L'Arc-en-Cielの存在と音楽がくれる多幸感(を書こうとしたら語彙力が足りなかった)
小学5年生の冬にL’Arc-en-Cielというバンドを知って、そこから約25年。
ずっとだいすきな私だが、彼らは4人で活動する時期は少なく、メンバーが集まることがレアだということを、本人たちが自虐ネタにするほどだ。
過去の記事に書いたように、
私は昨今のL’Arc-en-Cielについて不安を感じていた。
Amazonプライムビデオで公開された、L’Arc-en-Cielの30thL'Anniversary LIVEのドキュメンタリー映像を観て、ちょっとつらくなった気持ちを書いた記事。
この記事から一部を抜粋すると、
という感じだ。
もともとプライベートから仲良し!という4人ではないし、そんな歳でもない。それをわかっていてもなお、さすがに、これはつらいなと思うようなLIVE前の会話のない風景。
リーダーtetsuyaさんの”現状を何とかしたい”という思い。
このままだと、このまま、、、、、、ということもありうるような気がした。
この記事を書いたときはちょうど、King&Princeというアイドルにハマったところだったし、L’Arc-en-Cielの活動もしばらくないだろうと思い、個々の活動も含め静観していた。
ときどき情報を得ると、
tetsuyaさんは『Like-an-Angel』というL'Arc-en-Cielのコピーバンドのような活動をし始め、その活動のこと、YOSHIKIさんたちと組んだ『THE LAST ROCK STARS』というバンドの活動をするhydeさんのこと、それぞれをよく思わないファンも出始めたようで、不穏なSNSの世界を見かけることがあった。
アイドル界隈でファン同士が揉めるのをさんざん見ていた時期だったが、どの界隈もこうなってしまったのか、かつての平和なドエル(L'Arcのファン)さんはもういなくなってしまったのか、もう、L'Arc-en-Cielはどうなるのか、、、、、、、
もう、4人のことを考えたら、いたたまれないので、やっぱり静観した、というか、少し離れた。
現在応援しているKing&Princeも、なかなかの厳しい状況に立たされていたが、なんとか2人体制でのライブツアーをもうすぐ終えそうで、一安心していた。
そんなとき、、、、、、、、、、
私の目に飛び込んできた。
ららららら、
L’Arc-en-Cielが、LIVE?????????????
これは、
ある意味、いろいろなことを諦めていた私にとって、
とんでもない衝撃で。
そして、
さらに
Mステに
らるくううううううううううううううううううううううう!!!!!!!!!!!!
これはもう。
”年末のMステSPがあるとL’Arc-en-Cielが集まる”
という現象が何年か続いたことがあって、でもさすがにここ数年はないしな、とこれも諦めていたら、思った以上に早く、しかも地上波で4人が動いて、演奏しているのをみられることに。
信じられないことばかり起きて。
当日、観られるのだろうか。
鬱病人間の私に、どの程度の興奮がやってきて、心が動いてしまうだろうか。
しかも、披露する曲が2曲あり、
私の世界一だいすきな、『snow drop』という曲が記載されていた。
これは、私の宝物で。
イントロだけでもうわくわくして、飛び跳ねたくなる。
8小節目(多分)の終わりからkenちゃんが弾く、
”♩ラ↓ーラ↑ーーー、#ファソラーーーー、、、、、、”
のギターのメロディーが入ると、happyなエネルギーがあふれ出る感覚を加速させる。
前奏を聴くだけで、この世界のしあわせを、無条件に全部くれる。
広い鮮やかな緑色の大草原を、わーーーーーーーっと全力で駆け出したい感覚にかられる。
そう思うくらい、だいすきでたまらない。
小学生の時にそう感じたからこそ、今でもその当時の新鮮な感覚のまま、いつ、何度聴いても同じように心が動くのだろう。
MVはストーリー性があって、始まりは映像が暗い色味だが、私には小学生の頃の初めて聴いた感覚が残っているので、最初からずーーーっと鮮やかな緑。
MVでは、曲の後半、ドラムのyukihiroさんが「パ―――ン」というきっかけの音を鳴らすタイミングで、映像に鮮やかさが加わる。動物たちもやってきて、まさに”しあわせ”とか”平和”というような世界観になる。
そんなだいすきなしあわせの曲と、もう一曲が『READY STEADY GO』。
90年代~2000年代の初めまで駆け抜けてきて、L’Arc-en-Cielは活動休止。
その休止明け一発目、疾走感あふれる
”さあ、はじまるぞ!”
