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2024年の木星天王星の会合から、13年間の日本を予想する「国内に技術・産業は回帰するのか」

 2024年4月22日木星天王星の会合がありました。

 今回はプラネタリーサイクルから前回、2010年に起きた木星天王星の会合とその間に起きた日本の技術革新やそこからの産業や経済を振り返り、2024年からの新たなサイクルを見ていきたいと思います。

1.そもそも木星天王星の会合とは何か?

 2024年4月22日に地球から見て木星と天王星が0度ぴったりに合になる会合がありました。これは14年振りの天体現象となります。

 この記事を書くにあたり、西洋占星術ではアンドレ・バルボー著の「プラネタリー・サイクル」(太玄社)が元になっています。

 日本語訳にされた本ですので、興味を持った方はご覧ください。

 この書籍では革命なども取り上げられていますが、日本ではそもそも革命という状況が起きにくいのでは?との考えをもとに、木星は社会的な発展、天王星は科学技術の意味から技術革新やそこから発生する産業について取り上げてみます。

 この記事の内容としては木星天王星の会合をもとに過去の振返りと今回の会合のホロスコープリーディングをします。

 ちなみに4月22日前後にXで量子コンピュータの開発でブレイクスルーがあったということが議論になっており、これが今後の量子コンピュータの発達に寄与するものであれば、まさに木星天王星の会合によるものと考えられそうですね。

2.2010年6月8日の木星天王星の会合

1.2010年から2024年はどんな技術革新が起きたか。

 主なものとして考えられるのが、

  • 電気自動車の普及

  • 再生可能エネルギーの発展

  • 宇宙開発の民間参入

  • バイオテクノロジーの進化

  • AI(人工知能)の飛躍的な進化

 このように、AIをはじめとするデジタル技術の発達が著しい一方、環境・エネルギー、モビリティ、バイオなど多岐にわたる分野で技術革新があった時代と考えられます。

 業界にいる人はもっと様々に多岐に渡ることをご存知かもしれませんが、個人的に印象が強いのは社会的にEV自動車へのシフトを進めようとしていたこと、スマートフォンの普及です。

 次にこの内容を念頭に木星天王星の会合図をリーディングします。

2.2010年の木星天王星の会合リーディング

2010年6月8日の木星天王星会合図

 前回の2010年の木星天王星の会合図になります。

 この時は2011年の1月までに会合が三回ありました。初回は牡羊座での会合、二回目、三回目は魚座でした。

 私自身は木星と天王星の会合は、一旦、凶でみますが、それにしても、東京都で作ったこの図はなかなかに厳しい図。

 牡羊座の木星と天王星の合は3室にあることからスマートフォンのモバイルであることが考えられます。

 この木星天王星がAsc冥王星とスクエア、9室土星とオポジションという凶角になっており、日本にとって有利とは考えれませんでした。

 事実、スマートフォンに関してはiPhoneなどの海外製品が日本国内では大きなシェアを占めている現状があると考えられます。

 また、2室海王星、5室水星が8室火星のTスクエアになっており、自国製品の不振、経済状況の悪さを感じさせます。

 IC牡羊座月と7室の蟹座金星であり、月は海王星とセクスタイルですが、支配星の火星は8室、国際経済の部屋へ。

 サイン違いのトラインですが、火星は月を支配しており、工業は海外へ行ってしまったのだろうか、と思ってしまいます。

 続く二回目、三回目の図は長くなるので割愛しますが、木星天王星は魚座にあり、環境に配慮した技術と考えられるでしょうか?

 やはり二つの図も2室、経済の部屋の状況が悪く、一枚は3室5室の状況の悪さ、もう一枚は7室強めであるものの4室に天体の偏りがあり、電気自動車などによる日本の自動車産業の難しい状況やメガソーラーなどの電力事業などが見て取れるかもしれません。

 これらの図を見ていると、日本の製造業は家電製品は海外にシェアを削られたものの、自動車産業のトヨタ自動車などはよく踏ん張ったと考えられます。

(個人的な邪推ですが、Ascの冥王星は当時の民主党と思ってしまいます)

3.同じサインである牡牛座の前回の会合は?

