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散りゆく中で想う


桜の木は想う



ほんのり色づいて
舞い散るのは私の花びら

それは

私の

大切な一部


でも


その花が咲いているとき
その花を咲かすことだけが

私の存在価値なのかしら


その花が散ってしまったら

私のことは
誰しもが忘れてしまうのかしら


散った花が作った花筏

それは

もう

私の身体から離れていった
私の一部


それがきれいなのは誇らしい



私は

花が散ってしまったら

緑に色づく葉をつける

秋には葉を色を変え
その葉が散って
冬は寒さに耐えて

そして
まだ

新しいつぼみをつけるの




桜という名は

花の名前だけれど

木である”私”の名前




わがままかもしれないけれど




この花びらが散った後の私のことも




愛してくれませんか?





#ポエム

になるのかはわからないけど

散りゆく桜がきれいで
花見にきたひともみんな川面の花筏を撮ってて
残された桜の木を考えたら

なんだか
人間の縮図みたいなのを感じて


桜は桜で
そこに立って
毎年同じことをしているだけだろうけれど
ひとが群がろうととうでなかろうと
懸命に生きている



ありのままを認めてあげられる
どんなときも”あなたはあなただよ”って言える

そんな人間になれますように


未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。