という感じの曲だ。
さあ、問題は、L’Arc-en-Cielが私にとって雲の上の存在でありすぎること。
Mステで動くL’Arc-en-Cielを目にするにあたって、緊張、衝撃、興奮などの大きな心の動きに耐えられるかどうかだ。
やはり、前置きが長くなってしまう。
いつものことだが、いつも以上い興奮しているのでご愛嬌ということで、、、、、、
いよいよ、22日がやってきて。
「(平野)紫耀ちゃんのいないTVなんて、、、」といじけがちな母が、このMステスーパーライブを流すとつらいのではないかと思ったが、
母が観ようと言ってくれたので、
19時台のKinki Kids×King&Princeのコラボ『King Kids』などは、リアルタイムで観られた。
(前記事で書いたような事情があり、King&Princeの髙橋海人が元気かどうか気にかかっていたので姿を観られて安心した。)
ただ、この日は私のメンタルも不安定で、とにかく夜頭痛がひどかった。
録画を後で観ることにして泣く泣く、
お目当てのKing&Prince、
そして22時台に登場するどきどきのL’Arc-en-Cielも諦めて、私は就寝した。
次の日。
家族が出かけてくれたので、
昨日録画したMステスーパーライブを観ることができた。
まず、King&Princeのふたり。
パフォーマンス前のトークも、19時台と同じくKinki Kidsと一緒で、海人がドラえもんのモノマネをするなど笑わせてくれた。
『愛し生きること』を歌うふたりの感情の込めかたも良かった、2回観た。
そして。
22時台、
いよいよL’Arc-en-Cielの登場。
私のフィルターがかかっているせいもあるが、もう、オーラが違う。
4人がまとう、4者4様の個性的な衣装。
私のだいすきな短髪にしているyukihiroさん。
大きなあたたかそうなハットをかぶってきたkenちゃん。
いつものカラフルな衣装で決めたtetsuyaさん。
ほんわかホワイトエンジェルのやわらかい雰囲気なhydeさん。
関ジャニ∞と一緒に登場したのだが、
トークで、関ジャニの大倉くんが「L’Arc-en-Cielの曲でギターを練習した」というエピソードを披露すると、
「今日(一緒に)弾いていってよーーー」
と、やわらかな笑顔で応えるhydeさん。
いつも一言も話さないyukihiroさんが、
それではスタンバイお願いします、の声に
「(お願いしまーす)」
というように、マイクを口元へ持っていき話している。
あ!yukihiroさんが喋った!!!!!
(ドエルさんにはわかる、彼が口を開くことの貴重さ)
もう、全ての光景が、
尊くて仕方がない。
いよいよだいすきな
『snow drop』。
前奏。
、、、、、、もう、ダメだ。
世界一だいすきなイントロ。
世界一しあわせなイントロ。
神聖すぎて。
演奏しているメンバーの様子と共に見ると、
あのときの、
このときの、
あのsnow dropが。
私の青春が。
じわじわと、私の目が潤ってくる。
kenさんが間奏で披露する、口に管を加えて”わおわお”しながら音を変えてギターを弾く場面も、この曲ならでは。
小学生のころの「なんだこれ!」という記憶のまま。
※そのエフェクトの名はこれらしい。↓
そのkenちゃんの姿を見ても、
”ああ、スノドロだあああ、、、、、、”
となるのだ。
音楽を聴くと、演奏する姿を見ると、いつでもあの頃へ戻る。
ここに、小学生の頃からみていたひとたちが、存在している。
あの曲を、演奏している。
奏でてくれる。
決して当たり前ではないと感じる昨今。
ROCKアーティストをはじめ、有名人の訃報が続いている。
X JAPANで育った私は、HEATHさんの死をまだ受け入れていない。
いまだに嘘みたいな感覚だ。
L’Arc-en-Cielが、4人全員生きていてくれて、
健康で、このステージに立ってくれている。
演奏してくれている。
それが、どれほど尊いことか。
そうしているうちに、
『READY STEADY GO』の軽快な前奏が始まる。
ここから始まる、という曲。
それを、今披露する意味を考えた。
はあ、、、、、、
L’Arc-en-Cielは、立ち止まらないんだ、、、、、、
と。
言葉にすると”そのままやん”となるけれど、あのドキュメンタリーを観てからの私の気持ちは、ずっと不安だった。
もうこの状態では、メンバーの誰かが大きく動かす覚悟をしないと、
正直、
もう終わってしまうのではないかと思っていた。
たかが歌詞、されど歌詞。
私は、だいぶ心強く感じた。
そして、そう思っていたら
「Ah~~
」