 今回の木星天王星は牡牛座での会合です。

 牡牛座での会合はどういった状況が考えられるでしょうか?

 前回、牡牛座で木星の天王星の会合があったのは1941年から次の会合の1954年までです。

 この時期は第二次世界大戦の軍事技術が民生分野に転用されたり、戦後復興を支える基盤技術が発達した時代と言えます。

 特に、電子計算機、トランジスタ、テレビなどの登場は現代社会の礎となる革新的な出来事でした。

 1941年から1954年にかけて生まれた新産業は、その後の日本の高度経済成長期に大きく結びついたと考えられます。

 こういったことから、牡牛座での木星天王星の会合は経済にも影響を及ぼすような技術革新があるかもしれません。

4.2024年の木星天王星の会合から13年の予想

1.2024年の日本を取り巻く国際状況

 昨年から日本では半導体の工場が熊本県に建設、稼働されています。

 2023年からAIの発展が話題になっていますが、このAIが米中の覇権争いになっています。AIを稼働するには専用の半導体が必要。また、電力も必要。

 半導体ですが、中国への地政学的リスクのある台湾よりは、アメリカと同盟関係にある日本に工場がある方が良いとの考えがあるようです。

 そのことからも、日本で半導体の工場の建設が続いているようです。

北海道の鈴木直道知事、次世代半導体製造ラピダスの工場建設現場を視察 (msn.com)

日本とEUが経済安保強化へ共同構想…中国を念頭、半導体など調達を特定国に依存しない方針 (msn.com)

 またEV車でもEUは中国車の台頭を警戒する動きにあります。

中国製EVとの戦い方模索するEU | 中国EV・車載電池企業の海外戦略 - 特集 - 地域・分析レポート - 海外ビジネス情報 - ジェトロ (jetro.go.jp)

 EV車ですが、日本で普及が進むのかどうか、といったところが焦点になると思います。

 その上で、2024年の木星天王星の会合図をリーディングします。

2.2024年木星天王星の会合図リーディング

2024年4月21日木星天王星の会合図

 今回は牡牛座で起きていることから、以前の会合に倣えば経済に発展性がある技術の革新があると考えられそうです。

 気になるのは経済状況だと考えられます。

 経済については政府主導になって進めていくことが考えられますが、この図から雇用の状況、働き方改革などの人手不足はやはり懸念材料として考えられそうです。

 ただ、一方で木星天王星は10室にあり、8室の火星土星とセクスタイルになっています。

 海外からの投資や政府の補助金があるとみて良いでしょうか。

 また9室に天体が惑星が集中していることからも工業技術の研究が活発になりそうですね。

 3室月と海王星のオポジションが気になるところではありますが、Dsc上の冥王星がアウトオブサインながら調整が入っています。

 9室の水星逆行からEVからHV車へ戻る、という私個人の希望的予想をしてみます。

 この図からも地方での工場建設は読めそうです。

 また、海外ではまだ環境ビジネスが続けられるかもしれませんね。

 ともかくも2室に何も天体が入っていないことにほっとしています。

 日本では前回のサイクルのようなことはなさそうですが、国際経済の方に不安な状況とみて良いでしょうか。

 見ていると、次の会合までの海外状況が気になってくる図ではあります。

5.まとめ

 以上、木星天王星会合のリーディングをしてみました。

 日本国内では、政府主導の状況から、技術革新については研究や補助金などが出されることになると考えられます。

 そういったことから、日本産業や経済などが発展するサイクルになると良いですね。

 個人としてはAIについては水瓶座冥王星の象徴と考えられそうなので、取り組んでおくと良さそうに考えます。

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