彼らの悲しみの一つ。
夕方近く、テイクアウトのおかずを買いに、家から離れた住宅街にあるレストランへ。少しでも散歩ができればと思い、遠めのところに車を停めて、歩く。途中、コーヒースタンドに寄って、カフェラテを買う。最近、コーヒーを飲むと、まれに胃がもたれたように感じることがあるのだが、カフェオレならその心配はない。空は透き通った水色。光はやわらかく降り注ぐ。こじゃれた家の門からこぼれる白と黄色のモッコウバラが愛らしい。“What a wonderful world!” という感じだ。この世界には、ま