、、、、、、なんて、
画面いっぱいにかわいらしいお顔を映し、hydeさんが歌う。
”私を信じて”。
どきっとして、涙があふれてきた。
L’Arc-en-Cielのことを信じられなくなっていて、本当にごめんね。
「わかったぁ、、、、、、」
と、ひとりで私は画面のL’Arc-en-Cielに答えていた。
演奏を終え、yukihiroさんはドラムの椅子から立っていつもの深いお辞儀(久しぶりに見られた!)をし、それぞれに別れを告げステージを後にした4人。
もう一度再生しようと思ったが、心が大きく動くので、まだ一度しか拝めていない。
神聖で、汚してはならない場所。存在。
私にとって、ずっと雲の上にいてほしい存在。
直接会いたい、なんておこがましい。
そんな距離感ではいけない。
ファンとそんな距離感ではいてほしくない。
(実際、結成時からファンとの距離感が近くならないようにしてきたバンドのようだ)
それほどにまで、尊い存在。
生きていてくれるだけでいい。
集まってくれるだけで、こんなに嬉しい。
そして、
あのステージ以外ではひとことも会話を交わさないような関係性から、少しずつ歩み寄り出した、いい方向に動き出したという話も、ソロを追っているファンからの情報で聞いた。
L’Arc-en-Cielは大きな船。
動かすのは大変。もう4人だけのものではない。
そういう趣旨のことを、hydeさんが話していたことがあった。
(間違っていたら教えてください)
個々に活動できるし、”社長が4人いるバンド”という例えもある。
ただ、
今回、LIVEツアー、そしてMステへの出演。
これが決まったということは、
メンバーがL’Arc-en-Cielを諦めようとしなかった、
続けよう、動こう、と思ってくれた。
そういうことだなと。
最近、
アイドル界隈を知って覚えた言葉のひとつに
”多幸感”というものがある。
私は、
今回のL’Arc-en-Cielの演奏を聴いて、みているときも、
その
”多幸感”
を感じていた。
もうすぐ〇7歳になる私が、25年前に感じたままのしあわせな音楽。
今も、そのしあわせをくれる4人。
進んでいくよ、信じてねって伝えてくれる4人。
演奏しながらぴょんぴょん跳ねたり、寝転がったりしてステージをhappyにしてくれる4人。
変わらない、各々の個性的な姿を見せてくれる4人。
これ以上、何を望むことがあろうか。
あのとき、SNSでメンバーに対していろいろ言っていたひとたちも、今、LIVEのチケット争奪戦に参加したりしてしあわせな気持ちになっているといいなぁ。
私は、まだまだLIVE参戦までは追いつかないけれど、これからのL’Arc-en-Cielを信じていいんだと思えただけで、これからまた生きていこうと思えた。
そんな存在がいることが、しあわせなのだ。
25年前の私を、ほめてあげたい。
ちなみに、すきな理由?
そんなのはない。
あのころの直感でしかない。
すきに理由なんていらない。
なんて、大マウントをとってみる。
Mステのあと、
クリスマスに、
hydeさんがこんな動画をあげてくれた。
私のだいすきなコンビ。
最後の笑顔。
このレアなyukihiroさんの笑顔が、いつかの東京ドームを揺らした。
私自身は、2012年からL’Arc-en-CielのLIVE会場に行けていない。
この年の末に鬱病になってしまった。
LIVEビューイングという、映画館で生配信するという神様のようなシステムができてから、体調がよく、貯金があるときにはそれを使って参加した。
ただ、すきすぎることや、音響が耳にきたりなど、最後までいられなかったこともあった。
なかなか、LIVEに参加するということができるまでの道のりは遠そうだ。
L’Arc-en-Cielの4人にも、健康で生きていてほしい。
だって、また、LIVE会場で、あのしあわせな音に包まれたいから。
私も、元気な状態に近づけるよう、大切に生きよう。
ありがとう、L’Arc-en-Ciel。
他のいろいろなアーティストをすきになるけれど、
ずっと、根底にL’Arc-en-Cielがいる。
すきなひとは増えていっても、減ることはない。
当たり前なんて何もないから。
一度きりの人生、やりたい音楽を追求しながらも、
L’Arc-en-Cielというバンドに時間をつかってくれてありがとう。
感謝。
自分の「すき」と、目標・希望に自信を持てるひとになれますように。
だいすきなひとが、これからも健康で生きていられますように。
未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。