事を再開した、という印象が、私の中で強い。
、、、、、、この、辺野古の問題についてちゃんと、調べてから書くためネット検索していたが、
「イージスよりも辺野古移設の停止を」
「イージスより費用が掛かるのに何故辺野古は、、、」
という、記事が多くて、心がやられてしまったので、いったん離れよう、、、、、、
地元の危機と、ずっと闘っているひとたちもいる。
イージス・アショア配備予定だった市民であったことで、選挙に意欲をもって参加できたし、どの地域も抱えている問題はある、きっと、その地の住民にしか分からないことがたくさんある、と考えるきっかけになった。
イージスに関しては、秋田も、山口も、住民の力で勝ち取った結果だと思う。”国が決めたことだ”とあきらめてはいけないのだな、できることがあるのだな、まだまだ、世の中捨てたものではないなと思った。
戦争をしない国。
の、ままであってほしいな。
そのために、動く力が、自分にもあるはず。
自分の力を信じて、みんなで平和をまもっていけますように。
未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。