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レールを外れてみた

 「敷かれたレール」という言葉をよく耳にする。世間一般で言えば、小~中~高~大(院)~就職の、ライフサイクルのことだ。とにかく、私もそのレールを歩んできた一人である。しかし、今回のタイトルは「レールを外れてみた」のである。レールを外れた?就職できなかった?仕事辞めた?とにかく、レールを外れたことについて、お話ししていこう。

 「レールを外れた」とはどういう事なのか?これまで順調にキャリアを積んできた者が、何らかの挫折に遭い、そのキャリアを失うこと?目標や夢があって、それに向かって頑張ってきた者が、何かをきっかけとして、その道を外れてしまうこと?「レールを外れる」ことの定義は人それぞれだ。
 とにかく、電車は目的地に向かって、レールの上を一直線に走る。とにかく一直線。踏み外すことなど滅多にない。踏み外してしまったら、脱線事故という大惨事が起きる。小学生の頃、脱線事故が起きたというニュースを聞いたことがあった。多くの命が奪われ、とてもショッキングな出来事だったのを覚えている。
 そう考えると、「レールを外れる」というのは、人生の中で、かなり大変な出来事だと言える。「敷かれたレール」を一生懸命通ってきた私にとって、今レールを外れたことは、事故とも言えるぐらい、悲惨な状況に陥っているのである。

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